モノクロどうでしょう
Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)
今日のモノクロ写真はモノクロフィルムで撮ったものではありません。フィルムはいつもの「Kodak ELITE CHROME EXTRA Color 100」です。
ポジをスキャンしたあとフォトショップでモノクロ処理。こういった写真をアップするのは今回で2度目です。前回はこちら
本来カラーで撮った写真をモノクロ処理するには賛否両論ありますし、私も完全否定しないまでも
「カラーで撮っちゃったけどモノクロ処理したらなんか雰囲気でてかっちょいいっ」
というノリでモノクロ処理するにはちょっと抵抗があります。では、今回何故こういった処理をしたのか・・・それは
この被写体を見たときに「モノクロで撮りたい」と思ったものの入っているフィルムはカラーリバーサル。それでは仕方がないと、モノクロフィルムが入っていると意識して目一杯「モノクロの目」を持って撮影したものなのです。
さて、これってどうでしょう?
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コメント
エエと思いますよ。
投稿: ありま秀丞 | 2006/11/10 21:48
アリと思いますよ。
逆は無理ですからね~
色で撮った瞬間
「あー!モノクロ詰めてたよぉ」
よくやります(汗
投稿: pei | 2006/11/10 22:13
両方みせられて「どっちがいいですか?」はダメでしょうが、Shigさんの決めた表現ですから、ノープロブレムです。それにかっこいい写真ですもん。
僕はカラーで撮影して白黒化するのに抵抗ありません。それも表現方法だと考えています。
ブレッソンの有名な「サン=ラザール駅裏」がカラーだったとしても、同じインパクトがあると思います。>微妙に違うかもしれませんが
写真は光が描く情景を構図で切り取る芸術だと思います。最終表現までの過程は、様々な道があってしかるべし。
投稿: 銀治 | 2006/11/10 23:33
>ありま秀丞さん
簡潔なご意見ありがとうございます。モノクロマイスターの秀丞さんのお言葉は心強い限りです。
>peiさん
まさに普段私がモノクロを詰めにくいのはその点にあります。どうしてもいい色に会ったらいても立ってもいられない状況になってしまうんです。
>銀治さん
いやあ、そうしようとも思ったんですけどね。撮影時にモノクロの目で撮ったもののカラー写真はやっぱり公開しちゃいかんだろう・・・・と。
最終表現までの課程は自由ですが、結局その人のこだわりと美学はどこかで帰結するものだと思っています。
投稿: Shig | 2006/11/11 00:15
カラーの目で撮って後からモノクロの方がいいやって変えるのではないのでありだと思いますよ。
投稿: ぼーず | 2006/11/11 12:10
僕もリバーサルとモノクロ両方持歩きたいのだけれど、持歩く時が大変に思う時は、カラーをモノクロ変換する事があります。レンジ系のカメラって身軽で潔く軽快で気軽に撮影するのがいいですからね。でも、僕の場合優柔不断で両方で撮りたい、しかもモノクロは、モノクロfilmでなきゃなんていう変な拘りがあるので、困ります。
投稿: farfarsideK | 2006/11/11 13:38
僕は、いいんじゃないかと思います!(^^)
好きなように表現するのが一番じゃないでしょうか・・・(^^)
投稿: H.O | 2006/11/11 14:19
書き忘れです。
「インターネガ」という手法があります。
いわゆるポジで撮影したカットからネガを起こすやり方です。
「色や形の記録はポジでこそ成立できる。故にプリントをする時にはインターネガを使う」
という写真家もいます。という情報。
実際には白黒の場合、自分で(ラボで)コントラストを調整できる(する)という点がカラーとは違う部分です。したがってポジを白黒にする方法(インターネガもデジタルも)は、その場で白黒で撮影したものと違う可能性があることを知っていれば良いのかと思います。
むしろShigさんの場合、ポジが作るコントラストが一番頭に入っている訳で、今回のように「ポジ→デジタル白黒変換」がShigさんらしい白黒になるのかもしれません。
と、ポジティブに考えてみました。はい。
投稿: 銀治 | 2006/11/11 23:08
>ぼーずさん
モノクロの目で撮るというのは本当にモノクロフィルムを入れた時にこそ必要だと思っているので逆に積極的にそういう目で見ていこうとも思っています。
>farfarsideKさん
以前はカラー、モノクロの両方持っていったのですが、ダメでした。そんなにくるくる視点が変えられないので、今回みたいに被写体に惹かれて自然にモノクロのイメージを持つ方がしばらくいいようです。
>H.Oさん
表現の課程としては邪道といわれる過程は存在しないと思っているので、本当にひとそれぞれだと思います。銀塩-デジタル論と一緒で結局精神論的ではありますが。
>銀治さん
うわぁ、そんな手法があったんですね。
ポジデュープは仕事でも使ったことはあったんですが・・・
しかし返す返すもアグファの撤退は痛いっす。あの墨絵のようなモノクロポジってネガにもない表現力だったんですけどね。復活は・・・厳しいですよね。
投稿: Shig | 2006/11/12 01:08
ながながとですが、ついでなので。
アグファのスカーラは使わずじまいで終わっちゃいました。とほほ。
でも白黒リバーサル(って言い方も変)が完全に消えた訳ではありません。
通常の白黒フィルムを反転現像することで陽画を作ることが可能です。一度だけやったことがあります。処方も持っています。詳細は控えます(笑)
通常の白黒フィルムはかぶり防止層などの為ベースに色が付いていますが、コピーフィルム(フジにあります)は完全にクリアベースです。これを使うと完璧な白黒リバーサルを作ることが可能です。
通常カラーフィルムは色素を使いますが、この方法だと完全に銀が作る黒による階調になります。綺麗ですよー。
投稿: 銀治 | 2006/11/12 18:37
>銀治さん
原理はさっぱりわかりませんが、なにやら魅力的な方法ですねぇ。でもそれってヨドバシに頼んでもやっちゃくれませんよね(涙)。
投稿: Shig | 2006/11/13 00:22