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2005/05/31

ううむ、やっぱり

20050531
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

書きたいことはいろいろあれど、当日原稿は当日書きあげるというのはさすがに難しくなってきたかもしれません。そろそろある程度「書き貯め」も視野に入れないときついような(涙)。毎日更新されている方はどうしているんでしょうねえ。
申し訳ありませんが、今日もいろいろあって原稿間に合いませんでした。明日も飲み会なのでちょっとだけピンチです。(同期会なんですが男ばかりなので「品」が5段階くらい落ちるのです(涙))

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2005/05/30

街で見かけたニッチ本

20050530
Leica M5 + Elmar 35mm f3.5

エッチ本ではありません。ニッチ本です。
ニッチ本の中でも業界の専門誌はもともと相当ニッチです。「月刊タイル」「空調タイムス」「月刊舗装」「エアゾール&スプレー産業新聞」「月刊心臓」(循環器専門誌)など普段では見かけない出版物が多く存在します。他にも裏業界専門誌になるとここには書けない危ない専門誌がさらに多数存在します。
一般人から見ると不可思議な専門誌も業界人から見ると日常です。かくいう私の会社でも私の業界の専門誌が当たり前のように置いてあります。今回ご紹介する本はそういった業界専門誌ではなく、一般人向けに販売されているニッチ本です。
会社の帰りにふと立ち寄った普通の書店に置いてあった本ですが、タイトルを見て立ち止まり、つい手にしてしまいました。

「イージス艦入門」
※多分書店主は「亡国のイージス」つながりで入荷したと思われ

反応したのは「イージス艦」の部分ではなく「入門」というタイトルの方でした。
普通○○入門という本は「ギター入門」とか「将棋入門」とか何かを始めようとする初心者に向けてまずは基礎知識を持ってもらおうという意図で書かれている場合がほとんどです。したがって本来なら「入門者」→「上級者」という暗黙の上達 フローが意識されているはずです。
しかし今回のタイトルは「イージス艦入門」。この本は海上自衛隊の初心者の方に書かれた本ではないでしょう。と、すればイージス艦について、一般人が歩む次のステップってなんなんでしょう。(笑)
入門編の次のステップとして

「ステップアップ!イージス艦(上巻)」
「勝つための実践イージス艦」
「超テクニック!よく当たるハプーンミサイルの裏技発射法」

などが用意されていると何をしたい一般人がターゲットなのかちょっと怖いですよね。

思わす買いそうになりましたが、1700円という価格を見て、なんとか踏みとどまりました。

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2005/05/29

OM2がない

20050529
Leica M5 + Summicron 35mm f2 (6elements)

写真&カメラが趣味になったのは近年なのですが、それまで本格カメラを買ったことが一度だけあります。大学に入学し京都に上洛した際、何を思ったか京都の景色を写真に収めようと知識も何もないのに当時の標準的一眼レフOM2-Nをいきなり購入したのです。しかしながら写真の面白さに目覚めないまま興味はバイクやビデオデッキにシフトしてしまい気がついたら手ばなしてしまっていたのです。

それから幾星霜、デジタル一眼から銀塩に興味が移るなか、あの中途半端に手放したOM2がどうしても頭から離れないのです。今のラインアップからはあえてマニュアル一眼レフを持つ理由はないのですが(EOS630もありますし)いつかは買い戻そうと、時々中古カメラ屋を覗いていました。Canon F1などがどんどん適正価格になっていくなかOMシリーズ、特にOM2はなかなか値が下がりません。それでも大手中古カメラ屋には程度のいいものからヤレたものまでそれなりに品数があり、「タイミングが合えば買ってもいいかな」くらいに考えていました。

ところが、ここ数ヶ月で一気に店頭からOM2(特にブラックの程度のよいもの)が姿を消したのです。本当に一気に・・・。店員さんに聞くと「あからさまなブームではないけど使いやすくて人気のある機種だからねぇ。皆、考える事は一緒だし」とのこと。
私の場合、心残りの機種がOM2だっただけなのにそれがたまたま人気機種だったというわけなんですね。

とはいってもこの状況で、大枚をはたいて買うつもりはありません。ブームが沈静化するのを待つつもりでいます。もしかしたらこのまま値が高騰したままかもしれません。まあ、その時はその時です。手が出ない値にはならんでしょう。いつか買い戻す日を想像しながらOMシリーズのムック本を読むのもいいかもしれません。

しかしカメラにしてもバイクにしても最近ちょっと懐古趣味である自分に気づくと「歳、とってきたかも?」とちょっと微妙ではありますねぇ。


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2005/05/28

プロカメラマンのサブカメラ

20050528
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

バーゼルワールド(スイスの時計見本市)の記事に惹かれて買った「ラピタ」に興味深い小特集が載っていました。

「あなたのサブカメラ見せてください」

本来写真撮影を生業としているプロカメラマンの方はそのジャンルによって「プロとして撮影する のにふさわしい機種」を使用して撮影しています。そのプロのカメラマンが仕事のサブというよりは 趣味として持ち歩いているサブカメラを紹介しているのです。そして、今回の特集で目玉は単にカメラを紹介しているだけでなく、そのサブカメラで撮影された、作品を掲載しているところです。
本来の仕事としての作品も当然気合が入って素晴らしいのですが、肩の力を抜いてサブカメラで趣味的に撮影された作品もこれまたいい感じなんです。またそのサブカメラも私たちアマチュアフォトグラファーが普段使っているカメラがほとんどなので親近感も感じられます。プロカメラマンの中でもプライベートではカメラすら持ち歩かない人から「仕事も写真」「趣味も写真」という人まで様々です。ただ、「趣味も写真というプロ」と「仕事は別で趣味が写真というアマチュア」は腕とか経験は別にして同じ「写真を楽しんでいる」という共有できるものをこの特集から感じることができるのではないでしょうか。
まだ書店に並んでいると思いますのでちょっと覗いて見てはいかがでしょうか。

■久保田育央氏 (メイン:コンタックス645、サブ:ライカCL)
■広田尚敬氏 (メイン:EOS-1D、サブ:R-D1)
■宮嶋茂樹氏 (メイン:EOS-1D、サブ:TC-1)
■三好和義氏 (メイン:ペンタックス645、サブ:TC-1)
■林渓泉氏 (メイン:ニコンF5、サブ:ローライフレックス)
■渡辺達生氏 (メイン:ペンタックス645、サブ:GR1、GR21)

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2005/05/27

相変わらずの猫写真

20050527
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

先日、会社の帰りに本屋に立ち寄りうろうろと写真集を物色していたところ岩合さんの猫の写真の新刊「ちょっとネコぼけ」があったのでちょっと中身をのぞいてきました。
やっぱりこの人は、半端じゃなく巧いですわ。LOMOで撮られた現代風の猫写真も味があっていいのですが、直球猫写真ではやはり一線級ですね。木村伊兵衛賞は伊達じゃないです。

本来なら雲の上の人なんですが、実は私、新人の頃一緒に少しお仕事したことあるんです、岩合さんと。写真を撮ることに何の興味もなかった十数年前、商品企画部にいた私は女性向けの癒し系動物写真の企画を立て、その企画のパネルを作るのに岩合さんの事務所に写真を借りに言ったのです。大量のポジからそれぞれの動物の一番和やかな表情の写真を30枚くらい選んだ後、岩合さんともお茶を飲みながらお話もしたのです。カメラも写真も何もしらなかった私のトンチンカンな質問に岩合さんは笑顔で優しく答えてくれました。
岩合さんの偉大さを知ったのはなんとそれから10年以上もたった後というからなんともお間抜けなお話ですが・・・。

相変わらず私の猫写真は、そのまんま猫との関係を記録した写真にしかすぎません。ある意味、それはそれでよいのでしょうが一応その時の心情や空気感を写真という表現で伝えようと試みているわけですから、もう少しそこらへんはうまく表現したいものです。
岩合さんとまでは全然いいませんけど、少しでもそのあたりは上達できるよう、時々自戒の意味も込めて「只の猫写真」を載せてゆきますね。
※猫写真は小手先のテクニックではない「猫との距離の測り方」ではと最近感じてきています。

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2005/05/26

こんな日もあるかな?

20050526
Leica M5 + NOKTON classic 40mm f1.4 SC

すみません。大人の事情で今日は写真だけで失礼します。

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2005/05/25

偏食日記 ちょっとだけ迷惑なシェフ

20050525
Leica M5 + NOKTON classic 40mm f1.4 SC

私の勤めている会社には社員食堂があるのですが、さすがに何年も食べているといくらメニューが変わろうともさすがに飽きてきます。いつからかほとんど会社の外で食事をとるようになってきました。
今日ご紹介するお店は残念ながら今は閉めてしまっているのですが、このお店ほど周りの評価が分かれていたところはありません。

「二度と行くかいっ!あんな店」
「この値段であの味を堪能できるなんて奇跡や」

冷静な判断としても実は両方正しいのです。シェフはこれぞ職人という好々爺で、かつてはヨーロッパで修行し宮廷料理も手がけたという噂です。フランス風ビーフストロガノフがライスとセットで650円!バターの風味も豊かな絶品です。ここまでの話ではすべての人に評価されそうなものなのですが、実はこのシェフが相当変わり者なのです。

とにかく気に入った客とそうでない客との対応が半端でなく極端なのです。

道楽で始めたお店ですからもうシェフのやりたい放題。あまりの暴言に食事の途中で席を立つ客が続出。かといって威張っている寿司屋のような感じではなくキャラ的には愛せる類だったように思います。で、私ですが実はこのシェフになぜか目茶目茶気に入られていたのです。あからさまに他の人よりお肉の量が多かったりと嬉しい反面「そこまで結構なんですけど・・」と言ってしまいそうなほど好待遇でした。さらに強烈なエピソードも・・・・。

お昼休み、少し遅れてそのお店にいった私はかろうじて空いていたカウンターに座ります。この日は炊飯器のひとつが調子悪かったらしくすぐに出せるライスはあと3人分。お店にはまだ料理を待っているお客さんが約10人。次のライスが炊けるまで15分はかかるということでおかみさんは謝りまくっています。私は最後の客でしたのでライスが炊けるまで待つつもりでした。

「よう、いらっしゃい!ごめんね今日は混んでる上に炊飯器の調子が悪くて」
「いえいえ、急ぎませんしいいですよ。」
「お、なんや3人分はライス残ってるんかいな。他の人はええからこちらに出し」
「僕、最後ですし待ちますからいいですって・・・」
「かまへん、かまへん、今日の客の顔知らん奴ばっかしや。待たしとったらええねん」
待っている客がすごい形相で私の方を睨みます。
「いや、本当にいいんですって・・・・」(勘弁してくれぇ~)
「ほいっ、お待ち!」

私の懇願などどこ吹く風、いつもより多いライスと例のビーフストロガノフが私の前に置かれました。
「やってられるか」と言い残し数人の客が席を立ちます。これほど居心地の悪い昼食は後にも先にもこの時だけです。シェフはというと帰った客のお水を片付けながら「かっかっかっか」と笑っています。

このシェフへの評価はそれぞれだと思います。客商売としてはいかがなものかと思われるかもしれません。ただ、私も引退後は皆に好かれる優しいおじいさんになってしまうより、こんなちょっと迷惑な自由爺さんにちょっと憧れたりもするんですよね。

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2005/05/24

スローなバス?

20050524
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

先日の路面電車とはスローつながりのエントリーです。
路面電車と違ってバスはより生活に密着した対応が可能です。「○○団地ゆき」「××大学ゆき」など普段の生活の足となるようにカスタマイズされています。逆にそのために知らない土地では観光ベースのメイン路線以外はだいたいが複雑で、なかなか飛び込みでは乗りにくいものになってしまっています。
残念ながら日本のバスは「効率のよい移動手段」というところに重点が置かれていて、「バスだから楽しい」という要素は路面電車より希薄なのは仕方がないことだと思います。

そういった中でバスに乗ったことで一味違った経験をさせてもらったことがあります。
エジプトを一人旅している時、カイロから適当にオールドカイロ方面に向かうバスに乗ったのですが、あまりその方面に観光客が乗ることは少なかったようで、バスの中で最初から私は全くの異邦人だったのです。バスの一番後ろに座った直後からみんなちらちら振り返りながら私に愛想をしてきます。周りの人からは

「どこから来た?」
「どこを見た?」
「どこで降りるの?」
「エジプトは好きか?」
「タバコ持ってないか?」
「キャンディーあげるよ」

など話かけられまくりです。(アラビア語となまった英語のちゃんぽんで大雑把ですが)また、日本の昔のバスと同じく車掌さんが乗っておりバスの中で切符を買うのですが、混んでくると車掌が新しく乗った客のところまでたどり着けないため、バス賃とおつりが客の手によってバケツリレーされてゆきます。私の降りる駅が近くなると

「ここだ、ここだ」
「おい運転手、こいつが降りるまで出発するなよ」
「気をつけて行けよ」

とバスに乗っている人たちが皆、私に声をかけてくれました。さらに降りた後は全員でこちらに手まで振ってくれたのです。
乗っている人たちにしてみれば日本と同じく「移動手段としてのバス」なのかも知れませんが、人と人との距離感が違うだけでこんなにスローでいい思い出になってしまうのです。


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2005/05/23

見えてくるもの

20050523
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

昨日の写真なんですが、久々に記事と写真をシンクロさせたにも関わらず複数の人からある指摘を受けました。私自身、会社でコメントチェックのため昼食時アクセスした時に「げげっ」と思わずまわりを見渡ししてしまいました。

写真の上を少し隠すと赤いタイツをはいた女性のふとももに見えてしまう

多分この写真のサムネールが掲示されていたら確実にふとももと間違えて拡大されてしまいそうです。
あまり面白おかしくやると雑誌のオモシロ投稿写真になってしまいますが、普通のモノや景色を「撮り方」によって別なものに見せてしまうのも楽しいかもです。
人の顔に見える岩とか、人の形に見える木とかは、それそのものが何かに似ているので今回のカテゴリーに入りません。あくまで「撮り方」によって演出したいところです。
日常の周りのモノで顔に見えるものは多いのですが、ある京都の写真家さんの有名なシリーズ写真は切り取り方や影のつけ方で顔に見せたりと見ていて楽しいものでした。こういう遊び心は忘れたくないものです。
※今日の写真に申し訳ないと思いつつ・・・

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2005/05/22

路面電車 スローな移動手段

20050522
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

先日路面電車の阪堺線に乗る機会がありました。あちこちの都市で路面電車はめっきり減ってしまいましたが、かといってノスタルジーに浸りきるほど私たちの生活から隔絶されているわけでもありません。ただ、最近の私の生活シーンの中には登場してきていないのでカメラはバッグから取り出しうきうき気分で楽しんできました。

私の生まれ故郷である岡山では今でも路面電車は街の中心をつなぐ市民の足となっていますし、実際子供のころは随分乗ったものです。バスか電車かと選べるときは子供心にも電車を選んでいた記憶があります。学生時代は京都京福電鉄(嵐電)で通っていましたのでこれまた路面電車。比較的縁がある方ではないでしょうか。

路面電車のよいところは初めて乗っても安心感があるところではないでしょうか。スピードも遅く、周りも見えますから現在地を把握しやすくヨーロッパでトリムなんか乗っても「ここらへんで降りるか」的なスローな移動が可能です。
車との関係でメリット、デメリットのある路面電車ですが、もうこれ以上無理して減らさないでよいのでは?と思ってしまいます。(阪堺電車も予想外に混んでいましたのでしっかり市民の足となっているようです)

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2005/05/21

悩ましいフォトブログの写真の大きさ

20050521
Leica M5 + Elmar 35mm f3.5

今年の2月にこのブログを始めた頃からレイアウトは変わっていないのですが、写真の大きさは2回変えています。スタート当初長辺を400ピクセルに設定していましたが、クリックして大きくならない写真としてはあまりに小さすぎ、途中から長辺450ピクセルに変更しました。しばらくそれで続けてはいたのですが、レンズ描写趣味が高ぶるにつれ現レイアウトでの最大値、長編480ピクセルまでこっそり拡大しました。

サンドイッチ型レイアウトでココログではこれが定型では限界、これ以上だとメイン部分を可変にしなければなりません。(可変は文字がずれるので好きではないんです)
実はブラウザーでの写真の大きさとしてひとつの目安がこのあたりで、横幅はともかく縦のサイズはこれを超えてしまうとブラウザーの一画面で写真が表示されない現象がおきてしまうのです。スクロールをしながらひとつの写真を見るのは・・・・このあたりは個人の好みですね。他の人のブログではぜんぜん気にならないのですが、自分のブログとなるとこだわってしまいます。

写真をしっかり見せるとなると今の大きさを維持しながらクリックをして拡大写真を見せるやりかたがあるか思いますが、それだと大きな写真をタグ制御で小さくした写真を本編に貼り付けることになり強引圧縮写真としては最悪のジャギーが発生してしまう可能性が非常に高い。これは生理的に受け付けられないのです。

また、写真だけだといいのですが私の場合文章の割合も大きく、横に広げてしまうと読みにくい文章がさらに読みにくくなってしまうのです。フォト+テキストブログとしてはやはりこのサイズに落ち着くのかな・・・・・。
もう少しいろんなフォトブログを見て回わりながら迷ってみます。

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2005/05/19

タワーに登ること

20050519
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

タワーを写していてふと思ったのですが、

私・・・タワーに登ったことありません

いやあ、今まで意識したことは全くなかったのですが、どう記憶を辿っても今までタワーに登ったことがないのです。関東、関西ともに住んでいたこともありますし、各都市は観光などで訪れています。登ろうと思えば「東京タワー」「さっぽろテレビ塔」「横浜マリンタワー」「名古屋テレビ塔」「通天閣」「神戸ポートタワー」「京都タワー」・・・・有名どころを思い出しただけでも登る機会のあったタワーがこれだけあります。高いところが嫌いなわけではありません。高層ビルとなるといろいろと最上階まで登っています。さて、この差はなんなんでしょう。
いろいろ考えて以下の理由であろうと落ち着きました。

理由1)タワーは単に高いところに登るという目的しかない
    ※高層ビルは中でショッピングしたり食事をしたり登る以外に楽しめる。
理由2)東京タワーを除けば最近は高層ビルの方が高い
理由3)タワーは登るより外から見ることに価値がある

まあ、ざっとこんなものでしょう。でもすみません。本音を言っていいですか?実はよくよく考えた本当の思い当たる理由は・・・・

タワーに登るってちょっと恥ずかしい・・・

すみません、すみません、本当にすみません。(誰に謝っているのでしょう)

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2005/05/18

木漏れ日の中で

20050518
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

桜の時期も過ぎ、天気のよい日は新緑のまぶしい季節になってきました。強すぎない陽射しとさわやかな風、新緑から生まれる木漏れ日はモノクロ、カラーともに被写体にうってつけなのですが、今日はその木漏れ日に関する「トリビアネタ」です。
※ネタの出所:写真の講評会で講師の先生

木漏れ日によって地面に映し出された木の葉の影は柔らかいシルエットで地面を覆っているのが通常です。でも周りの影に比べて比較的くっきりとしている影エリアを見つけたことはないでしょうか。単純に考えると「その枝だけ地面に近かったのでは?」と思うのですが、影のシルエットがはっきりするほど地面に近いケースは稀です。実は・・・

ピーンホール現象による自然界の針穴写真

であるそうです。つまり木々の葉が重なってたまたまピンホールカメラの針穴の状態が偶然発生し、その穴の上にある葉が地面に写し出されていたのです。ただ、針穴といっても相当大雑把なものしかできませんから他の葉の影と明確に差が出にくいのも事実だそうです。
これからの季節、そういった視点で木漏れ日を見てみるのも面白いかもしれませんね。

※本来ならピンホール現象の現われた木漏れ日の写真と一緒にアップできればよかったのですが、残念ながらそういう写真はありませんでした。記事と今日の写真は関係ありません(涙)。

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2005/05/17

追憶の風景

20050517
Leica M5 + Summicron 35mm f2 (6elements)

ここのところ漠然と考えている計画があります。
どこの雑誌かは忘れたのですが、本当になんでもない路地を広角で捉えている写真が掲載されていました。はっきりいって最初は「何が言いたいのかな?」と見ていたのですが、最初から最後まで広角ショットが延々と続きます。そうするとなんだか不思議な気分になってきたのです。「なんだか自分がそこにいるような・・・」
知らない路地、町並みの中にいる自分を感じてなんだかちょっと気持ちいい・・・。
その写真群は徹底して広角の同じレベルから淡々と写していました。ですから変化は少ないのですが、その分視点が明確で距離感も同じ・・・そのときふと思い立ったのです。

「自分が子供だったころの町並みを広角で撮ろう」と

多分ほとんどの人はこの写真を見てもあまり面白くないものになると想像できます。ですからこれは鑑賞の対象が非常に限られます。

「自分自身と当時自分と遊んだ友人」・・・・のみ

時代によって遊んでいたり住んでいたところが少し違いますので「幼稚園編」「小学校編」「中学校編」「高校編」と分けて撮ろうと思います。使う画角は21mmのみ、カメラレベルはその当時の目線。幼稚園時に遊んだ場所なんて今は変わり果てていそうですが・・・記憶もあやふやなのですっかり忘れてしまわないうちに撮り始めなければ・・・。

それにはまずまだ持っていない21mmを買って使いこなせていないとね。
※やっぱり落としどころはここかい!

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2005/05/16

偏食日記 薄めるというコト

20050516
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

ある日の昼食編(また仕事の合間の昼食の出来事です)
大阪の本町あたりであるセミナーを受けた時のことです。午前から午後にかけての終日タイプのセミナーでしたので昼食はその周辺でとることになりました。だいたい飛込みで入ったお店は失敗することが多いので、比較的安全な「カレー専門店」と銘打っているお店に入りました。お店も混んでいていい感じです。カウンターでカレーを待っていたところさらにお客さんが続々入ってきます。その時厨房のシェフから「あと5人分しかルーがないからそろそろ止めて」と店員に声がかかりました。お昼の稼ぎ時にルーがなくなる?かなり行き当たりばったりのそのお店に若干の不安は感じましたが、「私の分があるからまあいいか」とのんびりした気持ちでおりました・・・その後厨房で行われた恐ろしい光景を見るまでは・・・。
どうも残りのルーの正確な残量は3人分といったあたりだったようです。厨房内のシェフはおもむろにお湯の入ったやかんを取り出しルーの鍋に注ぎ、内側をこそぎ始めます。

「なんばしょっとかね!」

私は思わずテーブルをひっくり返しそうになりましたが、私が座っていたのはカウンターでしたからひっくり返すことはできませんでした。運ばれてきたカレーは隣で食べている人と同じカレーのはずが私の分だけ「シャバシャバのスープライクなカレー」でした。お腹が空いていたことと、午後のセミナーの時間も迫っていたこともあり涙にむせびながら私はそのスープカレーを食べたのでありました。

喫茶バイト編
私が学生時代に、とある場末の喫茶店でカウンターに入っていた時の話です。ソフトドリンクから軽食まで時には一人で作らなければならないためマスターからレシピを叩き込まれます。
「マスター。コーヒーのほかにアメリカンコーヒーというメニューがあるんですが」
「ああ、それね。コーヒーの薄い奴なので普通のコーヒーにお湯入れてね」
「お湯いれるんすか?・・・・(涙)」
マスター、それって人としてやっちゃいかんでしょ(涙)バイト代のため私は一時期悪魔に魂を売ってしまいました。

関西のうどんの汁は関東のそれに比べて透きとおっていて薄味です。でも決して通常の汁をお湯で割っているわけではありません。しっかりと出汁がきいています。人生も単純にお湯や水で薄めてはいけないというお話でした。(本当?)

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2005/05/15

スローな写真文庫本

20050515
Leica M5 + Elmar 35mm f3.5

エイ出版の本にはいつもやられてしまいます。通勤途中にある娯楽の殿堂ヨドバシカメラにもいつも新刊が出ると沢山並んでいますのでどうしても目に入ってしまうのです。
エイ文庫シリーズには他にも各カメラごとのスペシャル本も多いのですが、ここのところ銀塩まったり系のカメラを持って散歩や小旅行を誘うようなエッセイ系の本が続いています。作者こそ違え同じような方向性なのですが、これがまた気負わない写真と自然体のエッセイでいいところついているんですよね。
多分出版社の方も確信犯なんでしょうが、写真入りとしては値段も手頃なのでつい買ってしまいます。題名やサブタイトルで「ライカ」「コンタックス」「ハッセルブラッド」などのブランド名が出てきますが、中身はあまり関係ありません。デジタルカメラがメインの方も十分楽しめます。
いかにも「プロが撮りましたよ、凄いでしょう」という写真ではなく、本当に何気ない旅行での写真や散歩写真がやはり「プロならではの質の高さ」で構成されています。
重くて立派な写真集も好きなのですが、こういう写真文庫本を通勤途中や出張中に読んで「今度の連休にはコンパクトカメラを持ってちょっと遠出をしてみようかな・・・」と思いをはせるのは「せかせかした日常」の中では救いの時間です。
あまり乱発しないで時々こういった質のいい写真文庫を出してくださいね>エイ出版社さん

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2005/05/14

物欲王のいいわけ  ちょっと背伸びを

20050514
Leica M5 + Elmar 35mm f3.5

久々の「物欲ネタ」です。今までも数々のモノの購入でいろいろ迷ってはきたのですが、ひとつだけ確実に言えることがあります。

本当に欲しかったら妥協せずにちょっと背伸びをしてでも買うべし

だいたい欲しいものの価格は自分が想定しているより若干高めなのが世の常です。予算を考えるとその下のグレードでも満足できるのではないかという気持ちも起きてきます。
どちらにしようかと迷うのもお買い物の楽しみなんですが、明らかにあるものが欲しいと明確なのに「予算」という要素から迷っている場合は危険です。高い買い物であればあるほどちょっとした費用の削減で購入後「実はあっちのほうが欲しかったのに」と後悔し続けるとしたら最終的にコストパフォーマンスは落ちることになります。

完全に実用のものであれば本当に必要な機能かどうかを冷静に見極めれば解決する場合が多いでしょう。例えば「炊飯器」、上位機種で「スーパーウルトラ赤外線反射式超厚釜スペシャル」モデルだと1万円高かったとしましょう。予算の関係上普通の圧釜モデルを買ってもだいたいが美味しいご飯が食べられます。趣味のモノとなるとこうはいきません。予算の迷いからくるちょっとした妥協が大きな損失(心の)を生んでしまうのです。

幸いなことに私はこの手の迷いであまり失敗をしていません。欲しいと思ったらあまり妥協はせずにきたのは振り返るとよかったと思っています。(単に煩悩が強いだけ?)

■今までの成功例
 ・バイトを一ヶ月延長してまで最新型(当時)のHONDA VT250を買ったこと。
 ※早く乗りたくてありふれたモデルに手を出しかけたことがあります。

 ・大型自動二輪を取った後馬力規制のかかった国内仕様にせずフルパワーの逆輸入仕様にしたこと。
 ※見た目の迫力は一緒なのですが、絶対的パワーの差は大きかったです。

 ・あるスポーツカーを購入する際、相場の安いATにせずにMTにしたこと
 ※ATだと3割も安かったので相当ぐらつきました。ATを購入された他のオーナーはほとんどその後MTに買い替えていました。

 ・ミニクーパー検討時、探しやすく価格も手頃だったインジェクション仕様にせずに時間をかけてキャブ仕様にしたこと
  ※キャブだと故障も多いよ。というアドバイスもあって迷ったのですが、キャブ関係での故障はまったくないです。(他では相当いってますが(汗))

使用上の注意

注意1)
家族の希望でミニバンを検討している時に「俺の本当に欲しいのはこれじゃあ」といって20年ローンでブガッティーなど買ってはいけません。背伸びしていい予算には限度があります。

注意2)
グレードが高いモノがすべてよいわけではありません。本当に何が欲しいのかを見極める冷静な判断は必要です。よく言われるのが「安いものには理由があるが、高いものには理由はない」。特に中古モノの値付けには注意しましょう。

注意3)
予算に関しては人それぞれ事情がありますので、他人に対しての余計なアドバイスや詮索は控えたほうがよいでしょう。あくまで自分で悩みましょう。

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2005/05/13

絶体絶命ブログ記事

20050513
Leica M5 + Elmar 35mm f3.5

昨日長文を一気に書いたので「燃え尽き症候群」でしょうか、今日はまったりといきます。
長文や数夜連続記事を書くと「よく忙しいのにそれだけ書けるよね」と言われますが、実は逆です。長文になるということは書きたいことが沢山あるのでつい長くなってしまうだけなのです。書くことがあるのは実に楽で、文の長さの割りに時間はかかりません(ある意味瞬発力は必要ですが)
逆にツラいのは書きかけた原稿をさあアップするぞと思った瞬間に自分でダメ出しをした時・・・すでに時間は11時45分。後15分で別の記事を書かなければならない。さあ、どうしよう・・。

最初に配属された職場では毎朝順番でスピーチをする習慣がありました。当時そのフロアは総勢30人くらいでしたから大体一月半に一回くらい回ってきます。順番は決まっているので基本的には何をしゃべるのか考えていくのですが、出張やら何やらで何日か朝礼に出ていないといきなり自分の番だったりしたことが何度かありました。まさに15分でブログ記事を新たに書き始めなければならない今と同じような状況です。そういう絶体絶命の場面にはどうするか。

とにかく何でもいいからしゃべり(書き)始めるのです。

「車のハンドルは何故丸いか考えたことはありますか?・・・」
「お金を払って初めてタオルを買ったときのことです・・・」
「今日、阪急梅田駅のエスカレーターでムーミンを見かけました・・・」

人間窮地に追いやられたら何とかなるものです。自らを窮地に追い込むことでこのどうしようもない状況を脱するのです。皆さんも是非お試しください。

え、上の3つのお題で続きを読ませろ?いやあ、今日は窮地ではありませんから書けませんねえ。いやいや残念です。

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2005/05/12

デジタルGRへの最後のお願い 海外旅行にむけて(4)

20050512
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

昨日の続きです。何とか今回で終わらせるためがんばります。

さて、海外で撮影を楽しむという原点に立ち戻った場合の最低限の装備を考えてみると
ライカも一台に絞るべきでしょう。機能優先のM5か、軽量コンパクトなMPか・・・。
このあたりは出発まで楽しんで悩みます(笑)。後、レンズですがこれも1年先にどんな画角、レンズがメインかわかりませんが、このままでいくとメインは35mm。(35mmが苦手と言っていた時代が懐かしい)交換レンズは多分50mmあたりではないかと。
究極的に割り切ればライカ一台でもよいかもしれませんが、その他の要望の補完するためにコンパクトカメラの1台くらいなんとかしたいところです。
今の装備でいくと単純にGR1vとなるわけですが、このカメラで補完できるのはどうしても「28mmという画角」だけになります。その他の「夜」「接写」「記録」「確実性」までカバーするとなるとやはりデジタルで補完という選択肢が最有力でしょう。
だったらIXYがあるじゃん・・・となるのですが、IXY君、ごめんなさい。君ではやっぱり駄目なんです(涙)

あるブログで「デジタルカメラはカメラではなく写すことのできるコンピューターである」
と定義されているのを見かけましたが、極論かとは思いますが、ある意味核心かとも感じます。さきほどの銀塩では対応が難しい条件はデジタルであればクリアできるとはいえ、何故IXYでは駄目なのか・・・。いろんなカメラを固定概念なしに使ってきて、肌で感じている感触。銀塩で得られて、デジタルで得られないモノがそこにはあきらかに存在しそうです。
デジタルの写真が銀塩の写真に劣っているとは思いません。写すという行為に何を感じ
、何を求めるかの違いのような気がします。

ここでやっとGRの話です。長かったですねえ>前置き。
銀塩GRが何故ここまで評価されて、デジタル版にまで期待が集まっているか・・・。「コンパクトなのに本格的機能を持ち、一眼レフに劣らない高画質」と、こういう感じでしょうか。ただ、言えるのは銀塩コンパクトで高機能、高画質を提供していたカメラは少なかったという事情も大きく影響しています。タメを張っていたのは「T3」「TC-1」「ニコン 28Ti」あたりまでではないでしょうか。どれも個性的でいまだに支持されています。

では今のコンパクトデジカメ市場はどうでしょうか。コンパクトでありながら「高機能」「高画質」をすでに実現しています。
たまに次期デジタルGRには高画質を・・・という意見も見かけられますが、本当にRAWで撮影できて1000万画素が達成できれば満足でしょうか。すでに「高機能」「高画質」というキーワードだけではデジタルGRの存在意義はないのではないかと思います。

要はGRに期待されている要素はデジタル記録される点を除き「カメラ的要素」をどれだけ近づけるかではないでしょうか。コンパクトで高性能なデジカメは世の中に沢山存在します。レンズのいいカメラとしてもパナソニックのLC-1などはライカズミクロンです(異論はあれど)ですからGRは単にGXにGRレンズをつけただけでは、はっきりいって納得できないわけです。

今のデジタルカメラはやはり「コンピューター」のカテゴリーで高性能を追求していると思います。したがって「デザイン」「操作性」「携帯性」「撮影感覚」はデジタル機器と同じ設計思想で作られています。GRには是非これを「カメラ」として設計して欲しいのです。
特に質感、操作性でいうと「本格デジタル一眼レフ」ではかなり撮影感は銀塩に近いと思っていますし、レンジファインダーでも「R-D1」などは銀塩を意識して作っています。そういった思想を継続して最後の最後でデジタルユニットに換装した・・・・くらいの質感を切望いたします。

さて、写りの味に対してですが、GRに関していうと「今までにない銀塩で得られていたような暖かさのある味」を是非表現して欲しいです。先駆者としてR-D1というレンズ交換式デジタルレンジファインダーカメラがありますが、作例を見る限りではデジタルCCDでもレンズの特徴をよく表せていて、いままでのクールな写りだけでない立体感や暖かさが表現されていました。もともとのレンズの味とそれを表現しようとするデジタル側も親和性もこのレベルでできているとすればGRも是非この方向性で開発をお願いしたいところです。デジタルデーターでの上がりが銀塩ポジをスキャンしたのと同じ味で上がってくれば画素だとかRAWだとかにはこだわりません。

また、コンパクト性を考えるなら私は背面液晶はいらないと思います。(オプションの別体液晶画面があれば十分)デジタルとしての利点も追加できるならISO変更による「夜対応」「接写機能」などは本来の設計思想を邪魔しないのであれば欲しいところですね。

海外旅行をシミュレーションしながらのデジタルGRへの希望をつらつらと書いてきましたが、銀塩との相性を基本に考えられたデジタルカメラはまだ存在しないと思っていますし、群雄割拠のコンパクトデジカメの市場でGRに求められているのはそういったニッチな世界ではないかと思うのです。

勝手にデジタルGRのコンセプトを述べさせてもらうとすると

銀塩使いが幸せになれるコンパクトデジタルカメラ

※「便利」ではなく「幸せ」というところがポイントです。

(長かったぁ~)

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2005/05/11

デジタルGRへの道 海外旅行にむけて(3)

20050511
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

昨日の続きです。

条件をすべて満たした上で海外をあえてライカで撮ってみたかったりして・・・てへっ

おいおいそんな条件を満たしながらライカを海外に持ち出すとしたらレンジファインダーとデジタル一眼の両方を持ち歩くのかい?(重すぎるっしょ)
百歩譲ってライカではなくライカレンズで撮るということになればR-D1が選択肢に入ります。ただね、R-D1 はチャレンジングなモデルで嫌いではないのですが、何しろ「絶対メイン機にならない」「値段がさっぱり落ちてこない」「もちっといいモデルがそろそろ出るかも」「ライカデジタルが出てから考えたい」そして一番やっかい なのはやはりデジタルの宿命「焦点距離×1.5倍」。これでは折角のレンズの味が出ないでしょ。それにデジタル一眼と違ってしっかりレンジファインダーの面倒くさい部分は残しているし。

話しがそれるので、買う買わないは別にして今回はR-D1はいったんナシにしましょう。

では仮にアシスタントが海外についてきてくれて、レンジファインダー、デジタル一眼レフ、銀塩コンパクト、デジタルコンパクト、銀塩一眼レフ、ついでにLOMO、えーいついでにピンホールカメラ、ローライフレックスを持ってくれたとして、

いい写真が撮れる?
楽しい?
私はそれで幸せ?

きっと違うと思います・・・・

写真を失敗すること(全滅は避けたいけど)や撮りたい被写体が撮りたいように撮れないことがそんなに取り返しのつかないことでしょうか。私がクライアントに頼まれて海外に写真を撮りに行くプロならともかく、趣味で写真をやっているのです。単に写真を残すということだけのために、趣味としての大事な部分をスポイルしては本末転倒だと思うのです。

直島行では5台カメラを持っていって失敗しました。よく「頭ではわかっていても体が言うことを聞かない」ということはいいますが、ことカメラに関していうと「体ではわかっているのに頭が言うことをきかない」。体ではシンプルな構成でシンプルに撮影するのが楽しいことがわかっているのに頭が「いろんな条件で撮りたい」「失敗したくない」といった「脅迫概念」に取り付かれているのです。
そういった「脅迫概念」を取り払い、海外旅行といえど何をしにいくかを見極めればおのずと答えは出てきそうな気がします。

今日こそGRデジタルの話まで到達すると思ったのですができませんでした、すみません。私の前世は「糞ころがし」だったのかも・・・。インディアン名は「話を5倍に膨らます男」にします。

またまた明日に続きます。(明日はどっちだ!)

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2005/05/10

銀塩好きのデジタルGR  海外旅行にむけて(2)

20050510
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

昨日の続きです。だいたい日を越えて書くとどんどん話は脱線、増幅していきますのでご了承ください。(開き直り?)

今から来年の海外旅行のシミュレーションをするのも鬼に爆笑されそうですし、去年から今年にかけての私自身の撮影スタイルの変化を考えると1年後も今のスタイルかどうか怪しいところなのですが、そこはそれ、「物欲」との絡みもありますので心の整理も含めてまとめてゆきたいと思います。
さて、街中、国内旅行と海外旅行での撮影スタイルの違いからまず明確にしましょう。

<街中、国内旅行>
-景色、町並みともに広角中心(35mm、28mmがあればOK)
-カラーが中心だが、欲張ってモノクロも撮ることができればなおよし
-リバーサルは露出にデリケートですが、失敗しても仕方がないとあっさり諦めます。どうしても惜しい時は再度 チャレンジ
-夕景、夜の撮影はほとんどなし。撮影時はISO1600装填。

と、いったところで最近かなり割り切って大人の態度で撮影しているのがちょっと自慢です。ところが、いざ海外となると子供のようにわがままです。

<海外旅行>
-とにかく欲張ってなんでも撮りたい。
-露出も含めて失敗するのがすごい嫌。(簡単に再チャレンジできない)
-浮かれて撮りまくりシャッタードランカー状態・・・
-フィルムを入れ替えている間に限っていい被写体に会いそうでドキドキ
-広角だけでなく、街にある小物などをクローズアップでも撮りたいぞ
-夕方、夜になってもまだまだ撮影したい
-ついでに食事の記録も撮りたい。

とにかく海外では失敗はしたくないわ、沢山撮りたいわ、いろんな画角で撮りたいわ、カラーもモノクロも撮りたいわ、被写体に節操はないわ・・・
でもすべての条件を満たすにはそんなに問題はありません。デジタル一眼レフにズームをつければよいのです。事実、去年のベルギー行は随分CANON 10Dのお世話になりました。(サブ機にGR1vと記録用IXYも持っていきましたが)

じゃあこの装備でまた行けばいいじゃん・・・・まあ、そうなんですけどね。でもあれから1年、撮影の嗜好も機材も大きく変化してちょっとお茶目な野望もあるのです。

条件をすべて満たした上で海外をあえてライカで撮ってみたかったりして・・・てへっ。

ああ、今日も時間切れです。すみません、さらに続きます。

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2005/05/09

さあ、どうなるGR1デジタル 海外旅行にむけて(1)

20050509
Leica M5 + NOKTON classic 40mm f1.4 SC

今でもこの一台を置いて撮影に出ることはないRICHOのGR1ですが、今年中にGRデジタルを発表するとRICHOは公表しているので後は「いつ」「どんな仕様で」というところに興味は集中します。デジタル版GRについては「RICOH デジタル版GR1に望むもの」で希望を述べているので個人的には可能な限り理想のデジタルコンパクトカメラを望むところなのですが、今、この現在すぐに欲しいかと言われれば

「時間はもう少しかかっていいからいいモノ作ってね」

といったのが本音です。
現時点での撮影スタイルからすると緊急を要するほど熱望はしていません。アートサイト直島行では5台も携帯するという失態をしてしまいましたが、あれに懲りて最近ではシンプルな構成パターンに落ち着いています。

1)カラーメインパターン
 ・カラーリバーサル+LEICA(M5 or MP)
 ・モノクロネガ+GR1v
2)モノクロメインパターン
 ・モノクロネガ+LEICA(M5 or MP)
 ・カラーリバーサル+GR1v
3)カラー三昧パターン
 ・カラーリバーサル+LEICA(M5 or MP)
 ・カラーリバーサル+GR1v

だいたいがカラー、モノクロ併用という軟弱パターンですが、精神衛生上この方が落ち着くのでしばらくこんな感じになりそうです。
街撮り、国内旅行までは基本的にこのパターンで行こうと思うのでデジタルの出番はあまり重要ではないということで先ほどの「GRのデジタル版は急がなくていいよ」という発言になるのですが、来年予定している海外旅行となると状況は少し変わってくるのです。
※今日は遅くなってしまったので明日に続きます

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2005/05/08

ブログのある日常

20050508
Leica MP + NOKTON classic 40mm f1.4 SC

暇つぶしに買った雑誌「SPA」にちょっと面白い実験が載っていました。プロのライターが本気でブログに取り組んでどこまで人気ランキングを上げられるか・・・という試み。興味をひきそうなテーマを設定し、読者を誘導するために徹底的にTBを張りまくりプロとして徹夜で記事を書く。
結果は・・・・・散々。悲惨な状況で凹みながらランキング上位のブログ分析をしてみるとこれまた「どうでもいい日常をゆるい文体でだらだら書いているブログ」ばかり。半ばヤケになって気合の入った記事から、文体をゆるくして日常ネタを書いて気楽にいくつかコメントを入れていたらアクセスが急にアップした・・・・・とのこと。

私も自分でブログを更新しながらだいたい行きつけのブログ(20~30くらい?)は毎日巡回します。ゆるいとはいわないまでもどれも読みやすい文章で書かれていますし、写真が載っていても自分の感覚にフィットするところばかり。書かれている方に変な力が入っていないブログは単純に気持ちいいのです。
※ヘビーで内容が濃い、役に立つ系のブログは休日に回したりしてたりします。

毎日に近いペースで更新されているブログ。いくら格好をつけていても自然と「地」が出てしまうもので、ゆる系の文章でも「合わない」ブログもあれば「凄く親近感を感じる」ブログもあります。短い言葉、意識しない言い回し、感覚的な写真・・・・これらが毎日更新されていくことで自然と書き手の「地」が滲み出し、同じような日常日記的ブログでも「相性」というものがはっきりと線引きされていく。

HTMLベースのホームページからブログというシステムになってからはこういった相性のいいブログに出会える機会が増えたこと、そして格好つけない自分を表現する場が単純に気持ちいいこと。この2点がなんだかんだいって毎日更新して、巡回している理由かもしれません。

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2005/05/07

「安井仲治-僕はこんな美しいものを見た-」展

20050507
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

今日、兵庫県立美術館のコレクション展である『「安井仲治-僕はこんな美しいものを見た-」展』を見に行きました。
恥ずかしながら、つい最近まで安井仲治氏(1903~1942)に関してはほとんど知りませんでした。日本を代表する写真家ということで見に行ったところ・・・・・

ゆきこんさんのフォトブログ「道草カメラ」でも言及されているのですが、ハービー・山口さんの記事(PHaT PHOTO)があちこちで波紋を生んでいます。
あるギャラリーのキュレーターの「今求められているのは人を出し抜く写真である」という発言に対しハービー氏は「写真に大切なのはオリジナリティーではなく何を表現したいかである」と述べています。最近の写真でありがちな「とりあえず人を違う表現を・・」「わかりやすい写真は作品じゃない」「面白ければそれでいい」といった安易な傾向に対しての警鐘として私自身も考えさせられる記事でもありました。
で、そんな中の安井仲治展です。

少し過激ではありますが、「人を出し抜く写真が個性である」と思っている人達へ。貴方達のやっている小手先の工夫なんか1930年代に安井仲治氏が一千倍も高いレベルですでに実践されていますよと言いたい。安井氏の写真はプリント、被写体こそその時代のものでありながら現在の写真表現のすべてが凝縮されているといっても過言ではないでしょう。
さらに安井氏はそういった表現技法を単に実践するだけでなく、その時代を的確に捉え、かつ我々に訴えかける芸術作品として写真を昇華させているのです。
こういった先進的な技法を実践しながら氏は以下のように語っています。

写真家にとって何より大切なのは「作者の眼の教養であり、敏感な感受性」である。写真とは要するに『僕はこんな美しいものを見たよ』と報告すればいいのである」
                                                        (安井仲治)

目からうろこが大量に落ちました。

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2005/05/06

リバーサルマウント危うし?

20050506
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

カラーネガは一切撮らず、リバーサル中心の撮影スタイルですが現像はすべてマウントで仕上げています。リバーサルでマウントっていかにも贅沢なイメージをもたれそうですが、理由はすこぶる単純です。

■もともとデジタル一辺倒だった私が銀塩中心になったきっかけがリバーサルの発色に
 惹かれたからというものだった
■スライド上映する機会がそこそこある
■単純に整理しやすい
■スリーブからマウントにする作業が苦手かつ好きではない
   (切り刻んだ残りのスリーブがなんとも無残)
■ネガで失敗作を大量にプリントするのは気が引ける
■ネガ現像ONLYにすると全コマスキャン?ずぼらな私には無理です。

以上の点から料金的な差はもとが取れていると判断しています。
とりあえず選別したマウントは撮影レンズごとに分けてマウントフォルダーにて保存するわけですが、このマウントフォルダーが市場から消えつつあります。市場というのは大げさだったかもしれませんが、少なくとも梅田ヨドバシでは売り場が極端に縮小され、あったりなかったり・・・。世の中ただでさえデジタルに押されているなか、現像をマウント仕上げにしている人はあまりいないようです。マウントで保存ってデジタルとは対極のアナログ保存方法なのでしょうか。ただ、撮った写真をダイレクトな発色で一覧できるのもマウント保存のいいところだと思います。細々とでもいいのでこのフォーマットばかりは継続していただきたい・・・(できれば安価で)
※ヨドバシではリバーサルのダイレクトプリントの受付が終了していました(涙)。

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2005/05/05

見せたい写真、恥ずかしい写真

20050505
Leica M5 + NOKTON classic 40mm f1.4 SC

毎日お恥ずかしい写真をアップしているShigですが、今回の話は自分で撮った写真ではなく、自分の写真です。ある程度人生を重ねてきて振り返ってみると「輝いていた自分」と「今思うとイタかった自分」の両面があるかと思います。
今日は、以前会社で「皆に見せて自慢したい自分の写真」と「人生で一番恥ずかしい写真」を見せ合おうということになり持ち寄った時のお話です。

私自身でいうと自慢したい写真は「赤ん坊の頃の写真」と「1200ccのバイクをかっこよく取り回している時の写真」の2枚をチョイスしました。
皆の写真をみても子供の頃のかわいい表情の写真が一番多く、他には成人式の時の振袖の写真や、高校でスポーツをしている時の写真などが続きました。
まあ、ここまでは前段でまあ、「あら格好いいわね」「いいじゃん」など社交辞令が飛び交います。本番はこれからです。人生で一番恥ずかしい自分の写真を見せ合った時、集まりは興奮のるつぼと化すのです。

イタい自分の写真はえてして「輝いている写真」と表裏一体です。仮装行列などでわざと変な格好をしている写真は一見イタそうで、あまりイタくありません。あえてそれを狙って仮装しているわけですから、そこには万人が了解する理由が存在するからです。
むしろ当時は輝いているつもりで実はハズしている写真、これが真のイタい写真となるのです。私のイタい写真は比較的まともな方でした。大学浪人時代、アウトローを気取って髪を伸ばしていたときの写真です。(エーベルバッハ少佐よろしくスーツを着てサングラスをして成人式に出たときの写真で、肩を通り越して胸あたりまで伸ばしていました)
まあ、今からすると相当イタいですが、若気の至りで許される程度です。

周りの写真はそれ以上の爆笑ものでした。だいたい男性より女性の方がイタい人生を歩んでいるのだなあと感心したり笑ったり(9割方笑ってましたが)
その中で秀逸だったものを一例。彼女はとても美人で、超有名大学卒、仕事もきっちりこなします。普段は化粧も服装も地味めで人当たりもよく才色兼備を地でいっているような人です。彼女の隠された過去を写真で見たときは正直ぶったまげました。

そこ写っていたのはジーンシモンズ(KISS)だったのです。
※正確に言うとキッスや聖飢魔IIのような化粧をして血のりをはきながらシャウトしている彼女がそこにいたのです。

話を聞くと大学当時「オカルトロック」のグループでボーカルをやっていたとのこと。一時はそっちの道を進もうと思ったことなどが語られました。他の恥ずかしい写真が吹っ飛ぶインパクトがそこにはありました。
でも驚いた反面少し羨ましかったもしたんですよね。生粋の関西人ではないとはいえ関西在住が長い私はやはり人に受けるということに喜びを感じますので、人を傷つけず自分ネタでここまでウケがとれるネタを持つ彼女を非常に羨ましかったのです。
よぼよぼの爺さんになった時に若かった頃の颯爽とした写真だけでなく「こんな頃もあっての・・・ほっほっほ」というようなウケの狙える写真が欲しい・・・。まだ間に合う?

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2005/05/04

かわいいお守り

20050504
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

今日の写真はよくおばあちゃんがお買い物に行くときに押す「乳母車」ならぬ「おばあちゃん車」なのですが、交通安全のお守りが妙にかわいくてシャッターを切りました。
ただ、この被写体は私が見つけたのではないのです。一緒に写真を撮っていた同居人「ぴぽりん」が見つけたものです。
ところで貴方は知り合いに関わらず人が見つけた「面白い被写体」を撮影しますか?逆に自分が見つけた被写体をたまたま居合わせた知らないフォトグラファーが自分の後にそこに居座って何枚も写真を撮っていたらどう感じるでしょうか?

以前悲しい場面を見てしまったことがあります。あるネイチャーシーンで綺麗な花に面白い形でクモの巣が張っていたのです。光の取り込み方次第ではかなり面白い被写体になったことだと思うのですが、あるフォトグラファーが何枚かそのクモの巣の写真を撮った後、そのクモの巣を足もとの小枝で壊してしまったのです。まわりには沢山ネイチャーフォトグラファーがいましたので多分その人達に自分の見つけた面白い被写体を撮らせたくなかったのでしょう。

で、最初の問いですが私は面白い被写体を見つけたらまず知り合いであれば教えます。知らない人が私が撮った後、そこに居座ろうとぜんぜん気にしません。また、他の人が撮っている被写体に自分も興味を持てば、しばらく間をおいて遠慮なく撮ります。
被写体はあくまで素材にしか過ぎず、どう料理するかは撮影者次第と思っているからです。ただ、できうれば他の人が撮った同じ被写体の写真を見てみたいものですけど。

※このように被写体が被った場合、いつも「同居人ぴぽりん」は「私の方が上手に撮れている」と威張るので、いつかこのブログで同時掲載してみようかともくろんでいるのですが、さて(笑)。

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2005/05/03

休日フルコース

200505031
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

GWではありますが、今日は特別なイベントのない休日としてはかなり充実した日をすごせました。今日はゆる~く、私の一日を追ってみましょう。これぞ日記ブログの真骨頂というやつですね。

■朝9;00起床
以前は昼すぎまで、寝くたれてましたが最近は少し早めの起床になっています。(歳?)しかし充実した休日のためにはこれくらいの時間がよいと思われます。

■11:00
スポーツジムにて筋トレ、エアロバイク。最近ジムに通うようになりました。以前はかなりハードにトレーニングをしていたのですが、忙しさにかまけてこの数年ほとんど運動をしていませんでした。おかげで締まっていた肉体は「オランダの小学生」のようにひ弱になってしまっていたのです(これはイメージ表現です)。一念発起トレーニング開始。いやあ汗をかくための運動っていいっすね。
リラクゼーションルームが気持ちよく、お風呂の後少しうたた寝・・・。

■13:00
京都熊野神社あたりの古い町並みを散歩しながら撮影。結構いい被写体が多かったので仕上がりが楽しみ。うまく写っていてくれ~。(このあたりがデジタルにはない緊張感)
エルマーでフィルム2本消化。

■15:00
いきつけの玉突き屋へ。どうも移転するらしい。すごく近くではあるけど突きなれた環境なのでちょっと残念。常連さんからゲームのお誘いがありましたが、ジムでへとへとだったので次回ということで・・・。ポケットとスリークッションを軽く突く。

■17:00
家に帰ってパジャマに着替え、ビール!お気に入りの「ギネスドラフト」。うーむ、このクリーミーな泡が最高です。日の高いうちに飲むビールは最高だねえ。

■17:30
お気に入りのDVDを見ながら爆睡。

■20:00
いきなり起きる。ブログ原稿を書き出す。いつも電車の中の数十分で書いているので家では楽勝?いやいや、逆にだらだら書いてしまいます。

■今日の夜
今日のご飯は「かやくご飯」と「うどん」。コンセプトは「ビジネス街のお昼ご飯」

まだ終わっていませんが、充実した休日が過ごせました。

200505032
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)

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2005/05/02

どこへゆく私のモノクロ写真

20050502
RICOH GR1v

GW第一節(4/29~5/1)も少し撮影に出ましたがメインはやはりカラー写真で相変わらず「色」を追い求めています。たまたま買ったモノクロフィルムに田中長徳氏の「モノクロ写真のススメ」なる冊子が付いていたのですが、そこには

モノクロとカラーを同時に撮ってはいけない

と書かれていました。私、モロに同時に撮っています。自分では撮りわけているつもりなんですが、それもよくないというわけです。確かにモノクロを撮るときは「モノクロの目」が必要になりますが、カラーを撮っていて「この被写体はモノクロの方が表現できるかも」と思ったときにモノクロフィルムを入れたカメラを撮りだします。こういう撮り方はやはりよくないのでしょうか・・・。
この問題はまた改めて考察してゆきたいと思います。
※ISO1600が面白かったので、今日調子に乗って「P3200 TMAX」を買ってしまいました。さすがにピーカンでは使えないでしょうねえ。

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2005/05/01

モノクロ DE Naoshima

すっかりモノクロの撮り方を忘れてしまった私ですが、元来モノクロ写真は好きですのでこっそりコンパクトカメラのGR1vに「fuji Super Presto ISO1600」を詰めて直島にも持って行きました。「fuji Super Presto ISO1600」は夜写真用に入れていたのですが昼でも問題なく使えます。粒子が粗く、コントラストは高めですから豊かな諧調のある艶っぽい写真にはなりませんが、力強く印象的な仕上がりになり気に入っています。なんといっても昼夜兼用というのがいいですね。(ただ、GR1vやLeicaではシャッタースピードが1000までしかありませんからピーカン時にはかなりふっとんでしまいます。)
今回はモノクロで比較的撮りやすい無機的なものですが徐々に情緒的なモノクロ写真も撮れるようになりたいものです。

200505011
RICOH GR1v

200505012
RICOH GR1v

200505013
RICOH GR1v

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