飼い猫との関係
Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)
子供の頃の実家で猫を飼っていた。
飼っていた、というか例えると「サザエさんちのタマ」のような関係だ。
基本的に放し飼い、なので家で排泄の手間が一切掛からない。排泄したくなると猫は「外
に出せ」と騒ぐし排泄と近所のパトロールが終わると今度は「家に入れろ」と外でにゃあ
にゃあいうわけだ。下手すると食い扶持すら外で調達してくることもある。
遠出をして何日も帰らないこともあるけど基本的には帰ってくる。心配なのは交通事故く
らい。住宅地といっても岡山の田舎なので空き地は沢山あるし、そもそも野良猫や野良犬も
山ほどいたので外での「排泄はエチケット違反」というわけでもないいい時代だった。
大の猫好きだ。猫と暮らしている人を見るとかなり羨ましい。でも、やっぱり今はもう飼え
ないな、と思う。以前のような「放し飼い」が出来ない状態で猫を飼うイメージがまったく
わかないのである。
家猫とはそういうものかもしれないけど猫の自由を奪ってまで自己満足のために飼うのは
猫との関係を思うがゆえに僕には一歩踏み出せないでいるのだ。
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