ほくおー自転車事情 その2
Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.2 (1st generation)
■普通の自転車屋事情
自転車が多いと当然自転車屋も多いです。日本のように「激安ママチャリ」というものはなく、しっかりしたつくりの生活自転車ばかりで値段もかなり高め(ママチャリ系自転車でもだいたい8万円くらい)。
その他前輪が2輪あるタイプや運搬用、2人乗りなど日本にはない種類も当たり前のように売ってました。
Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.2 (1st generation)
Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.2 (1st generation)
前二輪の自転車。子供を乗せて走っている人多し
■スポーツ自転車ブランド
日本では入門モデルでもカーボンにシフトしていますが、こちらではまだまだクロモリやアルミタイプがメインで町工場レベルの自転車ブランドが数多く並んでました。
知らないブランドも多く、日本に入ってきているのはビッグネームばかりなんだろうな・・・・。
■ヒルクライム
デンマークは見事なまでに山のない国で、計測方法にもよりますが、一説では一番高い山でも150m級だとか。街中での巡航で脚は鍛えられてもヒルクライムの練習はどこでやるんだ?どうやってラスムッセンのような選手が出てくるのか不思議だ・・・
RICOH Caprio GX100
こんな頃から補助輪なしでツールを目指す
もし今回撮影がメインでなく自由にあちこち行くのなら絶対レンタル自転車に乗って周ってましたね。気持ちよく快適な路面環境で走っている地元の人がどんなにうらやましかったか(涙)。日本に帰って乗ってはいますが、やっぱり山まで移動する一般道が走りにくくって・・・。
北欧は福祉が充実している国として有名ですが、それは制度の話だけでなくマインドの問題。徹底的に弱者優先で成り立っています。街中では
歩行者>>>>>>>自転車>>>>>>>>>>>>>>>>>車
の関係が徹底していて、私たちが信号車道を渡るために信号待ちしていると車側は青にも関わらずスピードを緩めてくれて
「急いでいるなら止まってあげるよ。渡る?」
てな具体にアイコンタクトしてきます。
日本ももっと正しい方向で自転車をクローズアップしてもらいたいのですが、まずはそれを行政に委ねるだけでなく基本的な道路上での弱者への思いやりを育てていくのが先決かもしれません。
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コメント
旅先でも興味があるものにはついつい目が行ってしまいますね。韓国や香港で中古カメラ屋が目に付くとついつい覗き込んでしまいます。日本では電動自転車で上り坂をこがずに上っていく人がいますが北欧の人はこがずに進む自転車をどういう風にみるんでしょうね?
しかし、今まで現像に出してた500円で現像とサービスプリントしていたところが何気になくなってました。しょうがないと思い今まで598円だったところに行くと750円に値上がりしてました。なんだかフィルムも気軽に使えなくなってきたなぁ、という気がした週末でした。
投稿: domvo | 2008/06/01 22:02
>domvoさん
先日京都駅近くのビッグカメラに行ったら銀塩系のアイテムは隅っこにこじんまりあるだけでした。もうこれは「ビッグカメラ」じゃないだろ?と。
ま、この傾向は残念ではありますがどこかで諦めている自分もいたりします。
投稿: Shig | 2008/06/02 22:03
そういえば、比較的長期滞在していたドイツでも、横断歩道に人がいれば車はみなピタっと止まってましたね。帰国後、同じことを日本でも期待してひかれそうになり、細君に注意されたのを思い出します(笑)。
最近中公新書の『自転車入門』って本を読んだのですが、日本の場合、自転車マークのあるレーンって、自転車専用ってわけではなく、自転車「も」通っていいレーンだってことを初めて知りました。いちおう交通最弱者たる歩行者を気遣ってくれてるようですが、後部座席のシートベルトの件といい、周知されてませんよね^^;
投稿: yoss70 | 2008/06/03 20:53
>yoss70さん
車の邪魔になるからといって車道から自転車を追い出し、子供やお年寄りも歩く歩道に追いやろうとしたのが日本の行政です。お偉いさんのほとんどは運転手付の車の後席でふんぞり返ってますからね。(谷垣さんだけではどーにもなりませんわ)
投稿: Shig | 2008/06/03 22:41