相変わらずの猫写真
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)
先日、会社の帰りに本屋に立ち寄りうろうろと写真集を物色していたところ岩合さんの猫の写真の新刊「ちょっとネコぼけ」があったのでちょっと中身をのぞいてきました。
やっぱりこの人は、半端じゃなく巧いですわ。LOMOで撮られた現代風の猫写真も味があっていいのですが、直球猫写真ではやはり一線級ですね。木村伊兵衛賞は伊達じゃないです。
本来なら雲の上の人なんですが、実は私、新人の頃一緒に少しお仕事したことあるんです、岩合さんと。写真を撮ることに何の興味もなかった十数年前、商品企画部にいた私は女性向けの癒し系動物写真の企画を立て、その企画のパネルを作るのに岩合さんの事務所に写真を借りに言ったのです。大量のポジからそれぞれの動物の一番和やかな表情の写真を30枚くらい選んだ後、岩合さんともお茶を飲みながらお話もしたのです。カメラも写真も何もしらなかった私のトンチンカンな質問に岩合さんは笑顔で優しく答えてくれました。
岩合さんの偉大さを知ったのはなんとそれから10年以上もたった後というからなんともお間抜けなお話ですが・・・。
相変わらず私の猫写真は、そのまんま猫との関係を記録した写真にしかすぎません。ある意味、それはそれでよいのでしょうが一応その時の心情や空気感を写真という表現で伝えようと試みているわけですから、もう少しそこらへんはうまく表現したいものです。
岩合さんとまでは全然いいませんけど、少しでもそのあたりは上達できるよう、時々自戒の意味も込めて「只の猫写真」を載せてゆきますね。
※猫写真は小手先のテクニックではない「猫との距離の測り方」ではと最近感じてきています。
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コメント
自分も岩合ファンです。ところが猫も犬もあまり撮れてません。彼のにっぽんの犬・猫シリーズの写真を見ると、癒されるというか、疲れた時でもホットな気持ちを取り戻せる。
自分は犬はまずまずながら、猫にはすぐに逃げられてしまいます。(苦笑)
投稿: PUU太郎 | 2005/05/28 10:17
まず私は猫遭遇率が低いです(笑)
かわいい、かわいいの猫写真もありますが、やはり「野良猫系」に惹かれます。たくましく(時にはのんびりと)生きている野良猫が好きなんですよね。
投稿: Shig | 2005/05/28 20:54