縛りから逃れられない
RICOH GR
クラウドファンディングという仕組みはベンチャー企業の立ち上げリスク回避と思っていたのだけど最近ではかなり大手の企業もこの仕組みに参入してきている。多分
・大手企業とはいえ新商品への投資リスクを減らしたい
・開発過程でのユーザーデータをあらかじめ録っておきたい
・ある意味事前告知の宣伝要素
ま、こんなところだろう。で、今回目についたのはSONYが提案しているコレ↓
wena wrist
Apple Watchに代表されるウエラブル端末の最低限の機能をバンド側に詰め込むというものだ。そもそも時計型のウエラブル端末は本来の時計とのポジション争いが課題だが、もしこれがバンド側に集約できるのであれば、デザインやバランスはともかくとしてアナログの時計とウエラブルの機能が融合することになる。
コンセプトは凄く理解できたのだけど、今回のモノとしての着地点は僕としては「超残念なモノ(下書き時点ではもっと辛辣)」だった。今回のシステムでは
自由にムーブメントのデザインが変えられますよ
と謳っているのだけどそれはあくまで
このバンドに準じた自社企画のムーブメントのみ
という自社企画一辺倒の従来の企業発想で作られているのだ。何故
貴方のお手持ちの時計に装着してください
というモノを作らないのだろうか。当然このバンドに合うムーブメントは作っても全然問題はない。なのに何故縛る。
クラウドファンディングにはいろんなアイデアが投資者を募っているけど、そのアイデアの良さや将来の可能性は企業の大きさには関係ないものだとあらためて感じた次第。
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