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2005/03/04

待つひと

20050305

私の知り合いにはスナップ写真で絶妙なシャッターチャンスを捉える人がいます。どうしてこの光りが差しているこのタイミングで鳥がここを飛んでいるの?どうしてこのシチュエーションで雰囲気のいいカップルが写っているの?どうして合わせたように同じような自転車が両側から走ってくるの?この人はスナップのモチーフを呼び込むだけでなく、光の調子までベストタイミングで呼び込んでいる作品が多いのです。私は密かに「あの人は悪魔に魂を売っているに違いない」と思っていたのですが、何度か撮影をご一緒させてもらってその謎が解けました。動かないのです。自分がこのロケーションでこんな写真が撮りたいと構想を練ったら、ちょっとやそっとではその場所を動かない・・・。一度時間を計ってみたのですが、街角で同じ場所で30分、平気な顔でタイミングをはかっていました。街中でそうですからネイチャーフォトなど撮っていたら一日中三脚を立てたままかもしれません。
スナップ写真での「決定的な瞬間」って能動的に動いて、積極的に対象を探すイメージがありました。しかしこんな「待つ」という手法もあるんですよね。前者を「狩人タイプ」とすると後者は「釣り人タイプ」でしょうか。私はなるほど・・・と思ってしまいましたが、もしかしたら待ったことがないのは私だけ? (私でも5分くらいは待ったことありますよっ)

今度はがんばって粘ってみようかとも思いましたが、シャッター運のない私が「待つひと」をやったら30分待ってハズす可能性がなんか高そう。歩き回って空振りと待って空振り・・・・・。やっぱ歩くかなぁ。

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コメント

突然どうもです。スナップ検索でやってきました。待てる人はすごい。根性が凄いですね。自分は待てないんです。う~ん

投稿: PUU太郎 | 2005/03/05 20:06

PUU太郎さん、はじめまして
そうなんですよ。私も待てないタイプでして・・・(笑)その分刑事じゃないですがアシでカバーしてゆきたいな、と。
PUU太郎さんのブログのシャッターチャンスのエントリー読ませていただきました。私にも同じような経験があります。写真ってそういった偶然(露出ミスやシャッター速度ミス、予想しなかったフィルムの色再現など)そういったものも楽しいですよね。偶然ばかりではいい写真にはならないし、狙った写真ばかりがいい写真でもない。どんなに上達してもそういった運や偶然とは無縁ではありません。そういったものとうまく付き合っていきたいですよね。
またPUU太郎さんのページにもお邪魔させていただきますね。

投稿: Shig | 2005/03/05 21:24

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