« GR digital週間 | トップページ | 撮影できる美術館 »

2005/10/27

GR digital 私的決着

2005102702

2005102701

2005102703
RICOH GR DIGITAL

今週はGR digitalの話題ばかりで、カメラ機材に興味のない方からするとわけのわからない記事ばかり続いてしまって申し訳ありません。

<GR digital とりあえず使ってみて私的まとめ>

このブログで掲載した一番最初の写真が実はGR1vで撮影した写真であるように、今回のデジタル版GR発売のお祭りには関係なく私にとってGRというカメラに対する思いいれは並々ならぬものがありました。
そして、私の個人的な感想として今回の「GR digital」は期待以上の出来なのです。

■汎用性こそないもののスナップ撮影に特化したスペシャリティーカメラ
■撮影に一番影響が出るグリップ感、操作性に関しても満足
■画質的にも惚れこむ程の味はないものの高画質維持
■ファインダーレスに関しても私的に全く問題なし

と、まあ「欠点はないんかいっ!」てな評ですが、気になる点があってもその他の優れている点が凌駕しているので気にならない・・・欠点と意識しないので「ない」と断言してもいいくらいです(笑)

では、「全ての人に薦められるか?」といえば声を大にして言えます。

「否」

まず、求めるものが人それぞれです。GR digitalは相当ポイントを絞っています。その分一般的に要求される項目をかなりバッサリ切り落としているのも事実なんです。

さらにいくらGRという冠を被っていてもデジタルカメラであることにはかわりはありません。銀塩と同じ要求をしてしまうことは無謀です。

画質に関しても正直、デジタル的な表現からまったく抜けきれていない

と、言わざるを得ません。要はGR digitalも今までデジタルを敬遠していた人まで巻き込んでしまうほどドラスティックに開発されたカメラかというと全くそんなことはないのです。あくまでコンパクトデジタルカメラ正常進化GR風ってなもんです。

あくまでGRのDNAを受け継いだ「コンパクトデジタルカメラ」としてGR digitalを受け入れられるかどうか・・・ここが評価の大きなポイントと言えるでしょう。

こいつは使いつぶしちゃいそうだな・・・・

これは実は銀塩GR1vを初めて持ち出した時の気持ちと一緒なのです。

|

« GR digital週間 | トップページ | 撮影できる美術館 »

コメント

何人かのブログにGRDになってから「たくさん写真を撮るようになった。」と書かれていましたが、
この言葉がGRDを言い表しているかも。またカメラに対して一番の褒め言葉だとも思うなぁ。
shigさんやitamuraさんのGRDで撮られた写真を見ていると気持ちが動きますが、
品切れが続いているようでひと安心です。(笑)

投稿: mimi | 2005/10/27 23:21

>mimiさん
デジタルで経済的ということもありますが、フットワーク軽くインスピレーション中心でどんどん撮れてしまうカメラであることは確かです。
いかにも小型パソコン形状のいままでデジカメとの差別化もしっかりしています。ほんのちょっとの違いなんですけどね。
ライカとGRdigitalの併用を今週末に試してみようと思っています。

投稿: Shig | 2005/10/28 00:00

う~ん・・・・GRDやはりいいですか。
発売前は色々言われてましたが、使ってみた方の感想は皆、程度はともかく一様に好感触ですよね。
う~ん・・・・(このう~んには意味はありません・・・・ありませんってばっ!)
う~ん・・・・・・・・
う~ん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
デジはM型フルサイズCCD搭載が出るまで考えない!って思ってたんですけどねぇ・・・

でも無理っすね。だって・・・・・・
注文しちゃったんですもん。。。。
「G」がつくものじゃなく「ノ」がつくものを・・・・

投稿: echoizm | 2005/10/28 01:39

私もそろそろインプレ狂騒曲?も終わりにしてじっくりと新生GRレンズと付き合っていこうかと思っています。私の場合はさしづめR-D1との併用です。

今までUWH12やSWH15だった役割がGRDに変わりそうです。昨日、仕事で三脚に据えてすべてマニュアルモードでトライしてみましたがなかなか頑張ってくれましたよ。

実際はこれからですね、GRDの真価が問われるのは・・・。

投稿: itamura | 2005/10/28 02:24

こんにちは。
デジタルカメラとしては、突出した味があるという
タイプのカメラではないという事ですね。
でも、広角気味の画角は使いやすそうですね。
色目も派手ではなくて、落ち着いた感じがします。
コンデジをどういう風に使うかで、かなり変わってきそうですね

投稿: こうせい | 2005/10/28 10:50

個人的には、どうしてこれがAPS-Cより小さいCCDの画質?ってほどの
シャープかつ繊細な画像で、これはかなり驚いています。
GRDはかなり一眼とのギャップを感じない高画質で、一眼ユーサーにも
影響があると勝手な推察をしてしまいます。

投稿: ベルボン | 2005/10/28 21:46

>echoizmさん
私はechoizmさんのように夜の街でライカを使いこなす技術がないのでGRは随分頼りになる相棒になりそうです。
ところで「ノの字」いっちゃいましたか。京都でMP+「の」の組み合わせはechoizmさんと私だけじゃないですかね。こりゃお互い街ですれ違ったらわかっちゃいますね(笑)。
もし見かけたら声をかけてくださいね。

>itamuraさん
1年以上も待ち焦がれてやっと発売になったGRデジタル。私的には本当に満足しています(今後に期待する部分が残っているのもこれまた楽しです(笑))。
それに実はまだ21mm試していないんですよ。なんかいっぺんに試しちゃうのが勿体ない気がして・・・。ゆるゆるじっくり楽しむ予定です。だってずっと待っていたんですもの。

>こうせいさん
シビアなようですが、他の高性能デジカメと明らかに違うというほどまでに味が出ているわけではありません(ただ、高画質、高性能には変わりはありません)。
ではいままでのコンパクトデジカメと同じかというと(個人的な好みになりますが)全く別物で、所有の感覚としては銀塩カメラ達と同じカテゴリーだったりするわけです。そのあたりがGR1のDNAを感じるという所以でしょうか。

>ベルボンさん
画質もそうですが、露出補正のショートカットやグリップしながらの設定変更、使いやすいMFなど一眼レフで写真を撮るかたも同じ感覚で使用できるカメラだと思います。
先日全くの一般の人に「このカメラはズームが付いていないんだよ」というと。
「え~~。じゃあ、随分安かったんでしょ」と言われてしまいました(笑)。一般の人の感覚はそれでいいんじゃないかと・・・・。「いやいや、ふふふ」とごまかしましたけど。

投稿: Shig | 2005/10/29 10:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: GR digital 私的決着:

« GR digital週間 | トップページ | 撮影できる美術館 »