小説・映画・Audible その1
Leica M9-P + Summilux 50mm f1.4 ASPH.
小説からのメディア展開に関して感じたことをつらつらと書いてみる。
映画のノベライズとかではなく、原作が「小説」の場合あくまでオリジナルは小説である。
そのオリジナルの小説が評価されての映画化(ドラマ化、アニメ化含む映像化)では賛否両
論になる場合が多い(どちらかというと否が多くなるもんだが)。
小説は読者の頭の中でイメージされるものなのでどうしても個々にイメージの差が起きて
しまいよほどのことがない限りマスとしてオリジナルを超える(もしくは同等)ことは難しい。
ただ、例外として音や映像といった小説にはできない表現を加えることで原作のイメージ
をさらに広げてそこにサプライズがあった場合「小説もよし、映像化も別な意味でまたよし」
といったこともたまには起きる。まあ、よい例が「アンドロイドは電気羊の夢を見るか(映
画:ブレードランナー)」、「2001年宇宙の旅」「シャイニング(スティーブンキングは気に
入らなかったようだけど)」あたりだろうか。
※あえて邦画で選ぶなら「砂の器」「犬神家の一族」
ここまでは映像化作品個々に対してはそれぞれの好みはあろうとも映像化の功罪に対して
の感覚にはあまり差はないと思う。さて、問題なのは最近ハマっていて月に10冊から15
冊は読んでいる(聴いている)オーディオブックAudible。
朗読という小説のメディア展開のひとつではあるのだけどこれはこれでいろいろと作品へ
の影響があったりするのである。
つづく
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