艦橋ってなぜ「橋」なのか
Leica M9-P + Summilux 50mm f1.4 ASPH.
コロナ自粛で抑圧された人々が非常事態宣言が解除された途端街中に繰り出しているようだが、そこまで皆街中好きやったん?僕なんかすでに解除後も家から出る事はほとんどなく家中ライフを満喫している。
今回を機にいかにいままで不要不急なことばかりにお金と時間を使ってきたか本当に実感する次第である。そんな中家にいるもんなのでいろいろと本をダウンロードして読んでいたのであるがその中で秀逸な本(漫画ではあるが)があったのでご紹介しよう。
黒井緑著 「軍艦無駄話」
タイトルにもあるように無駄話というウンチクなわけだが、この細かさたるや凄まじいものである。軍艦解説ものは多々あれどそれと差別化すべくさらにマニアックなお話で全編構成されている。その中でも割と一般的なものを一部紹介しよう。
船には「艦橋」というものがあるが普段当たり前に聞いていると思う。英語でいうと「bridge」である。これも何の違和感なく映画とかドラマでも聞くよね。でも考えて欲しい。あの船の中枢部たる部分はどうみても「橋」というより「塔」だろう。何故「橋」なんだ?
戦艦扶桑の堂々たるかつ禍々しい艦橋の姿
そのいきさつがこちら
ほんの一時時代に存在した時代のあだ花である外輪船がなければ「橋」という概念は出てこなかったのである。この手のウンチクはこの本の中にがんがん載っている。普段あまり出てこない変態ロシア艦も登場するので興味のある方は是非読んで欲しい!(そんな奴いるのか?)
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