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2006/02/17

レンズの魅力

20060217
Leica MP + NOCTILUX-M 50mm f1.0 (2nd generation)

私がデジタルカメラで写真を始めた頃は「レンズ=焦点距離(画角)」でした。ですから最初揃えたレンズは焦点距離ベースで

 ■SIGMA 15mmF2.8
 ■CANON EF50mm F1.4
 ■CANON EF100mm F2.8 MACRO
 ■CANON EF70-300mm F4-5.6 IS USM
         ・・・・・etc.

と写りそのものよりもいろんな画角で切り取るかが全てでした。最近ここを見てくださっている方からすると「そんなレンズ持ってたんですか?」ってな品揃えかもですね。
当時の私を振り返って見るとMマウントレンズに見られるような表現力中心、つまり「レンズの味」という比較でレンズを語る記事などには懐疑的なスタンスでもあったのです。

ただ、食わず嫌いでもアレだしということで踏み込んだMマウント(Lを含む)の世界。すっかりハマってしまいました。今だに他の人が撮った写真では本当のところ「味」なるものの実感が沸きません。ただ、自分自身で意図して撮った写真の出来上がりを見る限りレンズの違いによる自己表現の幅の広さを「味」として実感できるのです。

そういった中でやはり憧れのレンズというものがあって、人によってはホロゴン15mmだったりズミクロン35mmの8枚玉だったり・・・・・で、私の場合ノクチ馬鹿ですから「ノクチルックスは全部揃える」なんて言ってたりするんですよね。

で、本題なんですが、何故かノクチルックス2世代目のお兄さんに当たるレンズが手元にあったりするんですよ。何故なのか自分でもよくわからないのですが、あるんだからしょうがないって感じでしょうか。2世代目みたいに未使用新品とまではいかないまでも「極美品」くらい綺麗ですが、明るさはf値で0.2暗いです。型も古くて初期型前期なので手磨きだったそうです。まあ、興味のない方にはどーでもいいことですよね。

レンズは写してなんぼ。噂や伝説ではなくその人がどう捉えるかが最大の評価だと思っています。レンズとは変に気負わず自然体でつきあってゆきたいですね。(今日の文章がぎこちないのはお許しください。)

2006021702

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コメント

お〜〜
すごい〜〜〜
これが噂の、アレですね〜〜〜
わぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おめでとうございます!(^.^)!

投稿: ロム | 2006/02/17 21:25

はい。
私、今丁度「レンズの魅力」もしくは魔力に蒸着されつつあります。
現行ながら「ズミクロン」の描写にわくわくどきどきです!
と、
ノクチ兄が!!!
に、二台体制で出撃ですか?
変な例えですけど、飛車角持ってて強そうなw
今日の一枚はノクチに対する私のイメージぴったりですね~
こう、液体窒素でその場を凍らせるようなイメージなんですよ、ノクチって。

投稿: pei | 2006/02/17 22:01

 ノクチ2本、すごいっす…
 おめでとうございます。
 どんな描写するんだろうと今から楽しみです。
 期待してますので、よろしくお願いします。

 …私もクセ玉が欲しくなってきました

投稿: フェルメール | 2006/02/18 00:51

おひさしぶりです。
うわわぁぁぁ。。。
とうとうなのかやっとなのか、おめでとうございます。
数あるノクチブログの中でも第一世代と第二世代が混在する人はいませんもんねぇ。
写真楽しみにしております。

投稿: 銀治 | 2006/02/18 01:04

そうですね
極論を言ってしまうと、どんなごく普通のレンズでも使う人によっては
とんでもない表現量が出来たりしますから、結局は使い手の付き合い方
に大きく係わってきますね。
ボケを生かした写真がいいのか、sharpな写真が好きなのか、それだけ
でも全然違ってきますね。
例えばノクチで絞って使ってる場合、どうしてもノクチである必要が感じられ
ない様なきがします。

投稿: こうせい | 2006/02/18 11:19

>ロムさん
ええ、アレなんすよ。
ショーウインドウで見たことはあったんですが、触るのも始めてで・・・写りの違いを実感したいです。

>peiさん
私もレンズの魅力の虜になったのはズミクロン35mmからなんです。色の出方や立体感が自分の印象をよく表現してくれているのに感動しました。「飛車角」と言われるような作品を撮りたいものです。

>フェルメールさん
最終的には使ってみて判断したいです。でも手にもしっくりきていい感じなんですよね。ふふふ。

>銀治さん
今年に入って物欲はじけてます。まあ、今回は「暴発」なんですけど。写り、私自身もすごく楽しみです。

>こうせいさん
ノクチはボケだけが魅力なレンズではないのが気に入っています。あまり絞りませんが絞っての描写はボケこそ通常レンズ並みになってしまいますが、色表現はこってりと独特で立体感もすばらしいです。当然開放辺りが魅力全開ですが、全域相性がいいのがここまで使っている大きな理由ですね。
それに、実は他のレンズが心底使いたくなるまでこいつを使い倒しているんですよ。そろそろ35mmにうずうずきてます。

投稿: Shig | 2006/02/18 19:57

ちょくちょく拝見させていただいています。
確かに、とろけるようなボケ味はNoctilux の魅力と思いますが、いかにも「絞り開放で撮りました」的な雰囲気一点張りですと見ている方はちょっと飽きてしまいます。むしろ被写界深度をコントロールすることによってNoctiluxの魅力をさらに引き出していただけたらよいと思います。
また、四隅の翳りがあると壁の穴から覗いたような感じがして見ている方は窮屈で「開放感」がありません。絞りは「開放」なのに!?
欠点をカバーするのも「使いこなし」と私自身感じている今日この頃(私はSummicron 50mm 2ndを使用)。絞り開放だけがNoctiluxの魅力と限定せず、もっと多彩な表現を見せていただけでしょうか?

投稿: hironeko | 2006/02/20 15:17

はじめまして。
鋭いご意見ありがとうございます。このようなご意見をいただけるのもブログ冥利に尽きるという思いです。

<開放一辺倒の件について>
さて、ノクチ開放連続についてですが、私はまだノクチルックスを使い始めて数ヶ月です。今までのレンズと違った独特な世界にいまだに驚きを感じて撮っています。そういった中で「開放=ボケ写真」といった単純な図式ではなく距離、光の入れ方によって開放だけでもかなりなバリエーションの表現をしてくれています。
そういった意味では開放の中でのバリエーションをまだまだ模索している状況なんです。それが「飽きてきた」「ワンパターン」と捉えられるのはまだまだ私が未熟な証拠。でも自分の中では飽きていませんし楽しんでいます。このレンズを今後何年もかけて楽しもうとしている酔狂なやつのまだ浮かれ気分段階と笑ってやってください。

<周辺光量落ちについて>
これは解釈の違いではないでしょうか。私は周辺光量落ちを欠点と思っていませんし開放の表現を阻害する要因だとは思っていません。ただ,「なんだか勝手に四隅が落ちてかっこよくなったよなぁ」的な使い方でなく、どのような条件でどのくらい落ちてゆくかは試行錯誤しながら撮影しているつもりです(まだ全然制御しきれていませんが)。

ノクチルックスは「意識的に撮ろうとする表現」と「レンズに撮らされている表現」の境目が難しいレンズです。撮っているつもりがいつまだまだ撮らされている感の非常に強い私ですが、焦らずぼちぼちやってゆきたいと思っています。
今回のご意見を伺って、漫然と絞った写真にも挑戦するのではなく、開放での表現をもっと理解するために意識して絞った撮影もありかな?とも感じ始めています。そういったシチュエーションになったらかたくなに開放だけでなく絞りリングを回すかもしれません。(ブログにアップするかどうかは別にして)

貴重なご意見どうもありがとうございました。

投稿: Shig | 2006/02/20 23:15

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