印象色の表現
Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)
自分の写真をフラットに眺めてみると一枚の写真の中に色数が少ないことにあらためて感じることがあります。
モノクロ写真にもすごく興味を持ちながらカラーで写真を撮り続けている理由は街角で目に留まる「色」を印象としてフィルムで表現したいと思っているからこそなのです。
※いずれモノクロ写真にも挑戦したいのですが、並行してできるほど器用ではないので。
印象に残る色をより強調するには他の色をできるだけ排除するという手法が有効です。シチュエーションによっては難しい場合もありますが、今日の写真のようにバックのモチーフまで白いものが中心だと思わず「やりぃ」ってな感じでシャッターを切ります。
ただ、いつまでもこういった正攻法ばかりではなく色の洪水の中で印象色を見い出せるような写真が撮れたらな・・・・とは思っているのですけど。たまには路地裏から脱出するのもいいかもしれませんね。
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コメント
言うまでもないことですが、やはり人によって写真を撮るときに重視するポイントは違うものなんですね。
singさんの写真はとても印象的なものが多いと感じていましたが、色の引き算という手法はボクにとって新鮮です。
どちらかというと自分が面白いと感じた構図で撮ることが多いhideですが、そのわりには50ミリフレームで40ミリレンズを使用して平気なくらいずぼらです^_^);;
投稿: 襟井hide | 2006/03/13 21:10
えー!!!!
「色数が少ない」って・・・・・・。
色をうまく捉えられない私には「shig先生、うっそ~~ん」ですよwww
でも、今日の文章にshigさんの魔法の秘密を垣間見た気がします。
んー
勉強したぞ~w
投稿: pei | 2006/03/13 21:17
ナルホド、色で…発想が全然違いました。
でも納得です。なるほど、それなら判ります。というのは、私は主被写体至上主義で、主被写体がイチバンカッコよく見える角度から撮ることが多いので、背景は運任せみたいなところがあります。
実はShigさんの写真、特に自転車の写真を拝見していて、「この切り取り方、スゲー」、フツーこんな見せ方思いつかないって思ったのが結構あったんです。
背景をチョイスしていらっしゃるんですね。
そういうアプローチも必要ですね。よし、俺も…
投稿: フェルメール | 2006/03/14 01:29
なるほど、もしかしたら、モノクロの感覚に凄く通じる撮影スタンス
ですね。見ていてシンプルだけど、凄くつよく印象に残る素敵な
写真に感じるのは、素敵に思える被写体をいかに上手く一塊の風景
から抜き出すかによりますね。
これって、写真の原点かも
投稿: farfarsideK | 2006/03/14 10:24
色に関して深く考えたことがありませんでした。
そういう考え方があるのかと気づかされました。
という事は、それをなぞって写真を撮れば、Shigさんみたいな印象的な写真が撮れるのでしょうか。
よし、やってみよう。
投稿: まなぶ | 2006/03/14 12:37
>襟井hideさん
もともとデジタルからポジに移行したのも発色に惹かれたところが大きいですからどうしても色中心に被写体を捉えてしまいますね。シンプルに捉えていることが「印象的」と取っていただけるのなら嬉しいことです。
>peiさん
せんせーなんて簡便してくださいよぉ~(汗)。
でも、「色を絞る」って超セオリーだと勝手に思っていたんですが・・・自己流ということがバレバレですね。
>フェルメールさん
優先順位的には「被写体そのもの」「色」でそこから構図を作ってゆきます。その他にも「感覚でテキトー」というのもありますけど(笑)。
ノクチのいいところは背景を相当ボケで制御できますから少々ミスマッチな背景でもなんとか処理できてしまうところでしょうか。あまり多用したくはないですけど。
>farfarsideKさん
本当に近い将来モノクロを徹底的に追求してみたいです。写真って楽しみつくすには人生短いよなぁと最近つくづく感じます。
>まなぶさん
何を中心に惹かれるかは人それぞれですけど、モノクロ写真に対応してカラーを撮る場合どうしても「色要素」はこだわってしまいます。色にこだわるとレンズやフィルムにもつい言及してしまうのが難点ですけど。
投稿: Shig | 2006/03/14 23:39