偏食日記 不味く作るということ
RICOH GR1v
また、カレーの話です。
こうやってみると食事の話をすると「カレー」、写真を撮るといつのまにやら「自転車」って偏り気味の今日この頃です。
皆さんは今まで何度「不味いカレー」を食べたことがありますでしょうか。「おいしくないカレー」ではありません。「不味いカレーです」
■ 大阪駅周辺丼もの屋の場合
またまた昼飯時です。たまたま麺類、丼ものを中心にやっているお店に入りました。ちょっと老舗風です。普通にそばでも頼んでいればよかったのですが、メニューに「カレー」を見つけちょっと魔がさしてしまいました。
「こういうダシをきかせているお店のカレーは和風で美味しいのではないか」
出てきたカレーを一口食べて・・・・もうテーブルを引っくり返す気力も湧きませんでした。多分レシピは以下の通りです。
1) 沸かしたお湯にカレー粉を入れて、切ったジャガイモとニンジンを入れてしばらく煮込む・・・・・・・・・・以上!
3口ほど食べて泣きながら店を出ました。
■ 会社の寮の晩御飯
入社して数年は会社の寮に住んでいました。当時特に薄給だった私は食事がでる寮の存在はとてもありがたいものでした。そこの食事は全体的にいうと「普通」です。格安の負担で食べられることを考えると文句は言えません。・・・カレーを除いては。
そもそもカレー王国である日本は市販ですばらしい「ルー」が沢山あります。甘い辛いも選べる優れもの。初めて母の日に子供が見よう見まねで作ってもそれなりに食べられるはずです。ところがその寮母さんの作るカレーは明らかに市販のルーを使っているにもかかわらず「激マズ」なのです。????どうやったら市販のルーでこんなに不味いカレーができるのか不思議でなりません。むしろ不味く作るほうが難しいような気がします。
カレーの日は泣きながらカップラーメンを食べていました。
誰しもがそこそこのレベルを保てるはずのものを、あえて超低レベルで表現する。それもそれによって収入を得ているプロが。私はここに確信を持って断言します。
丼もの屋の主人も寮母さんも世間様にはそのような姿を見せていますが、あくまでそれは世を忍ぶ仮の姿であり、その正体は「前衛芸術家」であるに違いないと
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コメント
こんにちは。
はじめてここにおじゃましたときがカレーの話だったので、懐かしいなあ…って懐古するほど昔の事じゃないけど(笑)、それでつい立ち寄ってしまいました。
「どうやったらそんなに不味く出来上がるのか!?」と頭を抱えたくなる料理、ありますねえ。不思議ですよね。単に「美味しくない」は個人の嗜好の問題かもしれないからあえて話題にもしないけど、超絶的に理解困難な不味さの話は面白い。確かに「前衛」と名がつくくらいシュールなことかも。
投稿: K-es | 2005/06/11 10:58
実はカレーネタまだあるんです(笑)毎日ペースとはいいませんが、多分「偏食日記」だけでブログが立ち上げられるくらい書きたい気持ちはあるのですが、写真ブログとの葛藤で今のペースに落ち着いています。(さすがに2つは無理なので)
味覚は人それぞれとは言いますが、さすがに限界はある・・・・・と、いいながら「私だけ?」という可能性もあります。もしそうならそれってちょっと恐怖に近いものを感じます(笑)
投稿: Shig | 2005/06/11 21:45
Shigさんこんばんは!!
不味いカレーの興味深く拝見しました。
カレーって誰でも美味しく作れる料理だと思っていましたが、不味いカレーなんてあるんですね・・・。興味本位で一度食べてみたい気もします。
味覚のちがいでしょうかね?それともやっぱり誰が食べても不味いのでしょうか?やっぱり一度怖いもの知らずで食べてみたいです。
投稿: yuche | 2005/06/11 23:05
>yucheさん
こればかりは食べていただかないとわからないところ(笑)お店の人に「不味すぎるのでお金を返してくれ」と文句が言えないこの微妙さ。他のメニューはマシなのかそれなりの客数。思わず神様が私にだけ悪戯をしたのでは?と思うくらい・・・。
美味しくないお店は多々ありましたが、「明らかに不味い」は印象的でしたね。
投稿: Shig | 2005/06/12 10:46