ひさびさのデジタル一眼 「街中瞬間撮り」(2)
CANON EOS 10D + CANON EF17-40mm F4L USM F4L USM
「街中瞬間撮り」と「街中モノ撮り」は出来上がり的にそんなに明確にすみ分けられるものではありません。レンジファインダーでも瞬間を狙う場合もあります。ただその場合のほとんどが「待ち構えて撮る」という「待ち」の体制がほとんどです。ピントと露出をあらかじめ合わせておいて、前もって決めておいた背景の中にベストな被写体が現れた時にシャッターを押すといった感じです。
フルオートデジタルの場合は置きピン、露出保持もできますが、半シャッターを押したまま待機しなければなりません。ものぐさな私はいちいちマニュアルに切り替えることもしません。したがって、瞬間を狙う時はそのフルオートの利点を活かし「その場その場」の瞬間をそのタイミングで狙ってゆきます。「待ち」に対して表現するなら「攻め」の「街中瞬間撮り」といえるでしょう。
そういった性格の違いからレンジファインダーでは落ち着いてゆっくり撮れる「街中モノ撮り」が中心になっていったのです。
そして今回のように長い間レンジファインダーカメラばかりを使用してきた後フルオートデジタルを急に持ち出したため反動で「街中瞬間撮り」の傾向が大きく出てしまったのではないでしょうか。
デジタルGRに期待するものとして少し前にその期待をエントリーしましたが、こういったレンジファインダーにはない瞬間性というものを自然に補完する位置づけという形でも期待したいものです。後はこういった違いのあるカメラを2台持って本当に補完できるものなのかどうか、果たしてすみ分けることがよいのかなどはこれからじっくり検証してゆきたいですね。
※今日の写真はギャラリー「Snap on」にアップしている写真ですが、これも一瞬のチャンスで撮影したものです。フルオート一眼レフでなければ撮れなかった可能性大です(少なくとも私の腕では)
| 固定リンク
コメント