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2005/05/05

見せたい写真、恥ずかしい写真

20050505
Leica M5 + NOKTON classic 40mm f1.4 SC

毎日お恥ずかしい写真をアップしているShigですが、今回の話は自分で撮った写真ではなく、自分の写真です。ある程度人生を重ねてきて振り返ってみると「輝いていた自分」と「今思うとイタかった自分」の両面があるかと思います。
今日は、以前会社で「皆に見せて自慢したい自分の写真」と「人生で一番恥ずかしい写真」を見せ合おうということになり持ち寄った時のお話です。

私自身でいうと自慢したい写真は「赤ん坊の頃の写真」と「1200ccのバイクをかっこよく取り回している時の写真」の2枚をチョイスしました。
皆の写真をみても子供の頃のかわいい表情の写真が一番多く、他には成人式の時の振袖の写真や、高校でスポーツをしている時の写真などが続きました。
まあ、ここまでは前段でまあ、「あら格好いいわね」「いいじゃん」など社交辞令が飛び交います。本番はこれからです。人生で一番恥ずかしい自分の写真を見せ合った時、集まりは興奮のるつぼと化すのです。

イタい自分の写真はえてして「輝いている写真」と表裏一体です。仮装行列などでわざと変な格好をしている写真は一見イタそうで、あまりイタくありません。あえてそれを狙って仮装しているわけですから、そこには万人が了解する理由が存在するからです。
むしろ当時は輝いているつもりで実はハズしている写真、これが真のイタい写真となるのです。私のイタい写真は比較的まともな方でした。大学浪人時代、アウトローを気取って髪を伸ばしていたときの写真です。(エーベルバッハ少佐よろしくスーツを着てサングラスをして成人式に出たときの写真で、肩を通り越して胸あたりまで伸ばしていました)
まあ、今からすると相当イタいですが、若気の至りで許される程度です。

周りの写真はそれ以上の爆笑ものでした。だいたい男性より女性の方がイタい人生を歩んでいるのだなあと感心したり笑ったり(9割方笑ってましたが)
その中で秀逸だったものを一例。彼女はとても美人で、超有名大学卒、仕事もきっちりこなします。普段は化粧も服装も地味めで人当たりもよく才色兼備を地でいっているような人です。彼女の隠された過去を写真で見たときは正直ぶったまげました。

そこ写っていたのはジーンシモンズ(KISS)だったのです。
※正確に言うとキッスや聖飢魔IIのような化粧をして血のりをはきながらシャウトしている彼女がそこにいたのです。

話を聞くと大学当時「オカルトロック」のグループでボーカルをやっていたとのこと。一時はそっちの道を進もうと思ったことなどが語られました。他の恥ずかしい写真が吹っ飛ぶインパクトがそこにはありました。
でも驚いた反面少し羨ましかったもしたんですよね。生粋の関西人ではないとはいえ関西在住が長い私はやはり人に受けるということに喜びを感じますので、人を傷つけず自分ネタでここまでウケがとれるネタを持つ彼女を非常に羨ましかったのです。
よぼよぼの爺さんになった時に若かった頃の颯爽とした写真だけでなく「こんな頃もあっての・・・ほっほっほ」というようなウケの狙える写真が欲しい・・・。まだ間に合う?

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