« 高齢者運転に関して | トップページ | 固いタオルが好き »

2019/06/26

高齢者運転に関して その2

190626
Leica M9-P + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)

そもそも車の場合加減速制御を一本の足で済ませようとすること自体リスク大なのだ。例えばバイクの場合はアクセルは右手のスロットル、ブレーキはレバーとフット。電車の場合は両手を使ってのマスコンとブレーキだけど形状も使い方も全く違う。
車がいかに制御部分が足に偏っているか明白である。まあ車の場合方向制御がハンドルに頼らざるをえないので仕方はないのだけど・・・・
話をもとに戻すとしよう。なぜMTがつまらない加減速事故を減らせるかというと、走り始めと止まる直前にクラッチ操作がセットになっているため、アクセルとブレーキの関係はATと同じなんだけど街中で頻繁に起こるストップアンドゴー、走行中の加減速も常に3つのペダルを操作しなきゃならない。さらに止まらなくてもスピードによってシフトチェンジもいるためMT乗りは手の動きも連動する。
昔の基準の自動車教習所ではここが一番の難関なくらい頭で考えていてはまともに走れない。常に3つのペダルを連携を無意識にしなければならない。この一見ややこしそうな操作が実は誤操作を生まない最適な制御フローなのである。
3つのペダルを扱うということは足の感覚がかなりペダルの位置を把握しなければできない。ましてや結構な回数クラッチも使う(それもアクセルやブレーキペダルと連動させて)。付け加えるならさらにシフトレバーもそのたびに連動する。
単純な2つのペダルをただ踏むだけという単純な動作だと踏み間違えやパニック時の勘違いは起こるべくして起こると思われる。例えるなら
「赤上げて、白上げないで、赤下げない」
単純な動きだと一度パニックになると制御不可になる。両手両足で頻繁に三つのペダルとシフト操作を繰り返すと単純でない分イレギュラーが起きにくいと言える。
なのでいきなり免許を取り上げるのではなく、またまだまだ完璧ではない自動運転に任せるのでもなくシンプルにマニュアル車限定にすればいいというのが僕の意見である。(もう一度基礎教習受ける費用は無料にして)
それもできんというなら・・・・・車乗るな!

|

« 高齢者運転に関して | トップページ | 固いタオルが好き »

コメント

おっしゃること良く解ります。
今乗っている車は高速道路とかで前の車に速度を合わせて付いていく機能があります。
ハンドルは自分で操作する必要があるのですが、足はブレーキやアクセルから離したままで運転が可能です。
でも、これって踏み間違いしそうで怖いです。
なので、ずっと足はアクセルから下ろせずに、かえって足が疲れたりします。(^_^;)

先のコメントの「今からそうなることを前提にライフスタイルの対応と運転に対する準備をしておくべきでは?」という意見
ごもっともです。120%賛成です。
しかし、それが出来るか?と言えばとても難しいと思います。
生活環境や生活レベルが低いと選ぶという行為が難しくなると思いますから。
この辺りを行政がうまく補佐できれば良いのでしょうが・・・
うちの嫁さんは、車が無いと生活できない人とか、生活保護が必要な人は、何処か一カ所に集めて暮らさせたらええねん。
と良く言っております。

投稿: inamoku | 2019/06/26 20:22

>inamokuさん
すべての人が平等というのは難しいものです。
今回僕がここに書いたのはやはり「起こらなく出来たはずの事故で幼い命が犠牲になった」ということが大きいですね。なくならないまでもどうすれば少なくできるのかはまずは「自分自身がもっと真剣に考える」ことだと思っています。やはり僕は人を信じたいです。

投稿: Shig | 2019/06/26 22:51

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 高齢者運転に関して | トップページ | 固いタオルが好き »