マニュアルによる意思伝達
MINOLTA CLE + M-ROKKOR 40mm f2.0
leica-m8さんの「mONOCHROMe」のエントリー記事からのトラックバックです。
カメラや車には、ほとんどの操作をオートで出来るにも関わらずマニュアル仕様が存在します。何故わざわざ不便といわれるマニュアルを?
通ぶって格好つけてるのさ
うーむ、全くそんな要素がないとはいえませんが本質はちょっと違うかなぁ。車やカメラもマニュアルといえどその大半をメカに任せています。とはいえエアコンや炊飯器のように目的に向かって粛々と動作を積み重ねればそれで満足かといえばそうではありません。運転にしても撮影にしても少なからず人間の意思を反映して走行したり撮影したいという欲求が発生するんですよね。
そういった意思をできるだけダイレクトに反映しようとするならば最後の最後はマニュアル操作によるメカへの意思伝達が必要になってくるのです。
私も今まで乗ってきた車は全てマニュアル仕様であり、撮影も90%をマニュアルカメラで行っています。しかし、マニュアルがどんな状況でもベストかというとそうじゃないんです。
渋滞の中移動手段としてのみの運転ではマニュアルよりオートマチックが便利です。被写体の動きに合わせて「瞬間を連続して撮りたい場合」などはフルオートのデジタルカメラの本領発揮でしょう。
どちらを選ぶかはケースバイケース。どちらが絶対的に便利なわけでも不便なわけでもありません。ましてやマニュアルを使いこなすことなんてちっとも偉くないのです。
マニュアルカメラでの撮影の場合、ピントや露出を合わせながら被写体と向き合い、巻き上げのタイミングでリズムをとる・・・。それによって作品の出来が変わるわけではないのですが、自分を表現する過程でマニュアル操作という動作によって相棒(カメラ)との一体感が得られ、なんだか楽しい・・・ただ単にそれだけなんですよね。
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コメント
私も、今までの車はすべてマニュアルトランスミッションですし、よくわかります(^-^)。
コメントとして書くと長くなりそうでしたので、トラックバックさせていただきました。
それと、森山大道さんの写真展私も行きましたよ~。のちほどエントリーする予定です。
投稿: omote | 2005/06/28 15:04
>omoteさん
40kmで街を流してもスポーツマインドが味わえるハンドリング、サスペンション、ミッションが私の車選択の基準です。omoteさんも同じ匂いを感じます(笑)
神戸からだと京都造形芸術大学は遠かったでしょう。エントリー記事楽しみにしてますね。
投稿: Shig | 2005/06/28 23:13