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2019/07/06

岡山の食文化

190705
Zeiss Ikon + HEXANON 60mm F1.2
撮影:同居人

マンネリと言われようが「ケンミンショウ」はついつい見てしまう。故郷の岡山を離れてすでに四半世紀以上経ってはいるもののこういった番組観るたびに故郷を思い出している。
文化でいうと岡山はそんなにエッジは立っていない。「俺が俺が」という土地柄でないことが原因だ。具体的にいうと岡山に影響を与えている文化は

   広島
   香川 
   大阪

である。(かわいそうに鳥取、兵庫は華麗にスルー)。方言的に近い広島、香川はあるのは自然だが、ここで大阪はなんで?となると思う。これは放送圏が理由だ。岡山ではTV番組は全国区以外で追加されているのが大阪のTVなのだ。なので岡山県人は子どものころから吉本新喜劇を見て育つのだ。
なので大阪文化に違和感はない。実生活で実践はしないがノリ・ツッコミは見慣れている。

ところが食文化という切り口に絞ると大阪は完全に逆の立場。大阪にことごとく逆らうのである。岡山において

 お好み焼き=生地とキャベツを混ぜない(広島)
 うどん  =コシのある讃岐うどん(香川)

の文化が定着。なので本来放送圏で親和性のある大阪に僕が初めて行った時

  「なんや具の生地もぐちゃぐちゃに混ぜやがって!
   手抜いとんちゃうか?」

  「なんやこのふにゃふにゃな麺は!食った気がせんわ!」

と、完全拒否だった(今でも馴染めない)。「ケンミンショウ」を観てもわかるが食文化は文化のなかで結構超えるハードルが高いし境界線がはっきりしている。これは人生最高と思っている岡山の「天神そば」も、めっちゃニュートラルに見て世界一美味いかと言われると「僕は大好きだけど誰にでもは薦められないなぁ」となる。

多感な時期の思い出補正もあるし、胃袋は物心ついた頃から刷り込まれたらそりゃどうしようもないでしょ。食に関しては誰もがわがままでいいと思うな。









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