プラモデルの時代 子供期編
Leica M5 + Planar T*50mm f2 ZM
昨日の記事から自己触発されて今日もプラモデル関連です。
パソコン、ゲームが全盛の現在と違って私の頃の子供の遊びにはさほど選択肢はありませんでした。そしてその中で「プラモデル作り」は大なり小なり私の世代の子供たちはそれなりの経緯を辿ってきたことかと思います。
小学校低学年の時代からかなりプラモデル狂だった私はそれはもう、お小遣いで手に入るものであればなんでも作ってました。男の子の定番「戦車」「飛行機」「クルマ」「艦船」だけに留まらず「お城」「屋台」「おばけ」「忠臣蔵フィギア」・・・現代のヲタクも顔負けなほどの入れ込みようでした。
当然、クラスの友人もプラモデル好きが多かったですから、どんどん完成品が溜まっていくわけです。しかしながら当時のプラモデルは作った後、さほど寿命はありませんでした。なぜなら・・・・
小学校中期の子供は完成品で遊んでしまうのです。
まだ10歳前後、本当に子供ですよね。プラモデルは作って飾るものとして認識しておらず、「作ったら遊ぶもの」として大いなる役目があったわけです。
遊び方も今ではちょっと難しいくらい過激だったですね。子供でも簡単に手に入った「2B弾」という簡易爆竹で粉々にしたり、かんしゃく玉を投げつけて破壊したり、メチルアルコールを満タンにした戦艦を公園の池に浮かべ、火をつけて沈没させたり・・・。
まさに「スクラッチアンドビルド」。苦労して作り上げても散り際の美学を求めていたのです。大人から言わせれば
せっかくお小遣いで買ったのにすぐ壊してしまうなんてもったいない
と、当然思うのでしょう。でも大事に飾っておいてもそのうち壊れて捨てられてしまうのです。いっそ派手にぶっ壊したほうがどれだけ潔いか・・・・。子供ってそういうところはなぜか本質に基づいて行動していたのかもしれません。
そして小学校高学年から中学にかけては、同じプラモデル作りも「子供期」から「青年期」に入ってゆくのです。(次回があるかどうかは別にして、とりあえず続く)
| 固定リンク
コメント
こんばんは~!
メッキ部分、っていうんですか?このピカピカの部分に映った色たちがたまらなく良いですね!!!そしてしっかりShigさんも映ってますし(笑)さすがですねっ(≧_≦)
プラモの遊び方にはビビりました(笑)もっと投げるとか踏んじゃうとかそういうのを想像していたので・・・・(笑)メチルアルコール大HITでした。それでまた壮大な撮影ができちゃいそうですね。
投稿: あい | 2005/09/24 23:31
こないだから写真のイメージがなんだか違うな~っと思っていたら、ZMの文字が!
気が付かなかったよ。コクのあるツァイスの色だなぁ。
投稿: mimi | 2005/09/24 23:35
Shigさん、こんばんは
ちゃっかりセルフポートレートしていますね(笑)
しかしmimiさんがおっしゃるとおり凄いコクですね。
メタリックでこのコクですから、パステルカラーの被写体になるとどうなるのでしょう?
昨日の写真はスッキリした印象でしたが、今日の写真は往年のツァイスらしいヤニっぽさがのった印象です。
投稿: a_hase | 2005/09/25 00:42
それでは私はプラモデルのほうで(笑)
Shigさん、マブチモーターはご存知ですか?男の子ならば子供期にはみんなお世話になったと思うんですが、先日、仕事でそのマブチモーター創業者の馬渕健一氏の「お別れの会」というのに行って来まして、(馬渕氏は今年の8月に亡くなられたのですが)そこに居た男子はみんな知らないものは皆無だったのには、驚きとともに改めてマブチモーターの凄さを再確認しました。今でもその名を聞くと子供の頃の光景が浮かびます。
マブチモーターはまさしく「プラモで遊ぶ」には欠かせないアイテムですよね。私も陸海空?と縦横無尽に壊しまくりました(笑)。
投稿: itamura | 2005/09/25 16:14
偶然にも?私も爆竹を使って破壊工作やっていましたよ~。
戦艦大和を何度轟沈したことでしょう。
艦橋の無い大和が家で飾られていたのを思い出します。
それにしても、このプラナーはこってりとした美しい光沢ですね。
うまくレンズの力を引き出されていますね。
投稿: ベルボン | 2005/09/25 19:43
プラモの完成後の破壊・・・まったく書かれている通りの事を私もやっていました・・・
タイガーⅠ型の中に爆竹を仕込み、計画では
映画の特撮みたく砲塔が車体から跳ね上がるの想像して・・・結果はバラバラでしたが・・・
でも、その行為をしなくなったのは何時からでしょうか?
記憶を手繰っていくと、「仕上げ」の工程に時間を掛け始めた頃からでしょうか?
と、云っても所詮小学生のする仕上げですから、パテの削り不足、塗装前のサフェースの仕上げ不足、なんでこんなところ筆塗り?見たいな感じでした。 (^ ^;
投稿: kou | 2005/09/25 21:59
>あいさん
当時の男の子はそっちの方向で無茶してましたねぇ。駄菓子屋で火薬系のおもちゃがかなり売ってましたから・・・今じゃ考えられません。プラスチックは燃えると黒煙を上げますから結構迫力でしたよ。ああ、なんかもう一度やってみたくなってきたような・・。
>mimiさん
へへへ。こっそり買ってました。ビオゴン21mmを買う予定でしたがGRになったのでどうしてもツァイスが一本欲しかったんです。しばらくこのレンズにハマりそうです。
>a_haseさん
ズミクロンとは違ったクリア感ですよね。そして色を選ばすに発色がノリノリ・・・。原色系、パステル系をいろいろ試したくなるレンズですね。ズミクロンと35mm対決・・ああ、沼に・・・・。
>itamuraさん
25日の原稿を書きはじめているときにitamuraさんのコメント・・・。やられちゃいましたね(笑)。当時はプラモデルとマブチのモーターは切ってもきれない関係でした。
残念ながら子供期にはなかった空飛ぶモーターは未経験なんですよね。ラジコンヘリは試験運転でバラバラになって以来ちょっとトラウマで・・・。
>ベルボンさん
今から思うと2B弾みたいな過激なおもちゃが当たり前のように売っていたのがすごいですよね。一度に爆発しないように時限式に発火するようにしたりかんしゃく玉を仕込んだり・・まあ、男の子の火遊びっちゅうやつばかりでしたね(笑)
>kouさん
最高の演出を求めて仕込むのですが、だいたい結果はあっさりと爆発して終わりだったり、ぶすぶすと地味に燃えて終わりだったり・・・・。
確かに色を塗ったりパテ埋めしたりディスプレイ系にシフトした頃から派手な破壊はなくたってきたように思えます。
投稿: Shig | 2005/09/25 23:20
年に3体ペースでガンプラ(MGシリーズ)作ってます(笑) スナップオンだし、多色成型なので塗料も要らないし。先日完成した「百式」は、長男のお友達から「すっげぇぇ!」と褒めてもらいました(^_^;)
投稿: ありま秀丞 | 2005/09/26 08:09
>ありま秀丞さん
ここ20年ほどプラモデルは作っていませんので最近のシステムには弱いのですが、半完成品のできは素晴らしいようですね。
昔はバリを取ることとデキの悪いパーツの再成型で時間を食ったものです。
パーツも金属パーツが増え、当時とは別物のようです。(お値段も別物ですが)。
投稿: Shig | 2005/09/26 12:47