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2005/10/08

物欲王のいいわけ 相対的贅沢

20051008
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

我が家では突発的に絶対的贅沢ではなく相対的贅沢をしてしまうことがあります。
金額的には大したことはありませんが、精神的には結構ドキドキしてしまうこの贅沢。例えば普段は「伯方の塩」とかを使っているのですが。明治屋やイカリスーパーなどで高級輸入モノ岩塩をつい買ったりするのです。

同居人「なあなあこの塩なんぼすると思う?」
Shig 「何かたいそうな袋に入っているなあ」
同居人「せやろせやろ。なんと100g1500円!ヘロインの末端価格より高いよ、きっと」
Shig 「んなあほな。しかし塩で1500円は贅沢やなあ。」
同居人「まあ、塩は基本やし。これくらいの贅沢は・・・」
Shig 「ううう、ドキドキするなあ」

1500円でこんなに興奮してたらもう元は取ったようなものです。さすがにパスタを茹でる時などには使いません。素材の味を堪能したいなどに使ってますのでかなり「もち」もいいです。使い分ければこんな効率のいい贅沢はありません。

先日、また同居人が興奮して話しかけてきます。

同居人「どうどう?これ。今日、めっちゃ高級なジュース!」
およそジュースのビンらしくないそのフォルムはまるで高級リンスのような円柱形。
同居人「さて、なんぼでしょう?」
Shig 「果実100%高級モモジュース。350mlか・・・800円!」
同居人「残念!1200円!」
Shig 「おおお、すごい!なんかお祝いのあった日に飲むのか?」
同居人「そんなビビらんでも・・・・」

350mlのジュース1200円は確かに法外に高いのですが、考えてみたら氷を入れたら二人分はあります。ちょっとしたカフェでジュースを飲んだら700円と考えたら割安です。ところが通常のジュースの10倍の価格と考えると雲上贅沢に感じるのです。

要するに人は相対的判断に左右されやすい生き物ということなのです。ただ、気をつけなければならないのはこの逆パターン。

市場相場35万円のズミクロン8枚玉美品が仮に20万円で売られていたら・・・・「おお、安い!ここで買わなきゃ犯罪だな、こりゃ・・・これ包んでください」みたいな錯覚もしてしまう可能性もあるわけです。

「自分の感覚をあまり信じてはいけませんよ」というお話でした(ホント?)

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コメント

僕もよく錯覚して(させて?)こんな出物はまず無いよ。
買いだよ買い!っとやってしまいます。

最近、「おお、安い!ここで買わなきゃ犯罪だな...」と言って、
ノクチを買った人を知っています。(笑)

投稿: mimi | 2005/10/08 22:49

私も物欲キング!ですから、共感しています。(笑)
なんかしら、自分の中で利がまとまると悶絶しながら買っています。

投稿: ベルボン | 2005/10/09 10:06

>mimi さん
自分が買うのも楽しいのですが、人が買うのを見るのも嬉しいです。他人の無茶な散財は蜜の味ですよね。自分だと「本当によかったのか?」と悩むこと多しですが(涙)

>ベルボン さん
お金を払って勉強していると思えば・・・・。しかしながらどこかで歯止めをかけなければ・・・

投稿: Shig | 2005/10/09 22:18

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