ズミクロン35mm 6枚玉 中間インプレッション
Leica MP + Summicron 35mm f2 (6elements)
ズミクロン35mmで7本くらい撮影をしてみました。まだまだレンズの特性を理解したわけでもありませんし、レンズの味を語るには未熟なのですが、現段階で感じている印象を述べてみたいと思います。
■原色を中心とした色のりが凄い
PLフィルターもかけていないのに絞り加減によって深みのある青がでる。
全体的に濃い表現になって絵でいうと「油絵」的。このあたりは好き嫌い
が出そうですが、私は好み。
■描写が凄い
描写を意識したレンズはキャノンの50mmF1.4くらいでしたが、それを凌
ぐ描写力を感じます。かといってカリカリしすぎない品もあるような・・・
開放辺りでも極端な柔らかさにはならないような感じです。
■コントラスト高め
リバーサルを使っているのでもともとラチチュードは狭いのですが、メリ
ハリがしっかりしていて特に影の表現が極端です。でもこういう特性を意
識して影を捉えてみたくなるレンズです。
ボケ具合に関してはよくわかりません。気持ちよいボケをしているように感じるのですが、雑誌などでは汚いボケとか書かれたり・・・私にとっては今までのレンズにはない個性的なものと感じているのでそのうちそれを活かせる写真を撮ってゆければと思っています。
未使用品だったということで中間世代のレンズをデフォルト状態のコンディションで使用できることは非常に有意義なことだと思っています。2本目としてこのレンズを基準に今後の展開に今からうずうずしています(はまってゆく典型的なパターン。どうしましょう。)
| 固定リンク
コメント
それにしてもすごい被写体と、レンズの表現力。決してカリカリではなく、隅々まで像を結んでます。ライカのレンズは、人によってはくすんだ色だんなて嫌がる人がいますが、テカテカよりは自分は好きです。色のりが良いし。とは言っても、それぞれの好みではあります。
投稿: PUU太郎 | 2005/03/29 15:21
>PUU太郎さん
何度も撮っているはずの京都駅。「こういう表現になるんだ」とあらためて気づかせてくれるレンズです。
今の私はちょっと色に囚われていますが、しばらくこのままでもいいかな・・・という感じです。
投稿: Shig | 2005/03/29 23:34