Leica MP + Summilux 50mm f1.4 ASPH.
写真はカーリエ美術館周辺
トルコ旅行も二回目、三回目となる人たちがちょっと気になってくるのが
「カーリエ美術館」。
もともとは東ローマ帝国の時代であった11世紀に建設されたコーラ修道院。その後オスマン帝国の時代になるとモスクに改装され、名称もカーリエ・ジャーミーと改められる。トルコ共和国になってからは無宗教の博物館となり現在世界遺産。
修道院として建てられ、改装といってもモザイクとフレスコ画を残したままモスクとして使うなんざなんという懐の深さ。こういった希少価値もあってイスタンブールで大御所ジャーミーを見た後は是非訪れたい場所だろう。
と・こ・ろ・が・・・・
どのガイドブックもどのサイトもエミノニュやタクシムからバスは多く出ていると紹介されてるけれど、イスタンブールでのバス移動は非常に複雑でなかなか難易度が高い。さらに「この地区は治安が悪いので気をつけるように」と、あちこちに書かれている。あまりうろうろ迷えないという不安もある。
※タクシーという手もあるけどかなりコスト高
そういった情報の少なさの中、我々は「このルートならかなり安全で確実に安く行ける」というものを見つけたのでここに紹介したいと思います。
※当然知ってるぜ、なんて方もおられるとは思いますが
トルコの中心街はいろんな交通手段が集まっていて便利なんですが、どれも完全に接続されているわけではなく微妙に不便w
それぞれの交通手段を乗り継ぐ場合駅から駅までちょっと歩かなきゃならないケースが多くて、今回みたいに雨が降っているとちょっとツライんですよね。
まあでもうまく繋いでゆけばいろんなところに行けるので今回の旅はありとあらゆる交通手段を駆使いたしました。
で、イスタンブール中心街からカーリエ博物館に安全確実に行くルートですが、
1)まずはイスタンブール中心街からトラムで「トプカプ」まで行きます。
注)トプカプ宮殿とはまったく違うので混同しないように
注)地図ではアラクサイからトプカプ・ウルバトルの接続でも行けそうに
見えますが、駅を降りてかなり歩かねばなりません
2)トプカプ駅を降りて地上にあがって路面電車に乗り換えます。
注)接続が微妙です。でも地上に上がればメトロの看板が見えますので
まず迷うことはありません。50mほどの距離です。
3)乗り換えてからエディルネカプ駅下車
注)乗るときは地上ですが下車は地下駅になります
※クリックすると大きい画像が表示されます
エディルネカプ駅
ここまでくればカーリエ美術館まですぐなのですが、エディルネカプ駅を出るとそこはまったく何もない辺鄙な場所。我々も
おお、ここからどっちに行けばいいんだ?
と途方にくれますが、ここで役に立ったのがiphoneのコンパス。似たような道路で地図では判断しにくかったのですが、方向を確認して歩き始めます。
※ここはあわてずに地図参照
※クリックすると大きい画像が表示されます
細い歩道をしばらく歩くと視界が開けて地図上の位置と一致しだします。カーリエ美術館にはいくつかの路地を曲がらなければなりませんが、ここではあまり迷わないでしょう。適当に歩いていっても「こっちがカーリエ美術館だよ」的な雰囲気の中、地図を頼りにうろうろしていても美術館に着きます。その辺りの人たちが「あっちだよ」と教えてくれることもw。
また、「治安が悪い」「危険」と多く書かれていますが、メインの通りを外れると人通りが極端に少なくなるので日が暮れてからの来訪はやっぱり避けた方がいいのかも。でも日中訪れる分には町の雰囲気から危険という感じはしませんでした。通りを外れなければまったく心配する必要はないと思いますよ。
同居人が地図と路線図をにらめっこしながらたどり着いたこのルート、ガイドブックにもネット検索でもあまり見かけません。この記事が「カーリエ美術館に行ってみたい」と思われている方に少しでも参考になれば幸いです。
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