フィルムで撮ると
Leica M7 + NOCTILUX-M 50mm f0.95 (4th generation)
同居人の周りにはデジタルカメラから写真趣味に入った人が多くいます。
でもいろいろと学ぶうちにフィルムに興味を持ち始める人もちらほら・・・・
その中に一人の言葉が非常に印象的だったようです。
「あのね、フィルムカメラは写真を撮った気にならないの。
シャッター押してるだけって感じ・・・・・」
フィルムで写真を撮り慣れている人からはなかなか聞けないこの言葉。
要はデジタルのみで写真を撮ってきたその人は
1、写真を撮る
2、液晶で確認する
という2つの行為で「撮影」というステップが終わる。
「液晶で確認」できないので単にシャッターを押すだけでは不安と未達成感が残るらしい。
便利な機能に過ぎないものが、あまりに依存度があがってしまうと必須機能と感じて
しまう可能性があるということ。ま、こういうことも段々当たり前になってゆくのでしょう。
でも「写真を撮った気にならない」という表現には若干ショックを受けたなぁ。
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コメント
強烈な一言ですねぇ。デジタルカメラが出始めの頃にも同様な事がフィルムでやってた人から聞かれたりはしてましたけど...。
写真はこれでいいのか?と思ったりもしますが、これも時流なのでしょうか。
投稿: atmo | 2012/10/28 23:25
はじめてコメントさせていただきます。
撮影した物を“データとして記録する事”で完了するようになったんでしょうね。
銀塩は“プリントして完了”であり、撮影もフィルム現像も印画紙への焼き付けも“シャッターを押した瞬間のイメージを印画紙上に再現する事”に対する手段ですからねぇ。デジカメの普及と共に写真の光画としての面が薄れてきているですかねぇ?
最終的に“プリントする”と言うゴールを最終目的にすれば、どちらも同じような事だとも思いますが・・・
投稿: 炭素鋼 | 2012/10/28 23:54
僕は逆にデジタルだと撮っている気が薄いのですが…現像にあがってきた写真を見るとき、待った甲斐があるだけの達成感があると思うのですが。デジタルから始めた場合、不安になるのは分かるのですが、ここまで言い切られるとちょっとショックですね。
ところで、被写体のバイク、えらく改造されてますね。マフラー、特注シングルシート、ピーナッツタンク、ショートリアにナンバープレートの位置もずらして。
投稿: もりとら | 2012/10/29 08:03
>atmoさん
「写真を撮るとは一体何なんだろう」と思わせる話でした。まあ、気持ちの問題だけで写真は撮れるんですけどね>フィルムだって
>炭素鋼さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
フィルムが当たり前だった世代からすると「撮る」行為とその後プリントする行為は時間軸的にも別物であったのですが、撮影と背面液晶や家のパソコンで確認する時間が短縮されたためにある意味撮影の意味が圧縮されたのかもしれません。
>もりとらさん
もうすでにデジタルしか知らない世代が増えてきていますのでこれも新しい感覚として認めなければならないのでしょうね。ああ、両方知っててよかったw
こういうバイクはいじり出したらキリがないですね。
投稿: Shig | 2012/10/29 21:35
3年振りに銀塩を復活して、現像上がってくる時の期待と残念さを再び楽しんでいます。
確かに周りのデジイチからカメラ始めた人なんかは撮ったらすぐモニターで確認してますね。そういった方はフィルムは煩わしいようです。
僕はどちらにもよい所があると思うのですが。
バイクすごいですね。旧車に乗るようになってカスタムには全く興味なくなりましたが自分の一台ってのも面白いですよね。
京都情報ありがとうございました。一杯やりながら行ってみようと思います。
投稿: shimanosu | 2012/10/30 23:28
>shimanosuさん
刺激的な路地裏なら大阪の方がいいかもしれませんよw
飲むのはビールじゃなくホッピーとか焼酎が似合いますけど・・・・
投稿: Shig | 2012/10/31 00:36
おもしろいものですね。私は最近はデジタルがメインですが、データで保存することに不安を感じ、残しておきたいときには意識してフィルムを使うようにしています。
投稿: 川越 | 2012/10/31 08:31
>川越さん
デジタルデータは簡単にコピーもできて場所を取らないので便利そうですが、一瞬で消去されたりしっかり整理しておかないとどこへ行ったやらわからなくなってしまいます。フィルムで撮ってデジタルでも管理する今のやり方は結構気に入っています。
投稿: Shig | 2012/10/31 12:55