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2012/05/19

キャブレターミニクーパー

20120519
SONY NEX-5+ Holga Lens

会社の後輩が「ミニ(旧タイプ)の購入を考えている」とのことだったので「それなら一度乗ってみる?」と乗せてしまった僕のミニ。当初はできるだけ高年式の綺麗な中古車を探していたとのことだったけど・・・・・

まあ、何というか僕としては確信犯だったのだけど案の定

キャブじゃないとやだ!

ってな状態になったw。

ここで簡単に説明すると実用ミニ(マーク1などの超旧車を除く)を大きく時代で分けると以下のようになる。

<キャブレター1L時代>
~1989年 : 1Lエンジンの「メイフェア」等。キャブだけれど当たり外れ多し。
        ミニで苦労したという話はだいたいこの時代のミニ。

<キャブレターミニクーパー時代>
1990年~ ; 1.3Lエンジンのキャブレターミニクーパー。
        僕の持っているのがこれ。でも生産は約2年で終了

<インジェクション時代>
1993年~ : エンジンは1.3Lのままキャブレターからインジェクションに変更。
       安定感、信頼感は増すものの趣味車としての味はなくなってゆく
       この後マイナーチェンジでどんどんと新装備が付加されてゆき、見た目は
       ミニだがどんどんと普通の車に。
       ただこのインジェクション時代もキャブレターに交換可能な96年以前版
       とほぼ不可能な96年以降版に分けることができる。

僕が今のキャブクーパーを購入したのは約12年前。その時でも発売中止から10年近く立っていたので程度のいい個体はすぐには見つからず、半年ほどミニ屋さんに全国を探してもらい見つけたものだった。

さて、キャブのミニを欲しくなった会社の後輩はやはりこの91年式キャブクーパーを探し始めたのだけどこれがまた全然ないときたもんだ。この10年の間に乗りつぶされたものも多くすぐに見つかるものは「治すことが前提の博打のような個体」「綺麗にレストアされて非常に高価な個体」の2種類しかない。そこそこ程度が良く、乗りながら自分で手が入れられそうな安価な個体が早々見つからないようなのだ。

結局後輩は焦って買うことを避け、96年式以前のインジェクションをキャブに換装することも検討視野に入れながら気長に91年式キャブクーパーを探すとのこと。

僕の場合は運よく興味を持ったのが早かったためにあまり苦労せずに手に入れることができた。こういうのも本当にタイミングだと思う。カメラやレンズも同じだけれどすでに生産されていないモデルを使う時に別に後世に残すために猫っ可愛がりする必要はまったくない。でも他の誰かも使いたがっているかもしれない二度と作られないものを使っているという自覚を持って大切に使ってゆければいいと思っている。

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コメント

分かります、キャブじゃないと嫌!という気持ち。僕の場合は単車でSR400でしたが…インジェクションじゃなくて、キャブがいいんですよね。環境に悪いとは分かっていても、そっちのほうが燃費がいいと分かっていても、クラシカルなモノはそうでないと…
銀塩カメラで機械式のマニュアルタイプに行き着くのと同じ^^;

投稿: もりとら | 2012/05/21 08:14

>もりとらさん
発動時にチョークを引いたりと面倒ですよ、とか言われてもバイク乗りからすると「それが何か?」って感じですしねw。
バイク以上にキャブレターからの吸気音がダイレクトに聞こえてきて気持ちいいですし、アクセスレスポンスはインジェクションの比じゃありません。

投稿: Shig | 2012/05/21 22:09

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