禅問答
Zeiss Ikon + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)
今日のこの写真を撮っていると小学校1年生くらいの男の子に急に声を掛けられました。
子供 「お兄ちゃん何撮ってんの?」
Shig 「ああ、このキックボードの赤が可愛くてね。コレ撮ってるんだよ」
子供 「ふ~ん、ところでお兄ちゃんはカメラマン?」
う、お兄ちゃんはプロのカメラマンではなくて単に趣味で写真撮ってるだけの変態レンズマニアなんだよ・・・・と真面目に答えたら親とかに通報されそうなので、相手は子供だし適当に話を合わせるか・・・・と
Shig 「うん、カメラマンだよ」
子供 「へぇ、お兄ちゃんはカメラマンになりたかったんだ・・・」
え、何ちゅう切り替えし・・・。いやあ、どう答えようか。まあ、嫌々写真撮ってるわけでもないし相手は子供だしここはひとつ夢を与えるためにも
Shig 「そうだね、写真が好きだからカメラマンになりたかったんだよ」
子供 「ふうん、それで今は楽しい?なれてよかった?」
げげ、何だこの子供は。この見透かされたような質問は・・・・。本当はカメラマンではないから「今は楽しい?こんな大人になってよかった?」と心の中で翻訳したらますます頭を抱える状態に・・・・あああ。
Shig 「いやあ、ごにょごにょ○#$☆=▲で、<!Юみたいな感じかな、ははははは」
いい大人が乾いた愛想笑いをしながら小学生相手にごまかしながらその場を逃げるように立ち去る姿はなんと憐れなことだったでしょう。ああ、情けない。
教訓 : 子供相手でも誠実に対応しましょう
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コメント
毎日、寄らせてもらってます。
自分もあと2週間でノクチをゲットできるもんですから、「あ~こんな風に写るんだ」と感心しながらニタニタしております。
さて、どうして写真を撮っていると子供が声をかけてくるのでしょう?自分もこのような経験がありましたが、結論としては、いい大人であっても眼の前の事象を写真として再構成しようとするとき、非常に邪気が薄くなっているからなのでは?とむりやり納得しました。
スナップを撮っていると、きょとんとしてくる、といったのは赤瀬川ゲンペイさんでしたっけ?
投稿: tame | 2006/04/05 22:39
Shigさん、こんばんは。
今日のもホントいいですね。先日のもそうですがZeiss IkonとNOCTILUXの組み合わせはMPとはやっぱ違うんですか?
一つ気になることが・・。Shigさんはまだ「お兄ちゃん」って呼んでもらえるんですね。ボクなんか仕事で子供と接することがよくあるんですが、特に丸坊主(1年前から)にしてからというもの顔みただけで泣く子もいるのにぃ。
投稿: y_mohsan | 2006/04/06 00:01
Shigさん こんばんは♡
「キックボードの赤が可愛くて」ってもう充分誠実ですわ(笑)ところでワタシはShigさんの色彩感覚が大好きなのでトルコ旅行=モノクロメインは少し寂しいです。勝手な想像ですがトルコってビビットな色彩がいい感じでありそうなんですもの。でもきっと「キックボードの赤が可愛い」んですからねえ!
投稿: nao | 2006/04/06 00:05
shigさんの風貌なら「お兄ちゃん」と言ってもらえるでしょう。
幼稚園から小学校低学年ぐらいの子どもは一番ゴマカシがききませんねえ(^_^;) 無邪気ゆえに恐ろしい存在です。
投稿: ありま秀丞 | 2006/04/06 09:49
いいなー!子供って結構観察力や洞察力が鋭いので
子供に「お兄ちゃん」って呼ばれるという事は、それな
りに若々しいという事ですね。
きっと、僕の場合は、絶対「おじちゃん」だろうな。
僕も、トルコ旅行、Shigさんの写真はカラーがいいな。
いつも見慣れてる素敵な世界をそのままトルコの写真
でも見たいなって思います。
投稿: farfarsideK | 2006/04/06 11:32
多分、ですがその子が
「へぇ、お兄ちゃんはカメラマンになりたかったんだ・・・」
といったのは
「へぇ、お兄ちゃんは(子供のころから)カメラマンになりたかったんだ・・・」
と言う意味で発したのでしょう。これならその後の発言にも話の筋が通ります。
いや、何も考えずに脈絡のない話し方をする子もいますけど、本質を突いてくるのは案外素直な子供の意見だったりすることはよくありますよね。
どこかでも書きましたが、最近の子供はカメラを構えていると裏蓋あたりをしきりとのぞいて液晶パネルを見ようとするんですね。デジカメ売れてるわこりゃ(笑)
投稿: 襟井hide | 2006/04/06 12:53
shigさんは話しかけられるタイプなんですね。
私は話しかけられないタイプみたいで、
撮影には集中できます。
世の中には「話しかけられるタイプとそうなでないタイプ」があるみたいですが
何がそうさせるのかは、いまだ分かりません。
投稿: pei | 2006/04/06 20:24
>tameさん
tameさんもノクチゲットですか。お互い楽しんでいきましょう。
「写真を撮る瞬間は邪気が薄くなる」・・・なんかわかるような気がします。モノゴトに集中することはありますが、それが街中だったり路地裏だったりというのはお散歩写真くらいではないでしょうか。
>y_mohsanさん
Zeiss IkonとMPの違いですが、基本的に同じ条件であれば同じ写真になるはずです(露光のクセはありますが)。むしろ気分的な違いの方が大きいですね。
「お兄さん」の件ですが、その時は迷彩の軍パン履いたりとかなり若作りでしたし・・・。(正直なところちょっと嬉しかったり)
>naoさん
モノクロはメインにはいたしません。あくまでオプションで持っていくつもりです。トルコには日本にはない色がありそうで楽しみにしています。
>ありま秀丞さん
その時の格好も若者ファッションでしたから雰囲気に騙されたのかもしれませんね。もしかしたらコレが最後かも・・・・
>farfarsideKさん
おばちゃんからは「お兄ちゃん」って当たり前に呼ばれるんですけどね。
トルコでは日本と変わらず「色」を追い求めて彷徨いたいと思っています。ただ、海外のインパクトに押されてただの観光写真になってしまう危険性は大なんですけどね。
>襟井hideさん
その子供もなにか将来になりたいものがあったのでしょうか。夢がなんであれまっすぐと自分の道を見出して欲しいものです。
>peiさん
話しかけられるのは関西ということもあるかもしれません。大阪の下町を撮影しているとしょっちゅう「兄ちゃん何撮ってんのや?」とおばちゃんに声を掛けられます。いつも「怪しいもんじゃありませんよ光線」を出すように気をつけているのも影響あるかな?
投稿: Shig | 2006/04/06 21:14