字幕マジック
Leica M5 + Planar T*50mm f2 ZM
WOWOWなどで映画を見る場合どうしても吹き替え版より字幕版を見てしまいます。日本の声優さんはレベルが高いので吹き替え版はそれなりに楽しめるのですが、どうしても最初はオリジナル版を見たいと思ってしまいます。
しかしオリジナル版でも生の声として日本語が混じっている場合もあるわけです。ブレードランナーなどがその代表例でしょう。
また、日本を舞台にした映画では字幕が逆転する場合があります。映画「ブラックレイン」などがそうですが、この映画で印象に残っている字幕がありまして・・・・
若山富三郎演ずるやくざの大親分がドスの効いた声でいう台詞。
「おんどれ歳なんぼや!」
さすがベテラン俳優、そりゃあもう、迫力満点です。
ところが「ブラックレイン」はアメリカ映画、日本語の台詞には英語で字幕がつきます。そしてこの迫力のある台詞の時の英語字幕は・・・
「How old are you?」
いや・・・確かにそうなんですけどね・・・日本語表現の豊かさと異文化のギャップを感じた瞬間でした。
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コメント
こんにちは
僕はDVDなんかを見る時はいつも字幕版ですね
なるべくオリジナルをそのまま見たいからです
でもこのヤクザ映画は、やはり英語にできない部分がありますね
迫力ダウンですね
投稿: こうせい | 2005/09/23 11:37
う~ん、せめてYou!とか、なんかつけてもよさそうですね(笑)。
写真の箒の青がとっても濃紺で良いですね。
蛇口のハンドルを取っているところなども良いですね。
投稿: ベルボン | 2005/09/23 22:15
>こうせいさん
以前「七人の侍」の海外バージョンを観たことがありますが、その時の字幕も相当脱力ものでした。(特にブログでは紹介できない言葉など)
意識して観てみると結構面白いかもです。
>ベルボンさん
「仁義なき戦い」も英語字幕で観てみたいものです。
「Planar T*50mm f2」は原色系の表現力が魅力的なのでこういった被写体に向いていますね。
投稿: Shig | 2005/09/23 23:35
余計な知識が映画鑑賞をジャマする時もありますよ~
・何かの映画だったか忘れたが、主人公が持っていた S&W M19(俗に言うコンバットマグナム)を見た街のゴロツキのセリフに「オイオイ、デカいピストル持ってるじゃねえか」という字幕を付けていた。「M19はリボルバーだろ! ピストルじゃねぇ!」 とブツブツ突っ込みを入れて嫁さんに嫌がられた。
・ナポレオン時代を描いた映画。マスケット銃に「ライフル」という字幕をアテていたのを見て「施条してねえだろ! ライフルじゃねえよ!」とブツブツ突っ込みを入れて(以下同文)
投稿: ありま秀丞 | 2005/09/26 08:51
>ありま秀丞さん
マグナム系では「ワイルドセブン」でオヤブンが使っていたパイソンが好きでしたね。
日本で第一人者の翻訳家も感情表現は上手いのですが、専門用語となるとトンチンカンな訳が結構あるようです。「アポロ13」でも電気系、宇宙船関連の専門用語の訳がひどかったとのことです。まあ、見る側の知識に合わせろというのも酷な話かとは思いますが・・・。
投稿: Shig | 2005/09/26 13:01