バイク生活を夢想してみる
RICOH GR
十代の頃からずっと乗ってきたバイクを降りて久しくなる。
当時走り回っていた連中で今でも現役で乗っている奴はほんの一握り。でも最近会社で見渡してみるとバイクに乗ってツーリングとか行ってますという話をちらほら聞くようにもなってきた。
どうも世間でいうところの「リターンライダー」の増加が実感できる感じだ。で、このリターンライダーを検索してみると出るわ出るわ「事故、事故、事故」のキーワード。どうも世間では
・リターンライダーは身体が衰えているにも関わらず若い頃の
感覚で乗るので事故る
・進化した最新のバイク(特に馬力)についてゆけずに事故る
・金があるもんだからエエ恰好して大排気量に乗って事故る
散々な書かれ方である。もちろん一部に事実そうであることもあろう。でも論調がちょっと極端で大雑把な気もするなー。ちゃんとリターンライダーを母数にとってきちんと統計した結果なんだろうか。
昔取った杵柄的なノリで無茶して事故るというのもわかる。でも熟年ライダーといってもリターンとは限らない。特に大型が教習所で取れるようになってからは小排気量から徐々にステップアップするプロセスではなく、いきなり大排気量に乗ってしまうハーレーでデビューなんて人もいるかもしれない。
そんな人がなまじ社会経験を積んでいるために空気を読んで周りに合わせてつい無理してついて行って自爆する、というケースも結構あるような気がしている。ある人にとっては余裕の範囲でもあるスキルレベルの人にとってはすでに限界突破領域なんてものよくあること。
バイクなんて上手く乗りこなすには時間も経験も必要だ。学生時代、あり余る時間をそれに費やした人と年齢を重ねてから限られた時間で技量を積む人と同じ括りにしちゃまずいでしょ。
日本のバイク文化のためにも熟年ライダーはリターンであれチャレンジであれ事故らない走りをして欲しいなぁ。
つづく
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