木漏れ日の中で
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)
桜の時期も過ぎ、天気のよい日は新緑のまぶしい季節になってきました。強すぎない陽射しとさわやかな風、新緑から生まれる木漏れ日はモノクロ、カラーともに被写体にうってつけなのですが、今日はその木漏れ日に関する「トリビアネタ」です。
※ネタの出所:写真の講評会で講師の先生
木漏れ日によって地面に映し出された木の葉の影は柔らかいシルエットで地面を覆っているのが通常です。でも周りの影に比べて比較的くっきりとしている影エリアを見つけたことはないでしょうか。単純に考えると「その枝だけ地面に近かったのでは?」と思うのですが、影のシルエットがはっきりするほど地面に近いケースは稀です。実は・・・
ピーンホール現象による自然界の針穴写真
であるそうです。つまり木々の葉が重なってたまたまピンホールカメラの針穴の状態が偶然発生し、その穴の上にある葉が地面に写し出されていたのです。ただ、針穴といっても相当大雑把なものしかできませんから他の葉の影と明確に差が出にくいのも事実だそうです。
これからの季節、そういった視点で木漏れ日を見てみるのも面白いかもしれませんね。
※本来ならピンホール現象の現われた木漏れ日の写真と一緒にアップできればよかったのですが、残念ながらそういう写真はありませんでした。記事と今日の写真は関係ありません(涙)。
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コメント
なるほど ピンホール現象ですかぁ~
木漏れ日の下を歩くのがちょっと楽しくなりそうなお話でした!
投稿: tomo | 2005/05/19 11:49
>tomoさん
講評会でスライドされた写真は影がそこだけくっきりしていました。私の写真には残念ながらそんなに都合よくは写ってくれていませんでした(涙)
投稿: Shig | 2005/05/19 22:06