レタッチは嫌いだけど
HASSELBLAD 500C/M + Planar 80mm F2.8
普段ポジで撮影したものをフィルムスキャナーでスキャンしてサイズを変更してブログに掲載しているのですが、ここに来て若干の問題が出てきました。
■ハッセルのスキャンをGX100でしているので歪曲収差が発生するが現在
使用中の旧式フォトショップでは修正できない
■ノクチルックス初期玉での色表現がスキャナーを通すと変わってしまうので
ポジに合わせるために色修正必要
どうするかと悩んでいたら「Photographer's eye」のitamuraさんがSilkypixをお奨めされていたのでためしに試用版(期間内はフルスペック)をダウンロードして使ってみました。
古くからフォトショップに慣れ親しんできたので若干戸惑いますが、独自の理論でJPEGでもRAW変換に近いクオリティーでレタッチできるため画質を落とさずにイメージ通りレタッチできるではありませんか。
私の場合RAW撮影しないのでJPEGファイル限定版の「SILKYPIX JPEG Photography 3.0」で十分。早速購入することにしました。
とはいえレタッチ嫌いの私ですから必要最低限の機能しか使わないのでしょうね。
プロでも対応できるくらいソフトの機能としてはいろいろと凝った使い方もできるようで
もったいないと言えばもったいないのですが・・・。
銀塩から機材をすべてデジタルに換装。レタッチソフトも新鮮だったのかかなりいじりまくってもう何をやってどうなったかもわからずオリジナルの要素も消えてなくなり「よーわからんのですわぁ」と頭を抱えていた年配のフォトグラファーの方に会ったことがあります。
デジタル出身の私はすごく気持ちも理解できます。何でもできてしまうということはある
意味拠り所がなくなるということでもあるのです。
現時点ではポジが私の拠り所になっています。ですからレタッチもあくまでポジに近づけるためのひとつの手段。面倒くさがりな性格も合わせていまはこの程度のデジタル絡みが一番心地よいのです。
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コメント
Shigさん、お久しぶりです。
Silkypixどうですか?コストのわりにはなかなか優秀でしょ?
歪曲補正の機能はフォトショよりもかなり優れていると思いますし、あとはフイルム感覚のプリセットが多くてそこからの微調整も出来るし、jpgでもRAW感覚で扱えるし・・。細かいことを言わなければこれで十分ですよね。まさしく現像感覚のソフトですね。アタシは仕事でもフォトショで補正できなかったモノをこれでフィニッシュすることもあります(笑)。
投稿: itamura | 2007/06/22 12:28
filmで撮るのが好きなのですが、なかなか現実的にfilmを純粋に生かしきれているかというと、そうではないのかもしれません。filmで撮った写真をスキャナーで読み込んだ時から、それはdigitalになってしまい、film本来のものとは微妙に違ってしまいます。モノクロに関して言えば、digitalよりもモノクロfilmの方がおおざっぱな感じのするところが好きです。それは、粒子感であったり、色むらであったり、ノイズであったり。
投稿: farfarsideK | 2007/06/22 14:06
>itamuraさん
ソフトの紹介ありがとうございました。
Silkypixは面白くていいソフトなんですが、操作性のデリケート性はフォトショップの方が上かと思います。基本的に併用になるでしょうね。
あ、センチュリーライドですが、参加方向で今旅行社に問い合わせている最中です。問題は自転車の運送ですねぇ。
>farfarsideKさん
こうやってブログにデジタルデータとしてアップしていること自体本来私の好きなポジとは異質なものです。でもできるだけそのニュアンスを近づけるためには「調整」という名のレタッチが必要なんです。
投稿: Shig | 2007/06/22 21:44