Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)
最近とんがったコーヒー屋に入る機会が幾度かあった。
◇超マイペース型
ちょっと田舎のいかにも趣味でやっています、という感じの喫茶店。
そこそこ広いのに店員はマスターひとりしかいない。あまり期待せずにコーヒーを頼んだのだけど、ここのコーヒー過去飲んだコーヒーの中でもベスト5に入るような美味しさ。立てているのを見ていると徹底的にお湯の温度管理をしていた。
温度計を何度も見ながらそれも水を足しての調節ではなくポットを入れ替えながらの丁寧な調整。コーヒーは豆や焙煎にもよるけど85度辺りで入れるのが美味しいとされている。でもここまでこだわっているのは初めて見る。
ところが、その時は団体さんも来店していたのだけどマスターはまったく焦らずペースは相変わらずゆっくり。だいたい5杯ずつ作るのだけどこれが10分くらいかかる。これだと20人の団体さん全員にコーヒーが出るまで40分近く・・・・
当然キャンセルが相次ぎ団体さんのほとんどがそのまま帰ってしまった。でもマスターは申し訳なさそうな表情をするだけ。
そういう店なんだから仕方ないよね。
◇よく見て入ってください型
そのお店はあきらかにコーヒー専門店というこだわりを前面に押し出しているいかにものお店だった。
店の入り口には置いてあるコーヒー豆の説明が沢山張ってあって値段もしっかり「800円~」と提示してある。店に入って珍しそうなものをあえて選んでオーダー。で、味はといえば・・・・
美味しくてやみつきになる味、というわけではないけど普段のコーヒーとは明らかに違う風味。これはこれで確かに美味しい。まあ、店内も店長も「こだわってます!!!」感で一杯だしなぁ。もちろんコーヒー以外のメニューもあるにはある。でもこの店でそれはあきらかに「コーヒー以外注文すんじゃねえ!」という雰囲気で満ち溢れている。
家に帰って食べログで調べてみるとやはり専門店としては有名店だったのだけどこんなレビューも
「喫茶店でゆっくりおしゃべりしようと思って入ったらとんでもない専門店でした。普通のコーヒーを飲みたくて800円の高いやつではない450円の普通のコーヒーを頼んだら思いっきり残念そうな顔をされてしまいました。」
(でもお店の方も緊急避難用に普通の450円のコーヒーを置いているところが逆にびっくり)
そういう店なんだから仕方ないよね。
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