羊はどこに
Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)
トルコでの肉料理は基本的には羊の肉です。ケバブ(串焼)にしてもキョフテ(ハンバーグ)にしても素材は羊です。イスタンブール旧市街には羊の焼ける匂いがたちこめています。次に一般的な肉は鶏肉であり、牛肉の料理は一部外国人向けにアレンジした料理を出すお店でしか見かけませんでした。
今回の旅行は長距離バスを使った個人旅行だったので街中だけでなくトルコのいろんなところをバスで通過しました。当然郊外には牧場も沢山あったわけですが、しばらくしてどうにも腑に落ちない点があることに気がついたのです。
どこの牧場にも羊がいない…(牛ばっか)
あれほど食卓にあがる羊はいったいどこで育てられているのでしょう。イギリスなんか
行くとあちこちの牧場に羊だらけ。まあ、あそこは食用というより羊毛目的なんでしょうが、トルコの羊のいなさはちょっと異常です。
■羊は地下牧場で密かに育てられている?
■牛と思っているのは実は「牛の皮を被った羊」とか?
■トルコの羊はすでに絶滅しており、羊の肉は工場で作られている合成羊肉とか?
■旅行者は電気羊の夢を見ているとか?(意味不明)
あまりに不思議だったので現地のガイドさんにこの疑問をぶつけたところ・・・・・
えっ?そうですか?羊もちゃんといるはずですけどねぇ・・・ごにょごにょ・・
と、歯切れがよくありません。きっと何かあるはずです。トルコの羊の謎を知っている方がおられたらこっそりメールで教えてください。
※ただし、それによって当局から追われるようなネタなら教えないでください。
RICOH GR DIGITAL 28mm f2.4
※トルコで一番美味しかったレストランのキョフテ
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コメント
トルコの羊‥確かに謎ですね。それとガイドさんがごにょごにょと誤魔化す素振りをするあたり‥妙にソソラレマス。
それにしてもキョフテ、おいしそうですね。ぜひ食べてみたい!!
写真で見るとトルコ料理は野菜と肉と炭水化物のバランスが良いですね。ドリンクもコーラとかじゃなく、食事にあったものを出しているみたいだし。羊肉がメインの肉というのも健康のことを気遣ってのことなのかもしれませんね・・・勝手な想像ですが(汗
投稿: kazz | 2006/06/19 00:52
謎ですね。こっそりと輸入していて、自分の国の羊だという事で出してるのでしょうか。インド料理なんか凄く好きで、よく食べるのですが、インド料理の中にちょうど似た感じの、カバブというちくわ状の食べ物があります。凄く辛いんです。これも味付けは辛いのでしょうか?今写真をみながら条件反射で唾液がダラダラです笑
ライカ、今入院中です。どうも、マウント部分のバネが弱くなってるらしいので、部品交換をしてもらう事になりました。
投稿: farfarsideK | 2006/06/19 14:39
>kazzさん
トルコの皆さんは肉も沢山食べますが、かなりの量のサラダも必ず頼んでいます。通常のメニューの量が多いのでついサラダをパスしてしまうことがあったのですが、凄く不思議がられました。でも付け合せの野菜も多かったので何とか折り合いはつけたつもりなのですが・・。
>farfarsideKさん
インド料理のカバブとはニアなものはあるのですが、スパイスの使い方などが随分違います。トルコ料理で辛いというものは少なかったですね。写真の料理もソースなんか全然かかっていないシンプルな塩味なんですが、旨みがあってそれはもう超美味でした。
投稿: Shig | 2006/06/20 01:17
羊ですか。
僕は遊牧民のテントに半日いまいしたが
羊とやぎを飼っていましたよ。
でも、あれだけの消費量を遊牧民の飼育だけで養えてるのかといえば、ちょっと疑問ですね。
投稿: ウナム | 2006/06/20 14:39
羊の肉って癖があるっていいますが、ぼくはけっこう好きです。
特産なのにどこで生産しているかわからないものってけっこうありますが、気になるとずっと気になる疑問ですねえ。
投稿: minton | 2006/06/20 21:38
>ウナムさん
各国食料調達には事情がありそうです。
それに比べて米が主食の日本は・・・・・誰が見ても米が主食ですね。
>mintonさん
私も羊の肉は大好きなのでトルコでの食事は楽しいものでした。苦手な人には街での匂いはちょっと厳しいかもしれません。でも日本の羊肉と違って本当に柔らかい肉でした。(ホンマに羊肉なら)
投稿: Shig | 2006/06/20 23:07
私が憶測でモノを言うのもどうかと思うのですが・・・
ヨーロッパ~中東諸国の羊は、スクレイピー(羊版の狂牛病)で相当数が処分されたはずです。ご存知かと思いますが、BSEの発端は、スクレイピーに感染して死亡した羊の脳髄を原料にした餌を、牛に蛋白源として食べさせたことが一端として挙げられています。それでBSEに掛かって死んだ牛の肉も、同様の餌に加工され、そのうなことがルーチンワーク化されることでBSEが爆発的に広がることになりました。
ガイドさんが言葉を濁された原因は、
1.羊ではなく代替の肉であることを隠したかった
2.間違いなく羊の肉ではあるが、スクレイピー対策が採られているかどうかがの確認や説明が難しいので、適当に受け流した
3.BSEやスクレイピーの話題そのものを避けたかった
…というあたりではないかと推測できます。
投稿: エンゾー | 2006/06/21 12:23
>エンゾーさん
うひゃっ、恐ろしい・・・・。
実際のところどうなんでしょうね。まあガイドさんはもっとお茶目にごまかしていたのでそこまで深刻な理由ではないとは思うのですが・・・。
投稿: Shig | 2006/06/21 22:33
はじめまして。時々覗かせていただいておりました。
トルコで羊をご覧にならなかったとのこと。不思議ですね。郊外に出た時、田舎の国道を走っている時、どこでも放牧された羊や山羊の大群に出会います。むしろ牛の牧場より、出会う確率は高いと思いますが。。。
ただし、冬はさすがに放牧の風景は見られません。
トルコを旅行されたのは、何月頃のことですか?
投稿: turkuvaz | 2006/06/29 22:38
>turkuvazさん
はじめまして。
トルコからのアクセスなんですね。アンタルヤは次回絶対寄りたいと思っているところなんです。じっくりブログも拝見させていただきますね。
これからもよろしくお願いします。
今回のトルコ旅行は4月末から5月中旬まででした。バスで移動したのはイスタンブール→サフランボル→カッパドキアの行程です。時間にして十数時間だったのですが、みかける牧場に羊はまったくいませんでした。
ちょっと不思議に思ったのですが、本当にたまたまだったのかもしれませんね。
日本に帰って羊の肉も食べたのですが、全然味が違います。(柔らかさも)
また近いうちに訪れたいものです。
投稿: Shig | 2006/07/01 10:09