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2005/07/31

物欲王のいいわけ バーゲンで買った撮影用バッグ

200507311
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

カメラ専用バッグではありませんが、ちょい撮り用のカメラ用バッグを買いました。袋乞食の私のお気に入りブランド「マンダリナダック」のショルダーバッグです。鮮やかな色、センスのいいデザインのこのバッグがなんとバーゲン価格。もう買うしかありません。

直島行以降、持ち出すカメラをできるだけ少なくするように心がけていますので、バッグもコンパクトなものが欲しい。そういった欲求にぴったりです。ライカ1台、GR1台、フィルム、携帯電話、財布、文庫本・・・・これでほぼいっぱいいっぱいです。

カメラ用バッグではないので底にスポンジを入れ、一応カメラを防御。横からの衝撃は中に入れる文庫本と財布でガード。これ以上過保護にする必要はないでしょう。
何度か持ち出しましたが、結構いい感じです。ちょっとした撮影はこれでいいかな・・・・。

・・・と、言っている間にもうまた別なバッグ(撮影を意識したバッグ)を2つも買ってしまいました。これについてはまた後日・・・

200507312
※M5にエルマーを付けるとキングタイガーに50㎜42口径砲を装着したみたいですね(笑)


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2005/07/30

ルマン24時間耐久レース

20050730
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

以前私がテレビでルマン24時間耐久レースを見ていた時の同居人との会話
※ちなみに同居人は「うるさいだけ」とレースの知識は見事にゼロです。

「ぶいぶいとまたうるさいモノ見てるね」
「いいじゃん、年に一回のルマンなんだし」
「毎週見てるやん」
「あれはF1。あれとは違うの」
「で、これはいつまで?」
「24時間だから明日夜までかな」
「24時間!大変だねぇ、ドライバーも・・・飲まず食わず眠らずで」
「いやあ、1人ではとても無理だから3人1組で運転するんだよ」
「ふ~~ん・・・・・・で、トイレは?」
「いやあ、トイレは当然運転しないときにすればいいのよ」
「クルマの中に簡易トイレがあるんだ・・」

どうも話がかみ合いません。もしや・・・・

「お前、もしかしてクルマの中に3人乗ってると思ってない?」
「だって、さっき3人一組って言ったじゃない・・」
「げげ」
「走りながら運転を交代するのは大変だよね。おやつもいるだろうし」
「ドライブじゃあるまいし・・・ピットで交代しながら24時間走るのっ」
「な~~んだ、ズルぅ~~」

同居人に言わせるとルマン24時間は過酷なレースではなく3人でズルしながら走るレースのようです・・・・とほほ

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2005/07/29

夏にご用心

20050729
Leica M5 + Summicron 35mm f2 (6elements)

ここのところ日によっての体重の変化が激しいです。一日でプラスマイナス1kgなんて当たり前、下手すると朝と夜とで2kgくらい差がある日もあります。
多分これは水分摂取量による影響ではないでしょうか、ビール350ml缶3本飲むだけで1kg以上です。水分をよく摂る夏はそういった影響は受けやすくなるかと思います。

ただ、それに甘えて「ちょっとオーバー気味だけど、これは水分」と思っていたら後でエライ目にあいそうです。要は一日の体重の増減で一喜一憂する必要はありませんが、最低ラインが切りあがっていては意味がありません。やはりちょっとオーバー目かなと思ったら早めの節制・・・・ダイエットは減らすことより維持が難しいです。


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2005/07/28

偏食日記 肉じゃが

20050728
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

昨日岡山のことを書いたので岡山続きで・・・・

先日肉じゃがを家で食べていたところ同居人が
「岡山弁では肉じゃがのことをなんて言うのん?」というので私は岡山弁で切り返します。

「肉じゃがは普通に肉じゃがじゃが」
「はぁ?じゃがじゃが?」
「おお、肉じゃがは肉じゃがじゃがぁ」

岡山弁では「~です」を「~じゃあ」とか「~じゃが」とか言うので「肉じゃが」と組み合わせると「肉じゃがじゃが」になってしまします。ちなみにこの応用編としては

「ミックジャガーじゃが」
「電子ジャーじゃあ」
「ジャージャー麺じゃあ」

などがあります。同居人は失礼なコトに笑い転げています。

「関西弁かてそんな例あるやろ」
「そんなん、ないわ」
「くそぉ、そやなあ・・・そんなら『マダムヤン』はなんて言うねん」
「マダムヤンやん」
「ほなら『カラヤン』は?」
「カラヤンやん」
「ほら、関西弁かて変やん」
「普通の会話に『マダムヤン』や『カラヤン』は出てこーへんやろ」
「出てくる出てこないの問題ではないぞ」

肉じゃがひとつで不毛な会話が続いたのでありました。

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2005/07/27

・・・君と呼ばれたい

20050727
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

会社で専務から

「Shig君、来週までにこれこれの資料をまとめておいてくれないか」

と、「君づけ」で呼ばれることはありますが、社会人になると普段は基本的に「さんづけ」で呼ばれます。ところがちょっと前、故郷の岡山で高校時代の同窓会があった時

「Shig君、久しぶりじゃがぁ。どねぇしょーたん?」
(Shig君、久しぶりねぇ。どうしてたの?)

と、当時の女子高生(現在の※※※※)である女友達から声をかけられました。

Shig君・・・・女性から「君づけ」で呼ばれる・・・ああ、なんと心地よいのでしょう。

確かにこの歳で「君づけ」で呼ばれるのは照れくさいのですが、高校時代から「ん十年」経った今ですが「君づけ」で呼ばれてしまうともうすっかり気分は青春真っ只中の高校生です。同窓会は開始当初こそ「おじさん・おばさん」の集団でしたが、すぐに当時の教室のような雰囲気になったのでした。

※クラスのマドンナに限らず女性陣がまだまだ綺麗で若かったのには本当にびっくりしました。女性って怖いっすねぇ。


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2005/07/26

偏食日記 さて、どっちだ

20050726
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

鶏のから揚げは大好物なんですが・・・・・
                ブロッコリーは苦手ですわ

※パスタに絡んだ緑色の物体がバジルではなく、細切れのブロッコリーだった時は泣きながらよけました(すっげぇ手間なのよ、これが)


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2005/07/25

思い込みは怖い

20050725
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

毎日放送に「らいよんちゃん」というライオンのキャラクターがいます。関西以外の方はピンとこないかもしれませんが、今は夏のイベント「オオサカキング」とあいまって毎日テレビに登場しています。
このキャラクターが出てきた当初、どんな展開をしているのかとGoogleで検索をかけたことがあります。ところが一向にヒットしない・・・・結局その理由は単純でした。

「らいおんちゃん」で検索していたのです。

ご想像通り「らいおんちゃん」ではなく正式には「らいよんちゃん」が正しいのです。毎日放送のチャンネルの「4」をかけたものなのです。発音が微妙な事と、「ライオン」は「らいおん」だろうという先入観が問題だったのです。


以前会社の資料で「salmon」(鮭)のつづりを確認しようと和英辞典を引いていた時のことです。

「鮭、鮭・・・っと」
「あれっ・・・・載ってないぞ・・・」

いくら調べても和英辞典に「salmon」が載っていないのです。そんなわけがないとしばらく調べて自分の思い込みに気づいて愕然としたのです。

私は延々と「しゃけ(shake)」で探していたのです。(涙)

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2005/07/24

痛い目にあいたい・・・かも

20050724
Leica M5 + Elmar 35mm f3.5 (1930)

ライカを買うまでカメラは新品を買うものだと思っていました。しかしライカ系に手を出してからというもの、そうそう新品が買えるわけではありません。当然のことながら中古品がベースになってゆきます。

ボディーにしてもレンズにしても中古品は「当たりハズレ」が多く(ハズレの方が多いともいいますが)、手痛い授業料を払って初めて中古道を極められると言います。

ところが私の場合ライカ系のボディーやレンズを7点ほど中古で購入しましたが、全て「当たり」ばかりで故障、不具合は起きておりません。ライカの師匠「謎のX氏」からは

「Shig君は幸せだねぇ」

と言われていますが、運がよいばかりでなくこの師匠の目利きを通して買ったものもありますので師匠様様といったところでしょうか。

でも中古系カメラでブログを書かれている方の「中古購入失敗談」がちょっと羨ましかったりもするんです。何か失敗して初めて中古愛好家みたいなところもありますし・・・。

ブログネタにもなるし、ちょっと痛い目にもあいたいな・・・(ちょっとだけですよ)

※リスク覚悟でヤフオクで買ったCLE、絶好調です。←苦労なし街道まっしぐら

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2005/07/23

歯医者は嫌い

20050723
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

ここのところ虫歯にもなっていないようなので、歯医者にもしばらく行っていませんがやはり定期健診には行ったほうがいいのでしょうか・・・。

以前、虫歯で歯医者に行ったときの悪夢が足を遠のかせているのかもしれません。

「は~い、Shigさん。これからちょっと削りますからね。」
「あぐあぐ」(はいはい)
「痛かったら右手をちょいと上げてくださいね」
「あぐ」(はい)
ぎゅぃぃぃ~~んんん。
「あぐぐうぅぅぅ」(うへえ、痛いっす)※右手を上げながら
「はぁぁい、ちょっと我慢してくださいね・・・」
ぎゅぃぃぃ~~んんん。

だったら右手上げる意味ないじゃん。

でも美人で若い女の先生だったので、そのまま我慢せざるをえませんでした(涙)

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2005/07/22

夏はブログに向かないぞっと

20050722
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

昨日mimiさんもコメントに書かれてましたが・・・・

暑いと文章が進まない・・・・というか、思考を出力する機能が低下するようです

書きたいことは山ほどあれど文章を書く気力も失せ、ぼ~~~~っとキーボードに指を置いたままフリーズ状態・・・。
まあ、しばらくするとこの暑さにも慣れまた出力全開になるとは思いますが、それまでは無理せず短文で“ゆる~く”まったりゆくことにします。

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2005/07/21

夏バテ?

20050721
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

一気に梅雨明けしていきなり暑くなったもんだから、ちょっとばかり体がびっくりしているようです。さっきアップする直前で書き上げた原稿をダメ出ししてしまいました(涙)
本来なら気を取り直して新たに書き直すのですが、こう暑いとさすがに根性ナッシングになってしまいました。スミマセンが本日は写真のみということで・・・。

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2005/07/20

写真の熟成期間

20050720
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

ノレてない日は散々歩いてもあまり魅力的な被写体も見つからず(あったとしても気づかない)ファインダーを覗いてピントを合わせるものの結局シャッターを押さずにその場を離れることもしばしばです。

それとは逆にノリに乗って撮影できた日は自然と面白い被写体が次々見つかり、あっという間にフィルムを何本も消化してしまいます。当然その日に撮ったフィルムが現像から上がる日はとても待ち遠しく、上がってきたらカメラ屋の店員からひったくるようにポジを奪い取り、早速ビューワーコーナーで確認を始めます。

-おお、いい感じで上がってるじゃん!
-これなんか思い通りだし・・・
-おっ、アンダー過ぎるけどかえって味出たかも・・・

いい感じの写真が多いと、もうそれは上機嫌です。
「へへ、これでブログ掲載写真一ヶ月分は確保といったところかな・・・」と、調子乗りまくりです。帰宅すると早速スキャンの開始。鼻歌まじりにスキャンした画像を整理して「今回は納得の撮影だったな・・」と、一人悦に入りビールも進みます。

さて、数日後ブログ掲載用の写真を選ぶために保存した画像を見始めてびっくり。おりょりょ??傑作揃いだった筈の先日の写真が何か色あせて見えます。

-何か以前撮った写真の焼き直しみたい・・・・
-被写体に撮らされてるだけやん
-ろくに考えずに撮ってるのが明らか
-何を撮りたかったんだっけ?

表面的になんとなく上手く撮れていそうな「一見納得の写真」も熟成期間を置いて冷静に見直してみると、一気にダメ出しがでてきます。
結局「ブログ掲載一ヶ月分の写真(予定)」は最終的に「数日分」くらいに縮小され、後は反省会用のフォルダーに・・・(涙)

勢いだけでセレクトするとろくなことはありません。写真も冷静に見る熟成期間が必要なようです。今日もまた数枚、掲載予定から反省箱へ・・・・

※逆に一度ボツにした写真が後でジワっと味が出てくる場合もあったりしますけど。

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2005/07/19

何撮ってますか?

20050719
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

「趣味で写真撮ってます」と言ったときに「何を撮ってらっしゃるのですか?」と切り返されると一瞬言葉に詰まります。

-いやあ、「自転車」とか「蛇口」とか「壁」とか・・・・・

街中散歩写真というのは写真を撮らない人にはなかなか伝わりません。
「お散歩写真」「スナップ写真」「街中写真」「なんか適当にその辺りの写真」・・・
この中で一番認知度が高いのが「スナップ写真」だと思いますが、この「スナップ写真」ってのがクセモノで明確な定義が難しいんです。いろいろと調べているうちに見つけた「スナップ写真」に関して思わず笑ってしまったやりとりをご紹介(抜粋要約バージョン)

-スナップって計算ずくでセットアップしたものじゃない一瞬を捉えたものでは?
    ↓
-では、都会の風景を撮った時はスナップなの?
    ↓
-都会の風景というか、たたずまいだけならスナップじゃない。どんな形であれ人が入っているシーンを瞬間的にキャッチするのがスナップだと思う。そういう意味ではいいスナップはなかなか撮れないよ。
    ↓
-人が入ってないとスナップじゃないんだ?人が入ってないスナップ風な写真はなんて言うの?
    ↓
-それは「スケッチ」とか「お散歩写真」と呼んでるね。別に悪い意味じゃなくてね。スナップとは瞬間芸だから、人の動きがないとスナップじゃないね。
    ↓
-それじゃ森山大道の写真はほとんどお散歩写真ってこと?

森山大道氏が「お散歩写真家」にされてました(笑)。「スナップ写真」「お散歩写真」・・・・・奥が深いです。

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2005/07/18

偏食日記 ウミガメのスープ

20050718
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

皆さんは「ウミガメのスープ」というお話をご存知でしょうか。

ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました・・・・・・・・。
※続きは周りの方にお聞きになればどなたかはご存知の筈

成人になって初めて自分のお金で「土用丑の日」に「うなぎ」を食べた友人がおりました。こってりと脂ののった「うなぎ」を食べて一言・・・

「これは「うなぎ」じゃない・・・・・」

彼の家では「土用丑の日」は決まって自宅で鰻の蒲焼を食べるのが慣わしで友人も毎年楽しみにしていました。しかしこの年は初めて外で食べた「うなぎ」は今まで家で食べた「うなぎ」とは全然違う味だったのです。
すぐさま家に帰り「今まで家で食べていたのは何なのだ」と母親を問い詰めます。母親は答えにくそうにぽつりとつぶやきました。

ごめんねぇ。悪い悪いとは思いながら言い出せなくて・・・毎年「うなぎ」と言って出していたのは実は「アナゴ」だったのよ・・・・。本当にごめんねぇ・・・。

友人は自殺こそしませんでしたが、腰が砕けたそうです。

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2005/07/17

セミドロップハンドルの時代

20050717
Leica M5 + Summicron 35mm f2 (6elements)

自転車に目覚め始める小学校高学年の頃、世の中は子供向けスポーツ自転車のブームの時代でもありました。子供の心をつかむために絶妙な商品が投入され続けていたのです。

・前部、後部フラッシャー付
・5段~10段変則
・ディスクブレーキ
・三角ラジアルタイヤ
・楕円ギア
・エンジンカード
※スポークに薄いプラスチックの板が当たるようにして走ると「バリバリ」音がでるようにした迷惑なシステム。当然手作りでもできましたので私も自作しました。

しかしその中でもなんといっても「セミドロップハンドル」は画期的な商品だったのではないでしょうか。まだまだ「本格的ドロップハンドル」は大人のものであって、

子供の自転車につけるのはいかがなものか・・・

といった風潮の中ドロップハンドルの角度を浅くすることにより大人を黙らせてしまった「セミドロップハンドル」これには当時の子供たちは心を奪われてしまったのです。ましてやそういった流れで無理やり作ったともいえる「セミドロップハンドル」は造形的にある意味ドロップハンドルをしのぐ完成度だったのです。

本来ドロップハンドルは走行シチュエーションによってグリップ位置を変えられるように設計されたハンドル形状です。ですからスポーツ用、長距離用など用途によってブレーキ位置やハンドル形状にも違いがあるほど実用一点張りのハンドルです。
それにくらべて「セミドロップハンドル」はドロップハンドルの格好だけ取り入れてた「普通のハンドル」です。「セミ」とついただけで「ドロップハンドル」のカテゴリーに入ったなら「ドロップハンドル」は随分気を悪くしたのではないでしょうか。

当然時代の潮流に翻弄され、いまではすっかり姿を消してしまった「セミドロップハンドル」ですが、時々路地裏散歩中に発掘されることがあります。残念ながら自転車置き場に整然と並んでいたり、玄関の前にあったりと写真としてアップするには?なシチュエーションばかりですので掲載はしていませんが・・・・・ちゃっかり記念撮影はしています。いつかフォトジェニックな場所に置いてあるセミドロップハンドルの自転車に出会いたいなぁ。

※あらためて見返すと猫写真、珍しいクルマ、珍しいバイクなどの自己満足写真多かったです(笑)

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2005/07/16

代表選考 監督の悩み

20050716
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

サッカー日本代表は無事来年のワールドカップ出場を決め、後は本番までにどこまでレベルアップできるかという楽しみな展開になっています。我々は単純に楽しんでいればいいのですが、選手たちはそうはいきません。予選で活躍したからといって必ずしも本番に出場できるとは限らないのですから。

来年予定している海外旅行ですが、候補地は今のところ「北欧」or「トルコ」となっています。タイプの違う2候補ですが、どちらも魅力的なんですよね。まだ1年ありますから楽しみながら迷います。
さて、旅行まで1年、私にはやらねばならない事があります。

海外に持ってゆくカメラの選抜

そう、直島行で5台もカメラ持っていって後悔しまくった私は次回からの旅行には必要最低限のカメラしか持ってゆかないことを心に決めています。したがって主要カメラのうち何台かは代表選考から落とさねばなりません。

来年の旅行なのになんで今から?

サッカー代表と同じで急にチームを組んでも連携プレーができません。また、性能がいいカメラがベストとも限りません。「手になじむもの」「レンズとの相性」「故障がすくないもの」「サブカメラとのバランス」「最悪、盗難や紛失の場合の精神的ショック度合い」などなど、今からシミュレーションしておかなければならないのです。

現在普段の撮影でもA代表とB代表にわけ、時々メンバーを入れ替えて連携を試しています。一日中撮影で歩くと思われますので重さやストラップの形状も大きな要素です。また、今あるカメラだけがライバルではありません。「新メンバーの加入」」も十分考えられます。(特にデジタルGR選手の実力が未知数ですが影響度大でしょう)

さらに争いが激化しているのはカメラだけではないのです。レンズも少ないながらも競争は発生します。「新メンバー加入」の可能性はカメラ以上にありますので現在のエースストライカー「ズミクロン選手(背番号6)」もうかうかしておられません。(本人は背番号8の兄の新加入を警戒しているようです)

フォーメーションも「メイン&サブ」でいくか「メイン&メインのジョイントナンバーワン」でいくかで攻め方が変わってきます。「まだ1年」というより私にとって「もう1年しかない」といった監督の心境です。

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2005/07/15

真似しごんべぇ

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CANON EOS 7s + CANON EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM

さて、今日の使用カメラに「?」と思われた方もおられるかと思いますが、つい先日のことです。同居人「ぴぽりん」が現像から上がってきた写真を見ながら私に話しかけてきました。

「ねえねえ、この写真・・・・」
「ふむ、どれどれ・・・何かいつも写真らしくないなあ・・・・」
「これね、貴方の写真みたいやろ(笑)マネして撮ってん」
「げ・・・」
「ふふん。貴方の撮り方は見切ったわ!」

見切られてしまったようです。いとも簡単に見切られる私の写真って・・・・・(涙)
そう、実はこの写真の撮影者は同居人「ぴぽりん」なんです。

ちなみに私を意識せずに撮ったのが↓だそうです。

200507152
CANON EOS 7s + CANON EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM

※今日の写真2枚とも撮影 : 同居人「ぴぽりん」

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2005/07/14

ツァイスイコンの次の一手

20050714
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

お手頃な値段で発売になるツァイスイコンですが、多分それなりに売れると思います。いままでのライカブランドでAEはちょっと・・・と変にこだわっていた人が「ツァイスなら」と購入しそうですし、シャッタースピード2000の魅力もあります。
また、今回のツァイスでレンジファインダーに興味のある新規参入組もいいきっかけになったのではと思います。
さて、実用カメラの無敵艦隊を目指す私としてはもし今回の「ツァイスイコン」が売れたならスキマをうめてくれるナイスなカメラの開発をここでお願いしたいのです。(お願いしてもどうにもならないのですが)

Mマウントコンパクトマニュアルツァイス(露出計アリ)

ミノルタCLEでコンパクトMマウントを体験し、そのフットワークに魅了されているのですが、AEベースでの設計のためマニュアルとなると露出計が働いてくれません。露出補正もちょっと面倒な動作が必要です。
適正露出でバンバンとるシチュエーションならいいのですが、私の場合意識して「どアンダー」に撮る場合も多いので絞りやらシャッタースピードでそのあたりを一発で調整できるマニュアルカメラはかえって楽だったりするのです。

さらにシャッタースピードがファインダー内に見えてくれればなおよし。簡単に言えば「超軽量コンパクトなM5」が欲しいのです。

CLと同じくらいの大きさでもう少し軽め。見やすいファインダーと的確な露出計内臓。ツァイスブランドで定価9万円ぽっきり(実勢価格7万5千円)
ライカのサブカメラとしてこれまたそれなりに売れるのではないでしょうか。
※「それなり」としてしか言えないところが悲しいのですが・・・・。


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2005/07/13

森山大道氏 in 尼崎

20050713
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

またまた見つけてしまいました森山大道氏情報です。(まるで私は森山大道氏の追っかけかストーカーみたいになってしまっていますが、単なる「いちファン」にすぎませんので誤解なきよう(笑))

かなり地味な告知でしたので前回の京都での展示会以上に見つかりにくい情報でした。今回は森山氏が主役ではなく「写真家 井上青龍 回顧展」でのゲストイベントでの参加ということです。(なおさら見つかりにくい)
一応公式サイトでも広報されていますので確実情報かと思います。

7月30日(土)⇒8月28日(日) 5階美術ホール

トークショー「青龍が視た時代、青龍と視た時代」
日 時 8月6日(土) 14:00~
会 場 アルカイックホール・ミニ(尼崎市総合文化センター2F)
出 演 森山 大道(写真家)、猪瀬 光(写真家)
定 員 200名
※聴講無料

詳細は尼崎総合文化センターHP(井上青龍 回顧展詳細ページへ)
http://hccweb1.bai.ne.jp/archaic/page1/art_top.html
      ↓
写真家 井上青龍 回顧展
      ↓
関連イベント コチラをご参照ください。

関西近辺の方限定になってしまいますが、井上氏の展示会と合わせて都合のつくかたは参加されてみてはいかがでしょうか。(トークショーは無料みたいですし)

※新作の「ブエノスアイレス」買いました。どこで写されても森山氏の視点は健在です。いつもそうなんですが森山氏の写真集を見た翌日は影響を受けたせいか、勢いのある撮影になることが多いです。(当然作品はついていけませんが・・)

今日は早朝5時起き仕事だったので早々に布団に入ることにします・・・眠い・・・。


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2005/07/12

セルフポートレート

20050712
Leica MP + Summitar 50mm f2.0

ここのところスナップで人物を撮ることがめっきり減りました。全く撮らないわけではないのですが、風景の一部としてとかせいぜい後姿といったところでしょうか。そのあたりは時代を反映してかどんどん消極的になってしまいます。

もともとあまり撮っていないとはいえポートレートに無関心なわけではありません。人という被写体はやはり魅力的で、直球ポートレートよりロケーションに溶け込んだコラボレーションの方が好みです。しかしながら友人に頼んで撮らせてもらうのもなんか気恥ずかしいのです。そこで・・・。

お分かりのとおり「セルフポートレート」です。まあ、こっちのほうがある意味恥ずかしいっちゃ恥ずかしいのですが、街中写真で壁とか自転車ばかり撮っているとたまには人恋しくなるんですよ。ここはひとつ「鏡という被写体」だと思って・・・駄目?


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2005/07/11

映画館は苦手?

20050711
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

昔は映画館で映画を見ることが好きでした。しかしここ最近足を運ぶことが激減しています。

映画館でのマナーが悪くなっていませんか?

家のビデオやDVDで映画を観る機会が増えたせいか、緊張感を持って映画館で映画を観なくなっているのではないでしょうか。やたらと私語が目立ちます。まるで家でDVDを家族と一緒に見ているような気軽さでおしゃべりをする・・・。
どうにも我慢できなくなって上映中に注意をしてお互い気まずくなる・・・こんなことが続くので足がどんどん遠のいてしまったのです。

一作目のロードショーから長年お付き合いしてきたスターウォーズの最新作も観には行く予定なのですが、できればゆっくり落ち着いて観たいのです。
学校の夏休みが過ぎたあたり、平日の最終上映に場末の映画館で観客ガラガラで観られれば理想でしょうか。(そこでしゃべられては元も子もありませんが(笑))

と、いうことで大作の話題にリアルについてゆけない私でした。

※映画好きしかこないマニアックな作品を上映するミニシアターは随分マシなんですけどね。

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2005/07/10

要は程度の問題?

20050710
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

この間現像から上がってきたポジを見て愕然としてしまいました。36枚中30枚以上に何かしら「自転車の一部」が・・・・。ありゃりゃ・・・・・。

「自転車ばかり撮っているのはパターン化された作業ではないか

と少し前まで悩んでいたのですが、撮りたいものを我慢するより飽きるまで徹底的に撮ってみるのもいいんじゃないかと割り切って、撮り続けていました。その結果がこれです・・・。いや、我慢せずに徹底的に撮るのはいいと思うのですよ。でもその反動っていうのにちょっと不安を感じてもしまいます。

○サッポロポテト
子供の頃私は「サッポロポテトバーベキュー味」というスナックが大好物で、お小遣いでお菓子を買うときや遠足には必ずこの「バーベキュー味」を選んでいました。そして数年後・・・もう思い出しただけでも舌に味が蘇るほどになりました。
それ以来数十年、私はこのスナック菓子を食べていません。

○マクドナルドフィレオフィッシュ
初めての就職先では東京の表参道にある支社に配属になりました。原宿駅から表参道を歩いて出勤するというお洒落な毎日です。仕事は10時からでしたので時間にも余裕があり、毎朝マクドナルドに寄ってフィレオフィッシュの朝マックばかり食していました。そして数年後・・・もう思い出しただけでも舌に味が蘇るほどになりました。
それ以来十数年、私はフィレオフィッシュを食べていません。

○チーズトースト
大学の下宿時代、一部屋の家賃が1万円ぽっきりという安下宿に住んでいましたので部屋に台所があるわけもなく、こたつから出ずに食べられる簡単な主食と言えばトーストがありました。さすがにバタートーストだけでは物足りないのでスライスチーズを乗っけたチーズトーストが主食になるわけですが・・・・以下同文

まあ、このようにひとつの指向をあまり単純に追及するといきなり数十年単位で拒否反応が出てしまいます。徹底的に追求するのも程度次第といったところでしょうか。自転車を見るのも嫌というほど撮っっちゃいかんでしょう、やっぱり・・・。

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2005/07/09

そない怒らんでも

20050709
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

不定期掲載している「被写体に極度の入れ込み型空振り猫写真」です。
街角で猫を見かけると、これ以上はない笑みを浮かべながらそっとカメラを取り出すのですが、さっきまでこの世の春とばかりにうたた寝していた猫が、ある一定の距離まで近づくと急に獣に戻り、臨戦態勢に入ります。

望遠レンズがあればいいのですが、メインは35mmですから景色を入れるにしてもそれなりに近づかなければ撮れません。
ほとんどの猫は射程距離に入ったあたりで急遽撤収されてしまいます。

猫一目散!・・・なんかTVCMであったような・・・あれは猫まっしぐらだったかな?
(えらい違いや)

ところが・・・・

先日、猫にまともに威嚇されました・・・
人としてのプライドがちょっと傷ついたとです・・・。

気分はヒロシです。ああ(涙)

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2005/07/08

やってしまったがや

20050708
MINOLTA CLE + Elmar 35mm f3.5 (1930)

最近は複数のカメラを並行して使っています。カメラは基本的に使い倒してなんぼ。買ったカメラは出場機会を均等に与えねばいかんでしょう。(ただ、デジタルカメラは出場条件が異なるので出番待ちといったところですが・・・)

ところがこの機会均等法が思わぬ事態を招いてしまいました。並行してフィルムカメラを使用していると、撮影し終わってフィルムを抜いたカメラとフィルムが途中のカメラが混在してしまいます。
そういったカメラを使用している限りそのあたりは慎重に扱うのが基本中の基本。ミスった方に責任があるのは重々理解していたはずなのですが・・・・
思い込みとは恐ろしいもので何の疑いもなくフィルムがないカメラと思い込んで鼻歌まじりに裏ブタを開けるとそこには

-くるくるっとスプールに巻きついたフィルムが・・・(涙)
-は、はいってんじゃん!

慌てて閉めましたがもう後の祭り。すわ全滅か? さあ、これから撮影を始めるぞと思っていたときにこのショックはデカすぎです。もうその日の撮影はメロメロでした(泣)そういった台無しになったフィルムの中にはもしかして傑作が・・・ああ、考えると悲しくなります。 デジタル時代を通して撮影の失敗こそあれ、データーやフィルム管理の失敗は初めてでした。これも試練か・・・・。

※現像してみると、幸いぶっとんだコマは5~6枚くらいでした。
※マニュアルカメラは空シャッターを切るとカウンターが回りますので、今度はフィルムなしで撮影してしまう危険性も・・・。ああ、恐ろしい。


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2005/07/07

偏食日記 究極のカツカレー

20050707
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

日本に伝達されたカレーというメニューはその後独自の文化を築き、日本の独特のカレーという地位を確立しました。これに似たメニューといえばラーメンやスパゲティー(パスタ)などがあります。
ところが現在は各国の料理に対する鎖国状態が解け、本格的なレシピでの料理店が主流になってきています。だいたい私の子供の頃は「フランス料理店」や「中華料理店」はありましたが、「イタリア料理店」などはなく、スパゲティーといえば「ミートソース」と「ナポリタン」の2択でした。

そういった中に「インド料理店」の躍進もあり、大人になって始めて本格的スパイシーカレーなるものを口にするのです。そりゃあもう美味いに決まってます。複雑に絡み合ったスパイスの祭典。インスタント固形ルーでは表現できないインディアンワールドが口の中で展開します。

じゃあ、日本カレーは駄目なのか・・・いえいえそんなことはありません。日本カレーには日本カレーならではの発展があり、ルーが固めのカレーならではの味わいがあるのです。そして「明太子パスタ」などに見られるような日本独自のバリエーションに「カツカレー」というものがあります。「カレー」と「とんかつ」・・・この夢のようなハーモニーは「ケンとメリー」のように永遠のコンビです。

さて、本格カレーを一度経験するとある欲望が頭をもたげます。

「本格的インドカレー」と「とんかつ」を組み合わせた「究極のカツカレー」を食したい。

「本格的インド料理店」でいきなり持参したとんかつを勝手にトッピングするわけにはいきません。どうするかいな・・・・と悩んでいましたら、最近ではデパートの地下の食品売り場などで「高級本格的インド料理店」のルーが売られていたりするんですね。
「よっしゃこれだわい」とちょっとお財布に厳しい「高級本格的インド料理店」のルーを購入。とんかつの方も有名とんかつ屋のものを購入します。
さて、いよいよ夢のカップリングの完成です。

・・・・・・感想ですか?

世の中には「想像以上でも想像以下でもない」という言葉が存在しますが、多分この言葉の典型的な具体例として辞書に載せてもいいのではないでしょうか。

出来上がったカレーは「高級本格的インド料理店」のルーのかかったカツカレーでした。

※でも美味しかったですよ。

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2005/07/06

Book Baton

20050706
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

先日「ほっつきながら」のomoteさんからミュージックバトンをいただきましたが、今度は「Piggy Pink Paper Diary」のK-esさんから「ブックバトン」なるものをいただきました。相変わらずこういった企画は受けるぶんにはノリノリですので早速いってみましょう。
※ミュージックバトン同様勝手な解釈で進めていきますがご了承ください。

乱読傾向があるため適当に5冊選ぶとわけのわからないピックアップになりそうなのでここはK-esさんを見習ってジャンル限定SF小説にしぼることにしました。
SFは映画などではよく観られると思うのですが、意外に小説はメジャーではありません。ミステリーやホラー小説に比べて人気がないには理由があります。

■SF小説の90%以上は駄作である
沢山読めばわかると思うのですが出版するのが不思議なくらい「駄作」オンパレードです。適当に何冊か読んで当たりを引く可能性は極めて少。SFファンはどこか自虐的です。
■訳がひどい
海外SFを翻訳する人が少ないのでしょうか。どう読んでも日本語になっていない訳をよく見かけます。いまはなきサンリオ文庫などは、修行僧のような覚悟が必要でした。
■世界観がつかみにくい
まあ、SFですからいろんなシチュエーションで話が進むのですが、その前提を理解することを含めて楽しむ気持ちがないとただ、面倒な話というだけです。

まあ、こういった感じでとっつきにくいSF小説ですが、そこには名作といったものもやはり存在したりします。

「星を継ぐもの」 ジェイムズ・P・ホーガン 創元SF文庫
他のSFはおいそれ薦めたりしませんが、この本はSFを読んだことがない人にも薦めています。SFというより良質なミステリーとも言えるでしょう。体裁はハードSFなんですけどね。その後「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」と続きますが、一作目がやはり秀逸!

「発狂した宇宙」 フレドリック・ブラウン ハヤカワSF文庫
時代設定も古く、古典の部類に入りますが、SFのSFたる要素が詰まった一作です。私の中でSFの基本といえばこれですね。

「幼年期の終り」 アーサー・C・クラーク ハヤカワSF文庫
人生においてもある時期一気に成長したり、ひとつレベルの高いフェイズにシフトしたりすることがあるかと思います。この話は人類がそういった状況に遭遇した時の話ですが、つい自分の人生に置き換えて考え込んでしまいます。

「人間以上」 シオドア・スタージョン ハヤカワSF文庫
ホモ・ゲシュタルト(集団有機体としての人間)という概念はサイボーグ009の原点ともなったようです。私はこの本を学生時代の下宿のベッドで読んでいたことも覚えています。読後しばらく放心状態になったなぁ。人の在り様や愛、幸せといるものを考えさせられる一冊です。そろそろもう一度読んでみようかな・・・。

「銀河英雄伝説」(本編全10巻) 田中芳樹・徳間書店
「アニメではラインハルトのキャラが少女マンガ的で入りにくい」
「外伝も合わせると160話(DVD)もあるのでどうやって見るの?」
「タイトルが子供っぽい」
とアニメですら敷居が高いですが、下知識なしで小説を読むのも序章あたりは結構厳しいかもしれません。ただ、そこを過ぎればもう珠玉のSF大河小説の世界に浸りきれます。
※ちなみにアニメ版も全話所有しています。(弟からのダビングで)

<おまけ>
■筒井康隆 全作品
星新一はともかく筒井康隆を小学生の頃読み漁ったことは少なからず私の人格形成に影響していると思われます。ドタバタエログロナンセンスと評されながらもその本質は「センスオブワンダー」です。

好みの分かれるSF小説というジャンルですが「星を継ぐもの」だけは手放しでお薦めできます。まだお読みでない方は騙されたと思って是非!

※さてバトンですが、ミュージックバトン同様足元に転がしておくことにします。ご興味があれば持ってってくださいな。

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2005/07/05

東京出張(今回は泊まり)

20050705
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

東京出張は頻繁にあるのですが、ほとんどが日帰りです。京都からの往復なので片道2時間ちょっと・・・無理してでも帰った方が結果的に楽なので・・。

と、いうことで日付も変わったので変則的に早めに更新です。もしかしたら東京からモバイルでちょこっと追加更新するかもしれません。
K-esさんからいただいたブックバトンの原稿でも書きながら優雅に移動したいのですが、チェックする資料や原稿の手直しで行きは仕事モードの可能性大です。(でも息抜きも必要だしちょっとくらいは・・・)
ほんでは行ってまいります。

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2005/07/04

物欲王のいいわけ 2005年夏のバーゲン 1st GIG

20050704
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

今年も夏のバーゲンの時期がやってまいりました。別にバーゲン期間中だけ買い物するわけではないのですが、よっぽどのものがない限りやはり「安くなってから買う」が鉄則かと思います。今年はブランドごとに開催期間をあまりずらさず7/1より一斉に開催するところが多かったのが特徴でしょうか。

さて、今シーズンはあらかじめターゲットを決めていましたのでポイントを絞ってアタックできました。

■会社用ボタンダウンのシャツ
これはバーゲンにかかりだしたアニエス.bで購入。白地にピンストライプ(長袖)

■黒の細めのパンツ
これもアニエス.bで発見。腰のあたりが結構きついので更なるダイエットが必要?

■カメラ用バッグ
これはまた別エントリーで詳しく・・・。いいの見つけました。

そして今シーズンの最大の山場、去年からマークしているブランドがありました。

■LANVAN en Bleu(ランバンオンブルー)のジャケット
ランバンといえば私達の親の世代のブランドかとお思いでしょうが、バーバリーと同じくランバンも今の時代に合わせて生まれ変わっています。去年コートも購入したのですが、もう最高のデザインです。一応カジュアルラインなので値段もこなれています。さらにバーゲン!買わない手はありません。少し出遅れましたが、気に入ったジャケットが2着あり、選びきれずに思い切って2着とも買いました。ちょっと無理しましたが、いい買い物でした。

もう、思い残すことはないのですが適当に周って気に入ったTシャツなどありましたら追加購入もアリかもです。(気になるのは遅れてバーゲンにはいるポールスミスかなぁ。今年のポールスミスは当たり年だし・・・)。バーバリーブラックレーベルは今年もバーゲンなし。強気っすねぇ。

※書いてて思ったのですが、バーゲン報告聞いても誰も嬉しくないですよねぇ。すみません。←本人は喜んでいるので許してやってください。

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2005/07/03

そろそろ発売ツァイスイコン

20050703
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

書店に並んでいた「ツァイスイコンのすべて」というムックを買ってきました。レンズは遅れながらも徐々に発売になっていますが、そろそろ本体も登場のようです。
今までベールに包まれていた本体価格は¥153000円(実勢価格では¥130000くらいでしょうか)。決して安いものではありませんが、ライカを新品で買うことを考えれば半額以下。デジタル一眼と比べても魅力的な価格ではないでしょうか。

実はMPしか持っていなかった時はすっかり買う予定にしていました。そもそも邪道といわれているAE付ライカであるM7も私の中ではライカの正常進化として全然アリでした。Mマウントのレンジファインダーでブランドだってツァイス、問題はありません(実質製作はコシナですが)。後はいつ出るか・・・てなもんでした。しかしツァイス君、出るの遅すぎ!そうこうしている間にライカマウントだけで「M5」と「ミノルタCLE」が手元で増殖してしまっています。(ましてやCLEはコンパクトAEなのでモロバッティング)

さすがに無敵艦隊編成を目指す私も今回のツァイスイコンは見送りです。誰か買ってインプレッションしてくれませんかねぇ。←買わないまでも興味津々

※この記事の下書きをしながらいつもの皆さんのブログを巡回していたらleica-m8さんの「mONOCHROMe」でも同じ記事が・・・・。また先を越されてしまいました。早っ、さすがです>leica-m8さん(笑)

※ムックを何度も読んでいたらどうみても割安に見えてきて意味もないのに物欲が沸いてきてしまいました。ちょっと雨の中走って頭を冷やしてきます。

※今日の写真は一種のセルフポートレート?でも変な中腰っぽく写ってしまっています。ちょっとかっこ悪いです(涙)

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2005/07/02

感覚を伝えるということ (後編)

20050702
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

写真の世界もそうで、初心者に向けての基本説明はとにかく絞りとシャッタースピード、露出の決め方、補正の仕方、などカメラの構造による物理的な裏づけのあることばかりです。構図の決め方や光の取り入れ方もひととおり「セオリー」が存在します。

ただ、問題はそこからなのです。「なにがいい写真か」「どうやればその時の気持ちを写真で現せるか」「感動する写真って何?」などの領域に入ったとたんその感覚の表現はいきなりあいまいになり、説明しにくくなるのです。そこを無理に説明しようとするので「空気感」「感触」「心の距離感」「心情風景」といった表現になるのですが、少なくとも物理的な表現でこれらを伝えてもらうよりはなんとなく雰囲気でも納得してしまう部分があります。
ただはこういった感覚言葉は実感がわかない時には

「何言ってやがんでいっ。わけのわからん事を」

と思ってしまいますが、そのうち自分がそういった感覚を人に伝える立場になって初めて感覚を言葉にする難しさがわかることになるのです。語彙が比較的豊富な人はその表現が文学的になったり、哲学的になったりしてそれぞれ個性が出るんじゃないでしょうか。ちなみに長嶋茂雄さんは語彙の引き出しがあまりに少ないため、あの天才の感覚を言葉で伝えようとしても「そこはそれぴゅ~っとですね」「どどんといって、ぱっといくんですね」という表現になってしまうのです。

でも語彙豊富でなければそういったものは伝わらないのでしょうか。いやむしろ長嶋さんの表現の方が感覚としては伝わる気がしてきました(笑)
長嶋さんがもし写真上級者なら中級者へのアドバイスで「こういう景色はぱっと見て、きゅっと感じたことを、どど~んと心に展開しながら、にゅにゅぽっとシャッターを押すんだよ」とかアドバイスしていたのではないでしょうか。(伝わるかどうかは長島さん次第ですが)

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2005/07/01

感覚を伝えるということ (前編

20050701
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0

途中ブランクがありながらもビリヤードを20年ほど続けています。写真はそれに比べると本当に駆け出しなのですが、ふと似たような感覚に捉われることがあります。

ビリヤードの基礎を教えるときはそのほとんどの部分は物理学です。

-手玉をこの角度に当てると先玉はこの方向に走り、ポケットに向かうよ
-手玉の下を突くと玉が逆回転して引いてこれるよ
-バンクは強く突くとクッションの影響で角度が縮むよ

などなど、すべて物理学で説明ができますので原理さえわかれば初心者も理解しやすいものなのです。ところが中級になって、マスワリ(ブレイクしてそのまま相手に突かせずに最後までミスなく突ききること)がどんどん狙えるようになりだしてからの上級者からのアドバイスは何故か神がかってきます。

-もっとここは重たい玉を突かなきゃ
-こういうケースは玉を殺すんだよ
-ずーんと押すのではなくここは弾く弾道で押してね
-キュー離れをもっと遅く

どんどんアドバイスが抽象的で比喩的になってきます。例えば最後の「キュー離れを長く」というのは「はじくように突くのではなく玉を押すようにできるだけキューと玉の接触時間を長くとるようにすること」なのですが超高速カメラで実験したところ、はじくように突こうが、長く突こうが数千分の1秒単位でも物理的には差がないことが実証されています。
でも実際は弾いて突いた場合と押すように突いた場合では玉の弾道は違います。何故なのでしょう?要は突く瞬間が問題ではなくそうやって突くストローク自体が問題なのです。そういったストロークをすることを一番端的に表した表現が「キュー離れを長く」ということなのです。

※この話を写真の話につなげられる?   (つづく)

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