Ju87 シュトゥーカ
Leica M7 + Summilux 50mm f1.4 ASPH.
僕の好きな飛行機のひとつに「ユンカース Ju87 シュトゥーカ」という飛行機がある。これは先日紹介したA-10は鬼神パイロット「ハンス・ウルリッヒ・ルーデル」つながりでもあったりする。
実はかつてロンドンの「イギリス空軍博物館」に行った際実物の「Ju87 シュトゥーカ」を見た事があるのだけど、これが想像以上にデカい!翼も分厚い!当時の戦闘機に比べると約1.5倍の大きさもあり、これは同じ逆ガル式の九九式艦上爆撃機も同じくらいの大きさがある。
さて、ここからが本題なのだけど、同盟国であったドイツと日本の技術交流はかなり盛んで実際に三式戦闘機飛燕はドイツの液冷航空エンジンDB601を国産化したハ40を搭載していたし、橘花はジェット戦闘機メッサーシュミット Me262、秋水はメッサーシュミット Me163にほぼそのままだ。他にもBf109やFw190の実機が日本に送られていたという話は聞いたことがある。マニアの方であればもっと他の機種が輸入されていたことを知っているのだろうけど、僕の認識はここらまで。ところが先日思わぬところで「 Ju87 シュトゥーカ」の記事を目にする事になる。
第二次世界大戦中、旧日本陸軍が研究用に輸入したドイツ・ユンカース社製の急降下爆 撃機「Ju87」が滋賀県東近江市にあった八日市飛行場に配備されていた可能性を示す写真が、同市の滋賀県平和祈念館で確認された。同館によると、 Ju87は国産機製造に生かされたとされるが、配備先など不明な点が多いといい、専門家は「当時の国産軍用機開発の実情を知るうえで貴重な発見だ」と評価 している。
※産経新聞
「 Ju87 シュトゥーカ」日本におったんかいな!。さらにこの記事からするとこの Ju87が琵琶湖上空を飛んでいた可能性が大ということ・・・・。おお、なんと胸熱な!
滋賀県平和祈念館?近江市には何度も行っているのにぜんぜん知らなかったやって、いうか
八日市飛行場をテーマに開いた企画展でこの写真を展示したところ、複数の見学者から「ドイツ製の急降下爆撃機が写っている」と指摘があり、調査していた。
第一発見者はヲタクとなw。まあ、知らん人からすると古い軍用機としか認識せんわなぁ。ああ、見たかったな・・・・
※この記事は書こう書こうと思って機を逸してしまいちょっと話題的には古めです
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コメント
へぇ~ 記事も見てませんが実機を持ってきていたんですね。
潜水艦には入らない気がするので、貨物船?
飛行場が海から遠い「八日市飛行場」
滋賀県に航空機会社ありました?
いろいろ謎が思い浮かんできます。
投稿: momoto0 | 2013/10/23 23:53
実機見たことあるんですか? うらやましい。
試験用に購入したB型かA型ですね。
例によって海軍と陸軍が「それぞれ別べつ」に購入したとかいうヤツの一機でしょうか。
因みにこの史実を下敷きに、「艦これ」ではイベントクリア(欧州遠征)の報酬として、艦載型Ju87を赤城や加賀に搭載できるようにする予定があるとかないとか。
(ああ、またこのネタ振ってしまった・・・)
投稿: エントロピーM | 2013/10/24 07:06
>momoto0さん
「八日市飛行場」は当時陸軍管轄だったようなのでこの機体も陸軍の研究用なのでしょう。当時のドイツとの技術交流は設計図、実機ともに潜水艦による隠密輸送がメインだったかと。バラせばなんとかなりそうな感じですし
>エントロピーMさん
ヨーロッパではこちらの想像以上に実機が残っています。博物館には広い「爆撃機館」とかもあって憧れのハインケル He111も実機でありました。印象的にはフォルクスイエーガーが凄く小さかったことですかね。
「艦コレ」は相変わらず着任できず悶々とした日々を過ごしておりますw
投稿: Shig | 2013/10/24 12:05