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2007/10/12

レンズの分かれ道

20071012
Zeiss Ikon + Summilux 35mm f1.4

「感染るんです。。。」の銀治さんが、あの伝説のキヤノン EF 50mm F1.0Lを手に入れられたのですが、このレンズは私にも少なからず因縁がありまして・・・・

写真を始めて1年くらいたった頃、私はまだ「デジタル野郎」でした。当時の愛機は「キャノンEOS 10D」。今では想像もつきませんが当時は

マクロで花弁とか、三脚使って夜景とか、京都の寺社仏閣とか

撮っておりました。そのころ一度は買おうと思って探していたのがこの「キヤノン EF 50mm F1.0L」だったんです。そう、カメラ自体は対極ですが、すでにこの時点で「大口径開放」の芽が育ちつつあったのです。

ただ、当時でもこのレンズはレアもので、あまり出回ってはいませんでした。たまに見つけても20万円くらいしていましたので、その頃の私はまだカメラより高価なレンズなんて想像もつかないというまだ「まともな感覚」の持ち主でしたので泣く泣く諦めたのです。
※今考えると安かったと思えるんですが・・・

その後いったん大口径への指向は薄れ、コンパクトカメラ、ズミクロン、広角等々を経てやっとこさ今のノクチルックスにたどり着くのです。今思えばあそこでいきなり「キヤノン EF 50mm F1.0L」を選んでいたらもしかしたら銀塩への道を歩んでいなかったかもしれませんし、ライカやノクチも持っていなかったかもしれません。そしてそうなればこのブログですら存在したかどうか怪しいものです。

こんなことをいったらキリがありませんが、それくらいの影響力があるレンズだと思うのですよ「キヤノン EF 50mm F1.0L」って。今では一眼レフのレンズには反応しなくなっていたのですが、久々に「ちょっと悔しいかも」と思わせる一本です。

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コメント

タイトル見たとき、新たなレンズ道を発見したのかとドキドキしてみましたが
郷愁というか、あの時が分かれ道だった的な記事でしたねw
写真は「窓の向こうは空だった!」って感じですね
35ミリ感がたっぷりです。

投稿: ウナム | 2007/10/12 20:03

ネタいただきました♪
僕が考えるに、Shigさんの場合、どこを辿っても「ライカとノクチルックス」になることでしょう。
10DとF1.0L → APSサイズじゃ飽き足らない
EOS 7と1.0L → 同居人さんから借りるのは嫌

使っていると重すぎる

F1.0クラスでもう少し軽い組み合わせは?

ライカとノクチルックスできまり

投稿: 銀治 | 2007/10/12 23:14

>ウナムさん
今日はちょびっとだけハワイらしい写真でしたでしょうか(え、違います?)。
趣味の世界は周りの影響やタイミングで指向が著しく変化する可能性がありますからターニングポイントはいくつもあるかと思います。
変な方向に向かっても自己責任ということで(笑)。

>銀治さん
F1.0クラスでもう少し軽い組み合わせは?→ライカとノクチルックスできまり・・

ここって飛びすぎじゃないすか(笑)。私の中ではライカに移行する壁が一番高かったです(気持ち的にも金銭的にも)。そこを越えてお花畑に侵入してからはご覧の通り・・・。
ま、言われる通り別なルートからやはりお花畑に入ってゆく可能性は大だったのでしょうけど。

投稿: Shig | 2007/10/13 11:59

えっ!なんで窓の向こうが空なんですか!

投稿: KM | 2007/10/13 13:41

>KMさん
この写真はチャイナタウンの一角です。
たまたまですが、ビルの解体をしていまして、これは最後に壁だけ残った一部なんです。1919年の建築だったんでしょうね。

投稿: Shig | 2007/10/13 22:43

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