わかりやすい写真
Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)
以前、大学では写真部だったというある知り合いに私の写真を見てもらったところ
「わかりやすい写真だね」
と言われたことがあります。その時は時間もなかったので「そう?」としか反応せずに別れたのですが、その後なんとも言えないモヤモヤとした気持ちに。
-それってどういう意味なんだろう
-親しみやすい写真って意味?
-底の浅い写真って意味?
ああ、わからない・・・・あまりネガティブには考えたくはないけど素直にポジティブに解釈していいものかどうか・・・・・じゃあ、逆に
「わっかりにくぅ~」
と言われたら?・・・・・それもあまり嬉しくないかも(笑)。
まあ、写真に対して「わかりやすい」「わかりにくい」という表現は「わかる」という定義を明確にしないと禅問答になりかねませんね。
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コメント
良いものは、理論を超えて飛び込んでくるのですから、わかりやすい、という
ものなのだと思います。
「いわゆる通ぶっている人」に解りやすいものが「難解」なのだと思います。
投稿: yuki | 2006/02/11 11:43
褒め言葉として「わかりやすい」と使う場合には、何を言わんとしているかが明確で理解しやすい、という意味だとボクは捕らえています。
写真はその人がどんな視点で「見て」いるかを伝える一面もあります。が、撮った本人以外はその写真が撮られた理由を理解したつもりで意外と勘違いして受け止めているかもしれませんしね。当然かもしれませんが。
「わかる」という言葉の定義は「理解したと自分で思いこむこと、またはそのつもりになること」という解釈だとボクは判ったつもりになっています。
投稿: 襟井hide | 2006/02/11 14:19
>yukiさん
「私の意図するところがストレートに出ている」=「わかりやすい」という意味なら凄く嬉しいです。誤解しやすい、されやすい表現は私が使う時には気をつけたいと思ったやりとりでした。
>襟井hideさん
「わかりやすい」は褒め言葉としての意味と、見下したような意味と両極端ですから使う時には気をつけなければと思います。被害妄想的に解釈すると凹んでしまいますしね(笑)
投稿: Shig | 2006/02/11 23:37
shigさん
「私の意図するところがストレートに出ている」=「わかりやすい」
この通りです。
僕の説明よりも明快です。(笑)
ごめんなさい、ちょっとクドイ話になりますが、
さらに
「意図が意図のままだとクサイものになる、『意図が機能』して初めて
『明快』になり、意図が消え軽やかになる」
「意図が未処理、意図のまま」だと「難解」になるのですね。
説明や解釈論の話になるからです。
もし、本当に届いたものなら「難解」なものは存在しないと思います。
あらゆる複雑な事象から核心を抽出し、必要なものを明快にするのが
基本だと思っています。
投稿: yuki | 2006/02/12 09:31
>yukiさん
写真の「いい」は言葉で伝えるのが難しいですね。下手するとやたらレンズの描写や粒子の話になりかねません(相手も了承の上ではそういう話も楽しいのですが)。
ある意味「感じる」だけで十分なんですけどね。
投稿: Shig | 2006/02/12 23:15
Shigさん
>ある意味「感じる」だけで十分なんですけどね。
そうですね。
ようは、受け手の胸に届けば良いのだと思います。
届いたものに、難解もなにもない、というか。
わかりやすい、というより「明快」であるべきだと。
明快さは「簡単」とは全く違うもの。
ある意味「明快さ」は「難解さ」も含むものなのだとも
思います。
shigさんのは明快な写真なので僕はファンなのであります。
結構キリのない話題ですな。(笑)
投稿: yuki | 2006/02/13 08:07
>yukiさん
ファンだなんて、ありがとうございます。
笑って見ていただいたら幸いです。
今後ともよろしくお願いしますね。
投稿: Shig | 2006/02/14 12:17