時計趣味主流 最終章 スプリングドライブという変態ムーブメント 3
Leica M9-P + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)
スプリングドライブの
1、機械式時計を
2、片手間で発電して
3、水晶で正確な時間を計算して
4、機械式時計を調整する
という機構に対して、僕はむしろ
なんでわざわざこんなややこしい機構にすんの?なんか無理くり感たっぷりなんだけどwww
ってな印象。超絶に難易度の高い技術なのに、これによって得られる恩恵といえば
・機械式時計より正確
・機械式のトルクが活かせて太い針とか動かせる
・・・・・・これだけ。あくまで通常の機械時計よりは正確だろう。でもね、長持ちするとはいえ72時間でぜんまいはほどけるのでほぼ毎日使わないかぎりつけるたびに時刻合わせはやっぱり必要。数年ほったらかしでも年差10秒とかのクオーツとは違い使用感はほぼ機械式と一緒w
自分で買って持っているからこそ言いましょう。これって
実用的には技術力の無駄遣い
だと思う。でもね、こういう発想が日本人技術者だと思うし、所詮機械式時計をあーだの、どーだのとか言っている世界の中では
さあ、この変態度合についてこれるムーブメントはあるかな?
くらい個性的で魅力的なのだ。一生懸命動いている機械式時計、そこへ黒執事のように忠実で正確なクオーツ機構が
ご主人様、少々歩みがお早いようで。もう少しごゆっくりお歩きになられては?
と、こそっと耳打ちしているような図。これがスプリングドライブという変態機構なのである。
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コメント
この機構、正確さを要求するクロノグラフに向いてそうですね
(ランニングコストはいかがでしょうか?)
てんぷやガンキ車が無いので
磁力でブレーキをかけるとはビックリです
確かに変態かと。
投稿: やすべい | 2015/04/16 14:51
>やすべいさん
調べてみるとスプリングドライブのOHは約7万5千円、基本は機械式なのでやはり5年くらいではOHかな、と思っています。この辺りは普通の機械式時計と同じくらいですね。
投稿: Shig | 2015/04/16 23:04