はじめの一歩 その2
Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)
初めて「Nikon COOLPIX8700」を持ってでかけた時は「絞り」や「シャッタースピード」の関係もさっぱりわからなかったんですよ。でもそれはそれで「写真を撮る」という行為が妙に楽しかったことは確かです。
初心者なりに「普通に撮っていてはあかんやろ」といろいろ工夫はするんですが、ご想像通り小手先だけ工夫したってロクなこと事はありません。当然のことながらへんてこりんな構図と被写体のオンパレード。
その後、電子ビューファインダー応答性の悪さにも手を焼いていましたし、写真趣味を続ける意思も確認できたので、さらに物欲を炸裂させて今度は一眼レフを購入(Canon 10D)。で、それを持ってベルギーで撮影三昧、これがHPを立ち上げるきっかけになり、その後このブログへ発展していくわけです。
そこからはもうLike a rolling stone。ポジフィルムの発色に惹かれフィルムの世界に片足を突っ込み(EOS630)、GR1vによってスナップ写真に魅せられ、スナップ写真からライカの世界にハマってしまい現在に至っております。
現在では自分の撮りたい方向性もなんとなく自覚していますし、マニュアルで絞りやシャッタースピードもいじっていますが、さして自分から飛び込んだ趣味ではないにも関わらず「これってオモロイやん」と感じた神戸が現在の原点となっているんです。
同居人の証言3
まあ、あん時デジカメで撮った写真はほんっっっっとに酷かったわねぇ~。あれからもう3年半かぁ・・・・・写真、上手なってホント良かったねっ。
うううう・・・・全然褒められてる気がしないんですが・・(涙)
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コメント
自分の上達って結構自己評価しにくいところがありますよね。
私も先日、色々整理しているときに中学生の頃のポジを発掘し、その中から「好きだった女のコをそれはもう相当なアップで撮影したヤツ」と「彼女とふたりで友達にシャッターを押してもらったヤツ、私と彼女の間の距離が微妙」を見つけて、当時の若くて真っ直ぐで稚拙な自分に思いを馳せたってことがありました^^;
投稿: フェルメール | 2006/12/08 22:24
>フェルメールさん
以前の自分の写真を見ると頭を抱えることが多いのですが、今の自分には取れそうもないパワーを感じるときもありますね。
技術的なことは上手くなるのでしょうが、感覚はその時のものしかありませんから、いい悪いは別にして自分の変遷を見るのも面白いですね。
投稿: Shig | 2006/12/08 23:25
以前の写真をぼくも見ることがあります。初々しいと感じるものもあります。
被写界深度なども考えない写真が多く、恥ずかしくもあります。
でも、理屈が多くてパターンから出られない自分もいます。
投稿: minton | 2006/12/09 03:39
フィルム写真を意識したのは、始めて海外に行ったときですね。もう2度とこれないんだろうなと思うと、取り直しが利くデジタルではなんとなくシャッターが切れないような気がしました。フィルムだと失敗しても思い出みたいな気がして、今でも失敗した写真がアルバムに貼ってあります。しかし、小型コンパクトカメラを見回すとズームがないのばかり。知らず知らずのうちに単焦点の明るいレンズのカメラばかり集めていたようです。
投稿: domvo | 2006/12/09 06:46
人それぞれがいろいろな写真遍歴があり、その過程で木の枝のようにいろんな方向に枝分かれして、現代に至ってる経緯をみるのは凄く興味深いですね。僕は最初はごく普通の記念写真家でした。修学旅行とか誕生日だけに写るんですで撮るくらい。その後、結婚して子供が生まれデジ一眼。でもデジ一眼で撮る写真って、いろいろな方の写真をみても何だか同じ様な感じに見えてしまいました。ふとそんな時、キャパという雑誌にハービー山口さんの何気ないライカモノクロ写真が掲載されていて、ライカに凄く興味をもちました。この暖かい気持ちはなんだ!と。ブログを覗いてるとShigさん、Echoさんといろいろな方がライカで撮られていて、凄うライカが欲しくなりました。今は色々とデジも使いますが、ライカが一番楽しく感じます。この間、病気が急に悪化して、2台目のライカを購入してしまいました。MPを買いました。憧れの、Shigさん、echoさんと同じライカが欲しかったのです。
投稿: farfarsideK | 2006/12/09 07:59
>mintonさん
知識が感性の邪魔をすることもあるかと思いますが、技術的な裏づけや理屈があって創ってゆく部分が大切だと思っています。一般的には敬遠されがちですが、感性抜きの構図論とかも結構好きだったりします。(そればっかりだとヤですけどね)
>domvoさん
海外旅行でのカメラはまだフィルムとデジタルの中で揺れています。滅多に撮れない海外での写真はやはり失敗はしたくありません。でも今回フィルムでトルコを撮ったことで気持ちという点ではフィルムの方が気持ちが高揚するも実感しました。撮る分にはフィルムの方が絶対いいんですが、度重なるX線検査はやはりゲンナリします。
X線検査対応フィルム・・・・出ないでしょうね(涙)
>farfarsideKさん
写真ってシャッターを押して空間を写すという同じ行為なのに本当に人それぞれの方向性が出て面白いと思います。そこにカメラという道具の種類も大きく関わってくるところも楽しくもあり、悩むところですね。
MPご購入おめでとうございます。いいカメラでしょ(笑)。将来的にライカのデジタルも使う日がくるかもしれません。でもMPはずっと使い続けると思っています。
こんな気持ちにさせる写真趣味って本当にいいですね。
投稿: Shig | 2006/12/09 21:03