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2005/06/03

ピントを合わす

20050603
RICOH GR1v

ピントといっても撮影時のピントではありません。写真の方向性のピントです。

先日の講評会の時、講評の先生に嬉しい言葉をいただきました。
「Shigさんのここ一連の作品は「色」「素材感」「切り取り方」にこだわりを感じます。伝えたいであろうことがパワフルにかつダイレクトに表現されていて、いまノッて撮ってますという感じですね。この方向性はいいと思います。・・・・・」
辛口のこの先生に写真全体をストレートに褒められたことは始めてだったので、やはり嬉しかったですね。いつも個々の写真には的確なアドバイスをいただいていますし、鋭い指摘もずいぶんいただいてきましたから。

まだまだ、試行錯誤の段階であることは当然なのですが、感覚的に撮り散らかすだけでなく自分なりの表現方法の方向性の一角が少し見え始めて、それを指摘してもらったことが褒められる云々以前に素直に嬉しかったのです。

講評会には一度に3枚、時には10枚の組写真での提出ですからこのブログとは違いかなり意識してセレクトしています。でもこのブログでのアップ写真も適当に選んでいるかというとそうではなく自分の方向性の範囲を広めにとってすこし「ぶらせて」掲載しています。
そう、マニュアルでピントを合わすとき、あえて一度ピントをはずし、そこから慎重に合わせてゆくように・・・。
焦って「自分流」を固めていくつもりはありません。他の方の素晴らしい写真に感化されつつ自分の気持ちが一番伝わる表現、伝えたいモノたちの方向性はいつも意識しておきたいとは思っています。

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コメント

オイラ如きが口にするのも何ですが。
Shigさんと知り合った(?)頃から比べれば飛躍的に視覚が明確&鋭角になっていると感じていました(同意見多数)。
こんな所に秘密があったんですね!?
納得!

投稿: Hirotaka | 2005/06/03 23:46

>Hirotakaさん
Hirotakaさんとはギャラリー立ち上げ時からのお付き合いですものね。お恥ずかしいかぎりです(笑)。講評会はあるといっても1~2ヶ月に一度ですから回数こそは少ないのですが集まる人の写真のレベルも高く、いい加減に格好をつけた写真を出すと全部見ぬかれてしまいますのでいいプレッシャーになってます。
また、組写真での構成を考えながら写すクセもついたことも大きいかもしれません。あともうひとつ自分で意識し始めたのは「ズミクロン」との出会いからです。このレンズの描写にほれ込んでしまいましたのでズミクロンのよさを活かす写真というのは常に意識しています。
まだまだ、自分では納得まで3合目あたりかなという感じですが、これからも悩みながら楽しんでゆきたいと思っています。

投稿: Shig | 2005/06/04 22:00

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