2013/05/10

山本山

20130510
Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)

ビリヤードにはいろいろと隠語というものがあります。

中にはここに書けないくらいの下品なものもあるのですが、今回はその中では比較的上品なやつをひとつご紹介

ポケットでもスリーでも起こる現象ですがやはり玉数の少ないキャロム系でよく出くわすパターン。

手玉を白とすると三つの玉が左右対称になってますよね。この場合手玉を他の玉に当ててスリークッションさせて残りの玉にあてに行く場合、赤からでも黄色からでも、そして右からでも左からでもOK。まさに

上から読んでも下から読んでも山本山状態

3c

こうなると撞き手はまず自ら「おー山本山やな」と言うのがお約束だったりします。

ところが、これが試合中となるとそういうことを言える雰囲気ではありません。でもそういう状況だからこそ実は観客なるものが存在していて一斉に

観客A (山本山やな・・・・)
観客B (山本山・・・・)
観客C (山本山じゃん・・・・)
観客D (山本山かあ・・・・)
観客E (お、山本山・・・・)
観客F (山本山や・・・・)

と心の中でつぶやくのです。

ああ、みんな心の中で山本山をつぶやいているんだろうな・・・・。

そう考えると僕は何か感動すら覚えるのです。そうするとやはり欲が出てしまいます。ここは是非スリークッションをオリンピックの競技にして全世界で放映してもらいたい!

そして僕は夢見るのです。オリンピックでこういうシチュエーションがくる時を。その時全世界がTVの前でつぶやくのです!

OH!YAMAMOTOYAMA!

そんな日が来ることを楽しみに待ちながら僕は毎日を生きています。

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2013/05/09

今度は洋書の個人輸入

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Leica M9-P + Summilux 50mm f1.4 ASPH.

デンマークからキューを輸入して以来個人輸入にハマっています。

そもそも今まではそこまでして海外で欲しいものはなかったのですが、ビリヤード(特にスリークッション系)は日本でのマーケットはほとんどありません。んなもんで必然的に海外に頼らなければならないのです。

さて、道具はこれ以上増やしてもアレなので次なるターゲットは「書籍」です。スリークッションには様々なシステムが存在するのですが、大きく分けて次の4種

1)世界的に認識が一致している有名なシステム
2)有名なシステムがベースだけど説明の仕方や基準が別な軸から
  構成されているシステム
3)あまり知られていないマイナーシステム
4)個別に応用開発した個人的システム

Sys

結局システムというのはあくまで目安であって絶対的なものではありません。最終的には4番目の応用も含む個人的システムを構築しなければなりません。それにはやはりいろんなシステムを見、試してみて、また別な角度からその仕組みを分析する必要もあるのです。

ところが日本ではせいぜい有名なシステムがちらっと載っている書籍のみ(それも数冊)。と、いうことでヨーロッパから海外のスリークッションのシステム書籍を輸入することになったのです。
※今回はオランダより輸入

Ceu_1

今回は3冊ほど輸入したのですが、送料がえらい高い。何度計算してもそうなってしまうので仕方なく注文。届いてその理由がわかりました。

Ceu

なんと百科事典みたくでかい!厚い!重い!

気軽に寝転がって読めるしろものじゃありません。こんだけでかくて重けりゃ送料が高いのもしかたないか。さて、書籍も揃ったことだし次は・・・・

あ、さすがに皆さんが期待していそうなビリヤード台とかは買いませんよ

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2013/03/07

デンマークからのブツ

20130307
Leica M9-P + Summilux 50mm f1.4 ASPH.

デンマークのサイトで購入したキューが発送されたとメールが・・・・。

輸送経過が発送番号でわかるので追いかけてみたのだけど、メールは英語でも配送案内はデンマーク語。ところがGoogleがデンマーク語まで翻訳サイトをやってたりするんですよね。

Vær opmærksom på, at den angivne vægt er forsendelsens vejede vægt og
vil derfor kunne afvige fra den fakturerede vægt.
Forsendelser, som kræver betaling, kan først afhentes på et posthus 2
dage efter afsendelsen. Husk at medbringe blanketten Post til
Afhentning.

Registreringer
Dato    Kl.     Registrering
4. marts 2013   19:24   Modtaget til videresendelse til JAPAN
5. marts 2013   08:58   Afsendt til JAPAN
7. marts 2013   03:37   Ankommet til JAPAN

※見慣れない文字もありますね。訳は超直訳ですがなんとなく分かれば十分。

おお、本日日本に着いたようです。

ちなみに買ったのはコレ↓
1981
longoni Jeremy Bury モデル

しかしいったい何本キュー買えば気が済むんだ?w

 

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2013/02/23

デンマーク便り

20130223
Leica M7 + Summilux 50mm f1.4 ASPH.

先日デンマークのサイトで注文したのがコレ↓↓

Lon

ロンゴーニというイタリア製のビリヤードキューのシャフトなんですが日本、アメリカ、フランスのサイトよりここが一番安く売っていたのでここに。
※ちなみにアメリカのサイトが一番高かった

ところが注文した翌日このサイトからメールがきました。

Dear Shig
注文おおきに!品物はすぐ送れますねんけど実はちょこっと伝えておきたいことがありましてん。
このシャフトはネジんとこが木製ということもあって個体差のためにもしかすると貴方のキューにドンズバ合うかどうかはちょっとわかんのですわ。でも大した差じゃおまへんからちょっとペーパーで調整すると大丈夫ですけどな・・・・・
キャンセルもオッケーっすよ。どうしまひょか?返事待ってまっせ。

Riccardoperalta
担当者(これはイメージ画像です)

極東の地からの注文なんてサクッと送ってしまえばいいものを、このような丁寧なメールが・・・・・

結果的にはこのシャフトはキャンセルしましたが、そのかわりシャフトだけでなくあらためてキューとセットで注文してしまいましたとさw
※信用できるサイトみたいだしキューもかなり安かったので

結局こういう対応が商売の基本なんですよね。

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2012/11/05

客観的視点

201211052
SIGMA DP1 Merrill

自分の技量の上達してゆく過程というものはなかなか客観的に見る事が難しいもの。

まず数値化できるスポーツは限られます。ゴルフも数値化できますが頻度に限界が・・・。対戦相手に左右されずデータが取りやすい競技といえば射撃やアーチェリー辺りでしょうか。

スリークッションという競技もその点普段のプレイも数値化されるのでかなり客観的に状態を把握できます。下の表は去年初めてからのすべてのゲームのスコア表。

Log

一番凸凹しているのが直近25ゲームの平均点数。その他に50ゲーム平均、100ゲーム平均、150ゲーム平均と段々滑らかな線になっています。

見事に株価のチャートの様に不調好調を繰り返しながら底上げされているのが客観的に見て取れます。

調子の悪い時が続くと凹むこともありますが、長い目で見れば必ず上達している・・・・こういうデータにまた勇気付けられることも大なのです。

※上昇率はゆるやかですけどね

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2012/10/27

マイナーがゆえの贅沢

20121027
SIGMA DP1 Merrill

自分が関わっている趣味においてあまりにマイナーなために楽しむ場所すら苦労するというのは避けたい状態なのだけど、マイナーであるが故のメリットもないわけじゃあない。

例えば人気スポーツであるプロ野球とかJリーグサッカーとかの一流選手とプレーをしたいと思ってもまあ、普通には無理だろう。でもマイナー競技であるビリヤードだと比較的容易なのだ。

顔見知りでなくてもプロによる「チャレンジマッチ」という制度で料金を支払えばプロと堂々と対戦できる。でももっと簡単にプロのいるお店に行ってもしばらく通うと普通に撞いてもらえる。

でも、そんなに身近だからといって侮ってはいけない。平気で世界チャンピオンや日本チャンピオンだったりするのだ。趣味でやっている者からして一流のプレイが目の前でそれも対戦相手としてゲームができるのは非常に幸せなことだ。

とある日、いつものビリヤード場に行くと雨の日ということもありお客さんは私ひとり。そしてそのお店にはたまたまプロが4人も。

店長(プロ) 「Shigさんいらっしゃい。さて、どのプロとお撞きになりますか?」

贅沢すぎてくらくらするぜw

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2012/05/31

覚える過程が一番楽しい

20100531
Leica M7 + Summilux 50mm f1.4 ASPH.

物事なんでも覚えたてでどんどん知識や経験を積み上げてゆく段階が一番面白い。

僕のビリヤード歴はハマっている期間の累計だと10年は超えているのだけど、それはポケットビリヤードでの話。スリークッションを本格的に始めたのは去年の秋なのでまだまだ半年。

それでもやっと入り口が見えかかった程度。奥が深いって大変ではあるけどその分長く楽しめると思えば・・・・

さっき会議中に右手の中指の第二関節辺りに違和感があるな~と思ったら

キューだこでした。

「ペンだこ」もそうだけど「キューだこ」の響きもちょっと可愛いと思ったりして・・・

※詳しい人ならこれで僕のストロークスタイルがわかってしまいますねw

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2012/04/08

うすうすわかっていたけど

20120408
RICOH GR1v

10年ぶりに復活したビリヤード趣味、生涯趣味として週数回楽しみながら続けてゆきたい・・・そう思って始めたのですが、仕事の関係もあって週数回というペースは想定通りだけどそれはあくまで仕方なく。もし可能なら毎日撞きたいほど精神的には現役復帰してしまいました。

ちなみに今年に入って2回試合に出場、年内にあと5回は出たいと思っています。試合に出るのも十数年ぶり。こういう緊張感のある場に出るのはしんどい半面やはり刺激なんだよな。自転車趣味はすでにアスリート志向はありませんが、ビリヤードにはまだ少し残っていたようです。

もうこの歳では飛躍的な成長はないと思うけど競争の場にいつも身を置いていたいかな。
※ちなみに仕事は仕組み的には「競争」なんだろうけど競争とは思っていないので


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2012/04/04

ブローカーじゃございませんのでw

2012040302
Leica M7 + NOCTILUX-M 50mm f0.95 (4th generation)

先日ビリヤードキューを個人売買で売った話をしましたが、今日はその後日談。

もともとプレーヤーとしてアメリカの「サウスウエスト」というカスタムキューが好きで自分が撞くためについつい買っているうちに知らない間に3本も揃ってしまいそのうちの一本を売ったのが今回。

売り対象のキューはそのうちの一本だったのですが、せっかくだから撞き比べもしてもらおうといきつけのビリヤード場に3本持ち込んで撞いてもらったのです。ところがその時の光景を他の常連さんも興味深く見ていたようで後日いろいろと声を掛けられるように。

- すみません、サムサラ持ってませんか?
- 古いザンボッティーとか扱ってません?
- 1980年代のシュレーガーを探しているんですが・・・・

※どれもカスタムキューブランド

あまり流通していないサウスを3本も持ち込んだせいか、どうも僕をその手の流通に詳しい関係者と勘違いされたようですw。いやいやサウスはたまたまであってメインキューはこれしか持ってませんし・・・・でも、あの光景は誤解を生んでしまいますよね。ご期待に沿えず、すんませんでした。

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2012/01/19

KPI

20120119
CONTAX T3
撮影 : 同居人

ビジネスでKGI(key goal indicator)、KPI(key performance indicator)などの評価や目標の指数の数値化が重要なのは当たり前ですが、スポーツの実力を数値化するのはなかなか難しいことです。特に相手のあるゲームだと相手のレベルや状況によっていろんな要因がありますので何勝何敗だからといって真の実力の数値化とは言えません。

その点スリークッションというゲームの場合勝ち負けに関係なくその内容が完全に数値化されるところが特徴です。

当てた数/イニング数=アベレージ

練習ゲームにせよ公式ゲームにせよ必ず相手と同じイニング撞くことができます。このアベレージ、一回一回のゲームでは凸凹がありますが、直近25ゲーム、50ゲームの平均をとっていくと結構その時期のパフォーマンスが的確に把握できるのです。

これによってハンディが決まり、上級者とのゲームでも成立してしまうのはゴルフと同じかもしれません(ゴルフは環境変化が大きいですけどね)。まだまだ初心者ではありますが日々0.数%ずつアベレージが上がってゆくのを見られるのは自分の実力を実感できますしいいモチベーションになっています。

Billard
CANON EOS Kiss X5
撮影 : 同居人

※この写真からだけでどの玉をどういう取口で得点しようかとしているか、スリークッション経験者なら分かったりしますw

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