プロカメラマンのサブカメラ
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)
バーゼルワールド(スイスの時計見本市)の記事に惹かれて買った「ラピタ」に興味深い小特集が載っていました。
「あなたのサブカメラ見せてください」
本来写真撮影を生業としているプロカメラマンの方はそのジャンルによって「プロとして撮影する のにふさわしい機種」を使用して撮影しています。そのプロのカメラマンが仕事のサブというよりは 趣味として持ち歩いているサブカメラを紹介しているのです。そして、今回の特集で目玉は単にカメラを紹介しているだけでなく、そのサブカメラで撮影された、作品を掲載しているところです。
本来の仕事としての作品も当然気合が入って素晴らしいのですが、肩の力を抜いてサブカメラで趣味的に撮影された作品もこれまたいい感じなんです。またそのサブカメラも私たちアマチュアフォトグラファーが普段使っているカメラがほとんどなので親近感も感じられます。プロカメラマンの中でもプライベートではカメラすら持ち歩かない人から「仕事も写真」「趣味も写真」という人まで様々です。ただ、「趣味も写真というプロ」と「仕事は別で趣味が写真というアマチュア」は腕とか経験は別にして同じ「写真を楽しんでいる」という共有できるものをこの特集から感じることができるのではないでしょうか。
まだ書店に並んでいると思いますのでちょっと覗いて見てはいかがでしょうか。
■久保田育央氏 (メイン:コンタックス645、サブ:ライカCL)
■広田尚敬氏 (メイン:EOS-1D、サブ:R-D1)
■宮嶋茂樹氏 (メイン:EOS-1D、サブ:TC-1)
■三好和義氏 (メイン:ペンタックス645、サブ:TC-1)
■林渓泉氏 (メイン:ニコンF5、サブ:ローライフレックス)
■渡辺達生氏 (メイン:ペンタックス645、サブ:GR1、GR21)
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コメント
こんばんは。
なかなか興味深い特集ですね。
こうしてみると、あまりデジタル化は進んでいないんですね。
投稿: Sin-1 | 2005/05/28 22:19
>Sin-1さん
今回のプロの方のメインカメラはあくまで代表的なカメラのみの紹介かと思われます。一部のアート系フォトグラファー以外は仕事としてはデジタル化は確実に進んでいると思われます。その分サブカメラは逆に銀塩指向に向いてくるのではないでしょうか。
さて、我々アマチュアとしてはそのあたりどうなんでしょう(笑)
投稿: Shig | 2005/05/29 21:49
宮嶋さんのサブカメラがTC-1というのがなんとなく意外でした。もっとこうヘビーデューティーなカメラ、同じ高級コンパクト路線でもGR-1vとか。勝手なイメージですね(笑)。
TC-1も生産終了が発表されましたし、ちょっと値上がりするかなぁ。
私の場合は、趣味に徹するという意味でフィルムがメインで、サブはデジタルでしょうか。フィルムで撮る一瞬はアマチュアとしての魂をぶつけますので、両方フィルムというのは、疲れちゃうかもしれませんね。サブとしてのデジタルは楽で、なによりfunですしね(^-^)。
投稿: omote | 2005/06/05 20:36
>omoteさん
コメントありがとうございます。そしてギャラリー、ブログ復帰おめでとうございます。私のサイトはいろんな意味でomoteさんの影響も大きく、すごく勉強もさせていただいているので、本当に嬉しいです。
宮嶋さんのサブカメラがTC-1というのは私も意外でした。むしろサブカメラには普段にはない要素を求めたのではないでしょうか。
でも皆さん写真、カメラともに好きなのは一緒ですぇ。
投稿: Shig | 2005/06/06 12:40