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2005/02/28

いいものと好きなもの

20050228

自分がいい(またはよかった)と思うものと自分が好きなものは必ずしも一致しません。

涙がでるほど感動した映画はその後ほとんど見ることはありませんが、ブレードランナーは多分100回くらい見ています。

無理して買った高くてかっこいい服よりも、安くて着やすい服の方が出番、多いです。

普段の足には国産小型車がいいのはわかっていますが、いつ止まるかわからないミニに乗っています。

すごく美味しいと思うラーメン屋は他にも沢山あるのだけど、ついついクセのあるラーメン屋に行ってしまうことが多いです。(美味しいかどうか、いまだにわからない)

自分がいいと思っているレンズと好きになるレンズも違うかもしれません。

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2005/02/27

趣味車奇譚 シート編

20050227

うちにはバケットシートを装着した車が2台あります。1台は中古で買った時点でついていたものですが、もう一台のバケットシートは必要に迫られて装着したものです。
<理由その1>
たまにですが私は鈴鹿サーキットの走行会に参加することがあります。一度ノーマルシートで参加した時、コーナーごとに体が大暴れし、それを押さえつけるために膝をコンソール横に押し付けなければならず、30分も走ると膝が内出血する始末でした。普段の街乗りではノーマルシートでも、そこそこサポートされていた気がしていたのですがスポーツ走行となると4点式ベルとはともかくバケットシートの必要性を認識したのです。
<理由その2>
こちらも近所の街乗りでは平気だったのですが、ちょっと遠乗りするとすぐに腰にくるのです。シート素材が革ということもあり滑りやすい事も原因かと思われます。またクラッチも重いので腰で踏ん張る機会も多い事も腰に負担を与えているようです。

いろいろと調べるとバケットシートは決してサーキット用としてだけではなく、街乗りにも適していることが判明してきました。まず腰を全体的にサポートし、ズレを最小限にすることで腰への負担を分散するというものです。また、車の挙動や路面の変化を腰全体で感じることができ、悪路やスリッピーな公道でもいざという時に的確な判断が可能になるのです。うむうむ、これは付けるしかありません。リクライニング式のバケットシートはそれなりに高いのですが、幸いというか私の車は2シーターなのでもともとリクライニングの必要はなく、お値段的にもリーズナブルな「フルバケットシート」(RecaroSP-G)で決定です。
「フルバケットシート」・・男の子ならやはり憧れる響きです。装着したのは真夏日の8月、お店の人の「自分で付けてみる?」という甘い言葉に乗せられて工具を借りて炎天下の中約2時間、後悔しきりの中やっとこ装着できました。おお、何と言うサポート感、何と言う低さ・・・これぞスポーツカー。腰を基点に体と車がシンクロしたこの有機的一体感。喜びいさんで家に帰り同居人に自慢します。

「どう?どう?カッコいいっしょ?」


「え~~。チャイルドシートみたい・・・ぷぷ」

腰が一瞬にして砕けました。私はそのチャイルドシートで6年目に突入しています(涙)

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2005/02/26

スタイルのトレンド

20050226

写真歴は短いですが、ビリヤード歴は長いです。若い頃はハイアマチュアを目指して無理な練習とかもしましたが、トップクラスになるには自分の素質が追いついてゆかないことに気づくとともに、公式戦へのコンスタントな参加が本業とのバランスで継続不可能となり、「楽しむ趣味」と割り切ることになりました。しかしそれからというもの肩の力が抜け、今では最高の趣味としてマイペースで楽しんでいます。
ビリヤードの世界でもトレンドというものがあります。スポーツの世界にありがちなのですが、その時最強のプレイヤーのスタイルがトレンドとなるのです。20年程前日本でビリヤードブームが起きたころはマイクシーゲルやニックバーナーなどの比較的スタンダードなプレイヤーがトーナメントを席巻していてニックバーナーのキュー出しの長さなど、アマチュアプレーヤーのお手本として意識されました。その後ストリックランドの機械のように正確なストローク、アーチャーのような派手なブレイクなど時代はプレイヤーとともに変化してきています。そういったトレンドの中でフィリピン勢のレイズやブスタマンテなど型破りな天才的スタイルがトレンドとなることもありました。ただ、あまりにセオリーから外れるスタイルなため中途半端に真似をして自分のフォームを見失う人まで続出したという副産物つきです。
しかし彼らのフォームやストローク、キュー切れなどは一見セオリーを無視したようなものですが、ビリヤードというゲームに対しては非常にまっとうに取り組んでいることが見て取れます。フォームについては「子供の頃から自然に身についたもの」としか語られず、セオリー以上の玉の動きを作り出すために「必然として」そのような独特なものになってしまったものなのです。

天才型のプレイヤーはそのスタイルが独特であるが故に見た目の真似はすぐできます。しかしながら本質の部分では真似できないだけでなく自分のスタイルを見つけることへの遠回りにもなってしまいます。これって写真の世界でも言えるのではないでしょうか。

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2005/02/25

ベルギー掘り起し

20050225

去年のゴールデンウィークにベルギーに撮影旅行に行ったことは「海外に行きたい」で書きましたが、あれを書いてからベルギーで撮った写真をもう一度見返してみました。
ギャラリーとしてアップしている「Snap-on」はこのベルギー行での写真を身内に見せるために立ち上げたものでギャラリーとして続けるつもりはなく、ある程度見てもらったら閉じる予定でした。(プリントしてアルバムにしようともしましたが、挫折しました)
ところが連絡用に書いておいたメールアドレスに身内以外からも沢山のメールをいただいてしまったのです。(中にはオランダ在住の邦人の方もおられました)
たかが旅行で撮った素人の下手な写真でも知らない人から「よかったですよ」と言ってもらえる・・・。それが写真作品としての評価ではなかったとしても私にとってすごく嬉しいことだったのです。そういった事がきっかけで単なる身内の回覧ページから一応はギャラリーらしい体裁に整え、恥ずかしながら普段撮っている写真掲載することになり、その一環としてこのブログも立ち上げることになったのです。

ベルギーではデジタル、銀塩合わせて1700枚ほど撮影してきました。(デジタル1200枚、銀塩500枚ほど)そのうち100枚ほどをギャラリーに掲載しているのですが、改めて見直してみると「これも悪くないな」というものも出てきました。それらの写真の敗者復活戦としてこちらのブログにも時々掲載してゆきたいと思います。(最近の写真のネタ切れ?・・・ちょっとそうかも・・・。寒いので最近撮影のペースが・・・)

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2005/02/24

そろそろ2つめLEICA MP用レンズ(最終章)

20050224

たかがレンズを買い足すくらいでここまで引っ張ってしまいました。(下書き原稿のまま掲載していれば更に一週間は続いていたような・・・怖い)

自分の勝手な好みで追加エントリーしたのは以下のレンズ
■Noctilux 50mm F1
■Nocton 35mm F1.2
■Distagon T*15 F2.8
3つ目のDistagonは超広角好きから気になってしかたがないということで緊急エントリーです。さて、役者は揃いました。ここから現実レベルでの絞り込みに入りたいと思います。まず仮エントリーした「Summilux 50mm F1.4」は「Noctilux 50mm F1」の登場で残念ながら退場となります。21mm軍団に関してもGR21を検討中ということで2本目としては今回考慮外としたいと思います(ちょっと後ろ髪ひかれますが)。今日初エントリーしたばかりの「Distagon T*15 F2.8」ですが、MPにつけっぱなしの標準レンズとして本当にいいのか?と冷静に考えた時に「典型的な3本目候補」ということになり残念ながら考慮外となりました。したがって2本目候補の対決図式は「超弩級大口径50mm」×「35mm連合軍」ということになりました。
モノクロ中心で撮るなら「Summaron」がお奨めという声をよく聞きますが、カラーで写した「Summaron」の素敵な写真も見たことがありますので一概にモノクロ専用ともいいきれないようです。ただ、味の方向性として「Summaron」と「Summitar」ってちょっとかぶってるかなと感じる部分もあります。(全然違うよといわれてしまいそうですが)
また、伝説の「Summicron 35mm F2」(8枚玉)は非常に興味あるのですが、どう考えても今の私の目でこのレンズのよさを見極める自信がありませんので再チャレンジとさせていただこうと思います(何しろ高い)。明るさに惹かれてエントリーした「Summilux」ですが、「旧世代」と「新世代」では違うレンズのようですね。クセ玉と言われる「旧世代」の特徴が面白味なのか単なる欠点なのかはいろんな記事を読んでもピンときませんでした。2本目としてはちょっとリスキーかもしれません。
「Nocton 35mm F1.2」ですが、さすが国産最新レンズ、隙がなさそうです。私の明るさ好きにもマッチしています。でも皆さんからの熱い35mmライカレンズへの思いを聞いてしまうとちょっと押されてしまいます。

「超弩級大口径50mm Noctilux」ですが、こちらはどのように難しいかが予測がつきますのであえて購入するなら確信犯ということになります。一番の問題は大きさと重さです。気軽に街中スナップをするにはあまりにも大きすぎやしないでしょうか。景色に溶け込むためのレンジファインダーカメラのはずが、ほとんど一眼レフ級になってしまします。最悪なのは重たいのが嫌で出番が少なくなること・・。ただ、夕景、夜景にかけて今まで構えていた撮影スタイルがこの一本によって新しい世界が開けそうな予感はしてきます。昼間はGR1中心で夕方以降はMPというシフトもあるかもしれません。(間違っても35mmをつけたライカM4あたりをもう一台買おうか、とならないように気をつけなければ・・・)

従いまして最終候補としては以下の通りです。
■Summicron 35mm F2 (新世代)
■Summilux 35mm F1.4(新世代)
■Noctilux 50mm F1 (第二世代)

気持ちとしては上から「4対2対4」くらいでしょうか。ここから先は私にもよくわかりません。どれも中古での購入になるでしょうから出物次第ということもあります。それでも迷った時は3本目を意識すると2本目が見えてくるかもしれません。はたして新しいレンズのデビューはいつになりますでしょうか。

※頭の中で思考ループに陥っていた今回のレンズ選びですが、ブログ上で整理することによりかなりすっきりしました。アドバイスいただいた皆様ありがとうございます。2本目に限らず今後の参考にさせていただきます。

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2005/02/23

そろそろ2つめLEICA MP用レンズ(4)

20050223

昨日の続きです。
3)レンズの味
ライカ本には見事に一本一本のレンズの特性と作例が載っています。雑誌でも「レンズ対決」と称して同じ条件で撮ったであろう写真が数枚並んでいることもあります。・・・・すみません。よくわからないんです。並んだ写真をシャッフルして並べ直せといったらできません(ヒロシ?)。ライカの御大がデジカメにライカレンズをつけたパナソニックルミックスの写真を見て「やっぱりライカレンズの味が出てる」って・・・本当ですか?
味とか柔らかさ、豊かさというものは自分で撮ってみて「こう写るのかな」「こうかな」と想像したものと実際の写真を見て初めて実感するものだと思います。多分何百例の作例を見ても目ではなんとなくそう感じても実感として感じません。ですから味に関していえば「このレンズはこんな感じと皆が言っている」というくらいの基準に考えたいですし、強すぎる思い入れはその後の不信感にもつながりかねません。
(ただ、皆さんからいただいたアドバイスの中でのレンズの表現は雑誌記事にはない生々しさ(失礼)があり、感覚的に非常に参考にさせていただいています。)
そういった意味でレンズの味に関しては「そういうものなのか試してやろう」くらいの気持ちで判断したいと思っています。
で、私の好みのレンズの味?こんな味のレンズありませんか?「優等生のふりをしてクセもある」。ああ、欲張りだなあ。

4)価格(予算)
常軌を逸した値段でなければ思い入れに準じて何とかしたいところです。以前はキャノンのLレンズ(実勢10万以下)も買うまでに目茶苦茶悩みましたが、すっかりウイルスに侵された今、程度のよいスーパーアンギュロンを10万台で見つけると思わず「安っ」と思ってしまします(衝動買いはできませんが)。

ここまでが論理的(本当?)に進めてきた選考基準です。これらから絞り込めるのはとりあえず以下のレンズ
<35mmコース>
■ Summicron 35mm F2 (各世代)
■ Summaron 35mm F3.5(各世代)
■ Summilux 35mm F1.4(各世代)
敬遠していた35mmですが、ここのところ俄然興味がわいてきました。
<50mmコース>
■ Summilux 50mm F1.4(各世代)
ぎりぎりのエントリーです。0.6の明るさの差だけではないものがあるかも。でもちょっと優等生すぎ?
<21mmコース>
■ GR LENS 21mm F3.5
■ Biogon T*21 F2.8
多分GRは探してもなかなか見つからないでしょう。Biogonは未発売ですが50cmまで寄れるところに惹かれます。しかしもしGR21(コンパクトカメラ)が出回ったら買ってしまいそうなのでモロかぶりになってしまいます。

どこが絞りこまれているのやら・・・。それにしても正統派レンズ揃いですよね。

ここまでは

で、最後の要素
5)本人の勝手な好み
ここまで絞り込んだことをご破算にしてしまいそうなこの「勝手な好み」(魔法でいうとパルプンテみたいなもんですね)。初心者にありがちな我がまま目白押しです。
○ 大艦巨砲主義ならぬ大口径礼賛主義
○ 真夏の虫のように明るいレンズ嗜好
○ 超あまのじゃく(人の持っていないレンズが欲しい)
○ 超難しいレンズにチャレンジして自爆する自分を見てみたい自己破壊願望

ここまで書いたらもうお分かりですよね。そうあのレンズもエントリーです。(つづく)

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2005/02/22

そろそろ2つめLEICA MP用レンズ(3)

20050222

なかなかレンズの話に入らない中、コメントやメール、お邪魔しているブログ内ですでに具体的なアドバイスをいただきつつあります。(さすがに皆様実体験に基づくアドバイスでするどい予想をされ、うかうかしていると丸裸という状態です。)
本来この三回目も「なぜMPになったか」という本題から少し脱線気味の内容の予定でしたが、ここはシンプルにレンズの話に集中すべくMP本体の話はいずれ別エントリーでさせていただくことにし、本筋に強引に戻そうと思います。

レンズを選ぶ基準(とりあえず2本目として)
1)撮影スタイル
2)画角の組み合わせ
3)レンズの味
4)価格(予算)
5)本人の勝手な好み

以上の5つの視点から考察、整理してみたいと思います。

1)撮影スタイル
場所とかにもよりますが、そのほとんどが街中うろうろしながらのスナップ写真になります。以前は一眼レフでズーム、もしくはレンズ交換しながら撮っていましたが、ごつい一眼での撮影は景色から浮くこともあり主役はライカ1台とGR1v×2台というパターンが最近ではほとんどです。ライカのレンズを撮影中に交換するイメージはあまりありません。(皆さんはどうなんでしょう)新レンズを持ち歩くとしたら以下の組み合わせ
■GR1v 28mm カラーリバーサル
■GR1v 28mm モノクロネガ
■ライカMP ○○mm (カラーリバーサルorモノクロネガ)

2)画角の組み合わせ
画角で一番好きなのは28mmです。本来ならすんなり決まるのですが、なにせメインカメラのGR1が28mm。モロかぶりです。28mmフェチの私はいずれライカでもこの画角のレンズを考えるでしょうが、2本目としては保留としたいところです。
また、広角好きということでもありますので今回は75mm、90mm、135mmも2本目としては除外したいと思っています。(90mmをメインでお使いの方のお話もいただき、興味はあるのですが・・・)
したがって画角という点だけでざくっと絞り込むと21mm、35mm、50mmといたって常識的な画角に落ち着きます。35mmは現時点では個人的に使いにくい画角として捉えていますが、これを期にチャレンジするのもよいかなとも思っています。50mmは現在ほぼエントリー外なのですが、よほどそそられるレンズがあれば28mm+50mmという使い慣れた組み合わせを継承するのもギリギリあるかもという状態でしょうか。

本来用意していた原稿をパスしたため、本日はここまでで力尽きました。3)以降は具体的なレンズ名を挙げながら話を進めてゆきたいと思います。

※アドバイスいただいた方、どうもありがとうございます。おかげでますます迷ってしまいました(笑)ひとの散財は蜜の味と申します。どっぷりとはまるアドバイスを今後ともよろしくお願いいたします。

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2005/02/21

そろそろ2つめLEICA MP用レンズ(2)

20050221

時系列的には逆になりますが、今後のレンズの展開を考える上で、ライカを初めて購入するにあたり何故「LEICA MP」+「Summitar 50mm f2.0 1955年製」という組み合わせになったかということも少し整理してみたいと思います。
思い起こせば、全く写真に興味のなかった私が同居人の甘い言葉に誘われてこの道に足を踏み入れてより約1年半。はじめは何をどう撮っていいやらわからなかった中でやれ望遠だ、やれマクロだと思いつくまま機材を買いあさり、やっとたどり着いたのが「街中スナップ」。そしてその撮影スタイルに一番マッチしていたのがRICOH GR1v。ここでやめておけば平和な写真日々が続いていたのでしょうが、写真をやっていて「スナップ」「コンパクト」とくれば「ライカ」を意識しないわけにはいきませんでした。
ライカウィルスという言葉は言い尽くされていますが、ライカを意識してからは関係本を買いまくる自分がそこにいました。ライカ本には「ライカ至上主義者」「ライカ原理主義者」のあまりに視野の狭いライカ観も多く記述されており、少し鼻白む事もしばしばあったのですが、その一方ライカで撮影された素晴らしい写真にも出会い、気持ちは揺らぐばかりでした。
最終的には「使ってみなければ何もわからない」「使わないで批判はできない」「ああ、なんだかんだいってもライカ使いたい」と買ってしまうしかない状態にまでウィルスは蔓延してしまったのです。しかしながら、「余計な入れ知恵」をする重病人が周りにいなかったため免疫性のないライカ初心者である私は独学で機種の絞込みというスパイラルに突入することになります。(つづく)
※いつになったらレンズの話に?

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2005/02/20

そろそろ2つめLEICA MP用レンズ(1)

20050220

ここに書いてしまうと引っ込みがつかなくなるかもしれませんが、最近頭の中はこの問題でいっぱい状態ですので書いてしまいます。(一回でのエントリーですみそうにもありません)日々あれやこれやの思考ループにはまっている感もありますのでここに書くことで思考を整理しつつ冷静な判断をしてゆければと思っています。
問題というのはずばり「LEICA MPで使用する2本目のレンズを何にするか」ということです。この2本目というのが実に難しいのです。ここでミスをしてしまうとえらいことになるのではないかという予感がびんびんするのです。

 ■LEICAで使用するレンズが2本で終わるわけはない
 ■この2本目がゆくゆく3本目、4本目の方向性を決めてしまうのではないか
 ■2本目で失敗してしまうとLEICAに対してトラウマができてしまうのではないか

というような小心者ゆえの精神的前提がありますので気軽に「これがよさそうだからこれにしようか」と購入できないでいるのです(経済的なハードルも勿論ありますが)
LEICAに何を求めてどういうものを撮りたいのか・・・。当然のことながら次のステップではこのあたりを整理してゆく必要がありそうです。(つづく)

<現在所有しているレンズ>
 ○Summitar 50mm f2.0 1955年製・・・・・・ONLY!(開き直り)

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2005/02/19

LOMOにおけるトンネル効果

20050219

LOMO(私のはLC-A)の大きな特徴として極端な周辺光量落ち、いわゆるトンネル効果があります。普通に撮ってしまうといくらLOMOのレンズとはいえさほど極端に落ちたりはしません。掲示板などでは「それらしい写真はすべてデジタル加工している。騙されているんだ」的な書き込みも見かけますが、撮り方さえ工夫すれば後処理しなくてもトンネル効果を活かした写真は十分撮れます。私がここやギャラリーに掲載している写真もポジからそのままスキャンし何の加工もしていません(ただ、中にはお遊びで自作のフィルターをカメラに装着し撮影したものはあるんですけどね)。
いつもうまくいくとは限りませんが、光の調子を読んで絞りを調節すれば本来のレンズの特性(真面目に捉えるとレンズの欠点)が十分出るはずです。
トンネル効果の写真は何故か写真を柔らかくします。そして本来不自然なはずのその効果も人は違和感なく受け入れてしまいます。それは普段私たちが眼球を通して景色を見ている場合も視界は広くても実際は視点の中心部分のみ見ていて周辺部分になればなるほど視覚の意識は薄くなるのです。LOMOの写真のように暗くはなりませんが、意外に人間の意識する視野は狭く、写真においても中心部分のみ明るいという画像自体自然と受け入れてしまうということなのです。人間の視野感覚に近い表現で何をどう撮るか・・・。これがLOMOの楽しみのひとつではないでしょうか。

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2005/02/18

「はじめての撮影」原体験バージョン

20050218

Omoteさんのフォトブログ「ほっつきながら」~はじめての撮影~からのトラックバックです。トラックバックでエントリーするのは初めてなのでちょっと緊張します・・・。
私は「はじめての撮影」という題を見て、瞬間的に脳裏をよぎったのはもっと原体験での「はじめての撮影」でした。現在写真を趣味としていない人でも一度も写真を撮ったことがない人っていないのではないかと思います。そして誰しもが「はじめての撮影」を経験し(多分子供の頃)そのイメージは思い出として残っているのではないでしょうか。
私は小学校3年の頃、小さなトイカメラを親にねだって買ってもらったのが自分の意思での初体験です。恥ずかしいので公開はしませんが、恐ろしい事に当時の写真は結構残っていたりします。それを見返してみて思うことは、技術的なところは論外として子供心に「カメラで写真を撮りたい」という欲望は純粋かつアグレッシブだったような気がします。子供の頃はその後、興味はサッカーや仮面ライダーに移行してしまいましたが、時を超えて数十年後、今の私にその時の気持ちが継続されたと思っています。大人はつい技術論に走ったり、つい格好をつけた写真になりがちですが、アマチュアとして趣味で写真をするなら手練手管に走らない当時の子供心のままでよいのではないでしょうか。そういった意味で目茶苦茶初心に戻ろうと思った「はじめての撮影」というお題でした。

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2005/02/17

撮影NG

20050217

だんだん帰宅が遅くなってきました。連続更新の危機が迫っています。帰りが遅くなりそうな時は昼休みとかに記事を書きたいのですが、その昼休みまで仕事が侵食してきています。何とかしなければ・・・・。
さて今日の写真は大阪のとある商業施設の中なのですが、最近オープンしたためか非常にお洒落な内装で撮影心を動かされてしまいます。そんなに露骨に撮影をしていたわけではないのですが、数枚撮った時点で警備員が飛んできて「撮影は禁止です」と非常にきつい口調で注意を受けてしまいました。いろんな目的で撮影する人がいますので禁止であることも理解できるのですが、誤解を招かないように写していてもやはりNGなのでしょうか。かの伊兵衛氏はスナップシューターのことを「巾着きり」と表現しましたが、そういった要素を持ちながらもスタンス的には気配りをしながらの撮影にしたいものです。

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2005/02/16

LOMOはLOMO

20050216

私がLOMOと出会ったのはすでにLOMOブームなるものが過ぎ去った後だったようです。面白い写真が撮れるカメラを持っているよと周りに自慢すると「何をいまさら」「また、ミーハーなカメラを」「ブームは終わったのに」とか散々でした。世の中で流行っていたことは全くしらず、面白そうなトイカメラというだけで購入してしまったLOMO・・・君はそんなに有名人だったのね。まあ、そんな周りの雑音は気にせず、気が向いたら今でも持ち出していますが、一度に沢山撮ることは少なく、一本のフィルムが結構長持ちしてしまいます。私はLOMOにダイナハイカラーを入れています。えっリバーサルを?と思われるかも知れませんが、LOMOの独特な発色特性に一番相性がいいような気がしています。また、LOMOに入れた時には「このフィルムはもう捨てたもの」と認識して後はLOMOさん任せです。もう好きに表現してください状態ですね。ですからあまり自分の作品という気はしていなくて、LOMOに面白い写真を見せてもらっているといった感じでしょうか。ですからLOMOは私の中ではカメラではなくLOMOという存在なのです。
※この写真はその中でも気に入っている写真です(またギャラリーから拝借)

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2005/02/15

composition

20050215

構図を無視して撮る場合があります。「ノーファインダー」でスナップする時・・・これでは構図は取れませんね。「決定的瞬間」に出くわした時・・・よほど待ち構えていない限り急に出くわすと構図は取れません。場合によってはピントや露出も間に合いません。ライカを持ち歩く時は絞りを絞った状態で露出を合わせて、ピントは数メートル先に合わせておきます。つまり被写界深度を深めにとって、スナップモードにしておくのです。
さて、落ち着いて撮るときはどうでしょうか。一眼レフで撮るときは結構あれこれ構図を考えます。レンジファインダーの時は少しルーズになります。コンパクトカメラの時はかなりルーズになります。
ただ、構図に関していうと「まっすぐ撮るか」「傾けるか」だけはしっかり意識します。傾けるということはある意味写真にとってイレギュラーなことであり、意識してやるべきことを後付けで調整することはしていません。露出のミスが思わぬ傑作を生んだり、ピンボケがいい味を出したりのラッキーは受け入れるんですけどね(笑)。
ノーファインダーの大家、森山大道氏は「構図なんざ、後からトリミングすればいい」とおっしゃっています。それはそれでアリだと思います。氏はそうは言っても撮る時点できちんと作品をイメージされているでしょうから・・・。
※今日はお題に合せてギャラリーから写真を拝借してきました。

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2005/02/14

視点の違い

20050214

以前、外国の人と街を回る機会がありました。作品を撮るほどは写真へのこだわりはなかったみたいですが、一般的な観光スポット以外にもいろいろとシャッターを切っていました。どんな被写体に惹かれるのか見ていたのですが、 日本を見慣れた日本人と違ってとんでもないものに興味を持つんですよね。床屋さんのくるくる 回るサインとか天丼屋さんの写真付きのメニューとかパチンコ屋さんとか学生服とか・・・。 たしかブレッソンの写真にも学生服ってありましたよね。
多分私たちが海外に行って「フォトジェニックなもので一杯!」となる同じ感覚が外国の人でも 日本で感じているようです。そういった視点で歩きなれた街も見てみるとまた新しい発見があるのかもしれません。以前写真研究会なる場で「あたかも外国の人がとった神社の写真」という評価を された神社の写真があったのですが、「そういった表現ってあるかも」と妙に感心したものです。
先入観を捨て去ってモノや景色を見直す・・・煮詰まった時は外国の人の視点になりきるっていうのもありかもしれません。

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2005/02/13

海外に行きたい

20050213

昨日に引き続きIXYで撮影した写真です。撮影から帰ってパソコンにデーターを移したのですが、ディレクトリーが2つになっていました。ん?故障?と思ったのですが、よくよく設定を見たら去年ベルギーに旅行に行ったときの現地時間に合わせたままでした。(去年5月依頼まともに使っていませんでした・・・)
去年のベルギー行は基本的に「撮影」と「美術館巡り」をベースにスケジュールを立てました。9日間もあのあたりに行くならオランダも回るのが一般的なのですが、そうすると移動が多くなり、ひと所に1日~2日とあわただしい観光になってしまいます。写真を撮るならできるだけ落ち着いて撮らないとはじめて訪れた場所はつい興奮してしまって単なる絵葉書的な観光写真になってしまいがちです。ですから2~3日同じ街に留まっていろんな見方で撮影したかったのです。いい作品になったかは別にして正解だったと思っています。
設定をそのままにしたIXYを見て、またあのような撮影三昧の旅行に無性に行きたくなってしまいました。なかなかまとまったお休みも取れませんから次の機会はいつになることやら・・・。次は北欧(デンマークあたり)に行きたいなあ。

※ベルギーでの写真は本宅ギャラリー「Snap on」に掲載しています。

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2005/02/12

猫って極端

20050212

予告通り「只の猫写真」です。食わず嫌いでIXY君を敬遠せずに「今日の一枚をアップするぞ」とIXY持って街中に出かけてきました。京都の鴨川沿いの小さな公園で、運のよいことに猫が数匹たむろしていました。脅かさないようにそっと近づいたのですが、案の定あっという間に逃げられてしまいました。この写真は柵のこちら側から撮ったので猫たちはそれを知って悠然としているのです。「あ~あ、やっぱりこれ以上近づいての撮影はできないのかぁ」と諦めかけていたら、しばらくして別の白黒ぶちの猫がこちらに近づいてきたのです。「これならアップで撮れる」と興奮していたら、その猫はなんと私の膝の上にひょいとかけ登り丸くなって目を細めてゴロゴロいい始めるではありませんか。猫好きの私はそれはそれで凄く嬉しいのですが、「と、と、撮れない」。今日はデジカメでしたので手を伸ばしてノーファインダーで撮ったりしましたが、ピンボケだったり空しか写っていなかったりで写真になりません。結局撮影は諦めて寒い公園でしばらくその猫を膝に抱いて撫でていました。ろくに近づけないで逃げられると思ったら妙になつかれたりと、猫って本当に気まぐれな奴です。(と、いうわけで内容はともかく今日の一枚でした)

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2005/02/11

一期一会

20050211

今年はバーゲンシーズンに体調を壊し、ほとんどセールでのショッピングをしていません。毎年この時期にはスーツを買っていたのですが、今年は見送りということになりそうです。
ただ、スーツに関してはデザイン的にも気に入っており、私のなで肩にしっくりくる「バーバリーブラックレーベル」が贔屓なのですが、強気なバーバリーはバーゲンにかかりません。安く買えないのはお財布的には痛いのですが、セール時にあるかどうかなど気にせずにいいものがあった時に買えるという利点もあります。
ところがセールが存在しないと、ちょっと躊躇するとなくなってしまうんですよね。今度でもいいか…と先送りしたものに限って次には売り切れとかよくありました。被写体もそうです。通勤途中にすごく面白いゴミ箱があっていつか撮ろうと思っていたのですが、つい撮りそびれているうちになくなってしまっていたことがあります。ごみ箱がなくなるなんて・・・。モノも被写体も一期一会、チャンスのある時にゲットしましょう。(でも余計なものを撮ったり、買ったりしそうだなあ)

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2005/02/10

盗られたミニバッヂ

20050210

愛車ミニ(91年式キャブクーパー)のボンネットバッヂとリアバッヂが盗まれてしまいました。私のミニはMarkⅡ仕様にしていますのでバッヂも「モーリスクーパー」のものに付け替えていました。ミニっていろんな名前で聞いたことありませんか?「ミニクーパー」「オースチンクーパー」「ローバーミニ」等々。ミニの長い歴史の中でいろんなブランド名が存在するのです。(何も見ずに系統立てて説明しろと言われたらできません…)その中でバッヂは「モーリスクーパー」のものを選んだのですが、それが盗まれてしまったのです。バッヂそのものはそんなに高いものでもレアなものでもなかったのですが、何故盗まれたのかがよくわからないのです。この時代にこんな車に乗っている人は「酔狂な人」でしょうし、走っているミニを見ると同じ趣味人として親近感がありました。ミニに乗っている人がすべて善人であるとは思っていません。ただ、ミニ乗りが人のミニに手をつけるとは未だに想像がつかないのです。ですから今回のことは腹が立つというよりとにかく悲しいのです。ミニが好きでもないのに小金欲しさにオークションに出すためについ出来心で盗った・・・せめてそうであってくれたならまだ救いがあるのですが。(オークションに出してもたいしたことないよ>盗った人)

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2005/02/09

RICOH デジタル版GR1に望むもの

20050209

さらに昨日の続きです。では28mm焦点のデジカメはどうでしょう。CCDの関係でしょうか 実はそんなに沢山の機種が出ているわけではありません。コンパクト系の中では RICOHのCaplioシリーズがGRに近い外観イメージで発売されています。グリップ形状もgoodです。 すわ購入かと思ったのですが、昨年RICOHから「デジタル版GR1」が開発中との 発表があり、「今欲しい」と「かぶると無駄」のジレンマ状態です。
「GR1のデジタル版」発表後、巷のGRファンからは様々な声が聞こえてきています。当然期待も 高いわけなのですが、いちファンとして勝手な希望を書かせてもらいます。基本的にはGR1で 評価された「強み」を妥協せずに開発して欲しいと思っています。

■28mm広角レンズ
 単焦点でお願いします。ズームを搭載して明るさを落としたり、
重くなったり、厚くなったりさせない でください。あくま
 でGR1のデジタルバージョンでお願いします。
■GRレンズ+専用画像エンジン
 レンズに重きをおかれた銀塩とは違いデジタルカメラはその
 フィルムに当たる部分もカメラの性能に依存します。したが
 ってcanonのデジックのような画像エンジンによって画質ア
 ップと個性を出してください。
■手動設定の継承
 フラッシュ禁止設定や絞り設定など画面ではなく手動のスイ
 ッチで設定できるようにしてください。 デジタルだからと
 いって画面設定が便利なわけではありません。
■背面液晶画面の廃止
 これは賛否両論かと思いますが私の意見です。背面の液晶は
 いりません。どうしても欲しい人は別体でつなぐオプション
 を発売すればよいと思います。その分電池の持ちもよいでし
 ょうし、軽量化になります。
■精度の高い光学ファインダー搭載
 先ほどの背面液晶廃止とセットになりますが、デジタルカメ
 ラでありながら基本はファインダーで撮影が基本、もともと
 ノーファインダー撮影も多いカメラですからファインダーの
 みでOK。
■高い起動性とシャッタータイムラグの短縮
 デジタルの弱みである決定的瞬間への対応の遅さをできるだ
 け払拭してください。
■高級感のあるマグネシウムボディーと究極のグリップ
 GRシリーズで酷評された質感のなさ(私は十分ですが)とい
 う評価を覆す機会です。

以上の要件がすべて揃うなら定価13万円(実勢価格9万円)でもすぐに購入いたします。しかしながら商業ベースのメーカーがわがままなユーザーの全ての意見を聞けないこともよくわかっています。ただ、名機といわれるカメラが出にくいデジタルカメラ業界、他に迎合した商品を出すのではなくこれぞGRというものを出して欲しいのです。
お願いしますね、RICOHさん。

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2005/02/08

IXYを持ち歩かない理由

20050208

昨日の続きです。デジタルコンパクトでも街角スナップを撮りたいと書いたのですが、実はIXYデジタル持ってます。では何故使わないのか…。

理由その1)35mmが使いにくい

これはちょっとわがままなところです。基本的には広角が好きなのでどうしても28mmは欲しいところです。50mmは広角的にも、望遠的にも使える焦点距離と言われていますが、私はライカで使用している50mmはどちらかといえば望遠を意識しています。どうしても35mmは使い方がどうもしっくりこないのです。

理由その2)重い

買ってから気がつきました。「コンパクトデジカメとしてはごっつ重い」。コンパクトカメラとしてどうしてもGR1と比べてしまいます。

理由その3)持ちにくい

実はこれが最大の理由です。私はカメラを基本的に片手で持ちます(片手撮影もしくは左手は添えるだけ)。一眼レフはすべてハンドストラップでがっちり固めます。キャプテンスーパーマーケット(by「死霊のはらわた」)のチェーンソーのごとくです(わかりにくかったでしょうか)コンパクトカメラを選ぶ時TC-1でもなくT3でもなくGR1を選んだのもグリップのよさというものがあります。
じゃあLOMOは? LOMOはLOMOですから…。ライカは?ライカはグリップで持つものではなく「つまむ」ものだと思っていますから。IXYは片手で持つには非常に安定が悪いのです。形もそうですが、すべる・・・。カメラの性能としてはトップクラスだと思います。写りもいいです。でも身勝手なこんな理由で持ち歩いていないのです。ごめんねIXY。(つづく)

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2005/02/07

久々のCanon 10D出動

20050207

昨日、久々にデジタルカメラで撮影にでかけました。Canon 10Dはなんと鈴鹿でF1を見に行って以来のお声がかりです。えっと充電器はと…あら…ない。バッテリーパックもあると思ったところにありません。別に邪険にしていたわけで はないのですが、拗ねられてしまったのですね(幸いTVラックの下から両方出てきましたが)。
私はメインでは銀塩カメラを使用していますが「銀塩原理主義者」ではないのでデジタルもケースバイケースで使います。主な使用シチュエーションとしては
 ■モータースポーツ、動く動物など、被写体が高速移動する場合
 ■夕景から夜景にかけてISO設定を変更することが有利な場合
 ■海外旅行時、失敗したくない場合の押さえ
 ■35mm換算1.6倍を利用しての望遠撮影が有利な場合
以上のケースではデジタル一眼である10D出動です。しかしながらご想像通りこのような条件はあまりありません。メインの撮影は街角スナップですからどうしても出動機会が減ってしまうのも仕方ないのです。街角でよく見かけるコンパクトデジカメではありますが、私はデジタル一眼ほどデジタルである優位性を感じていませんのでどうしてもGR1vやLOMO-LCAを持ち歩くことになります。
しかしここに来て若干情勢が変わってきました。このブログです。別にスキャナーでデジタル変換することが面倒だからというだけではありません。銀塩だとどうしても撮影からアップまでのタイムラグが生じるのです。他の皆さんがブログでやっているような「今日撮ったこんな場面」みたいな記事がちょっとだけ書いてみたくなったのです。

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2005/02/06

RICOH GR1v二丁拳銃

20050206

GoodsEssayの「博士の異常な愛情」でも書いていますが、手持ちのカメラの中でも稼働率が一番高く、今の自分の撮影スタイルに一番マッチしているのがRICOH GR1vです。もはやサブカメラではなく私にとってはメインカメラと言っていいでしょう。幸い生産中止になって品不足になる前にブラックとシルバーの2台を購入、わけ隔てなく使い分けています。一般的にはブラックの方が人気が高く、たまにネット上で逆輸入品がアップしてもブラックからなくなっているようです。私はシルバーモデルもマグネシウムの質感がより強調されている感じがして気に入っているのですけどね。「シルバーはちょっと」と敬遠されている貴方、GRにカメラとして魅力を感じているのなら自信を持ってお薦めします。
近所を散歩するときはブラックにカラーリバーサルを、シルバーにTri-Xをセットしてジャンパーの両ポケットに、さもガンマンがホルスターに拳銃を差し込むように入れて出かけます。しかし残念なことに両手同時の撮影できませんから、ガンマン気分は持ち歩いている時だけ。撮影はいたって普通なんですけどね。

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2005/02/05

ニュートラルな感性

20050205

Webをうろついていて(最近はネットサーフィンという表現は聞きませんが)何気なく立ち寄った日記サイトですごく感じのいい文章を書かれているサイトがありましたので「お気に入り」に入れています。品のいい表現とスパイスの効いた文章。日記という体裁を取りながら独自の視点をエッセイ風に打ち出している。プライベートもぎりぎりの線で抑制しているのではっきりとはわからないまでも「コピーライターをやっている女性」であろうと思っていました。かれこれ1年、時々チェックしていたのですがこの間衝撃的な表現に出くわしました
「~やっぱり親からすると息子なんですね」
息子?あなたは男性だったのですか?日記形式というエッセイでありながら今まで直接的な表現が見事なまでになかったため勝手に「この物の見方は女性であろう」と勘違いしていたのです。当然この方は今回の表現にあるように意図的に自分の性を隠そうとはしていません。意図がなかったにも関わらず私は勝手に女性だと思って1年も読んできたのです。
過去の記事も遡って読んでみましたが見事なまでに「性」を感じさせる表現がありません。究極にニュートラル(中性的)なのです。男性であったと知って読むと男性の文章にも思えてきます。私の洞察力のなさにもほとほと呆れましたが、このようなニュートラルな文章を書かれる方の感性・・・・羨ましい限りです。

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2005/02/04

エスプレッソに砂糖は邪道か

20050204

私はコーヒーが大好きで一日で数杯は飲むのですが、基本的に砂糖は入れません。実は大学時代までは砂糖もミルクも入れていたのですが、当時はお金がなく、仕方なく苦いのを我慢して飲んでいるうちにブラック党になってしまったのです。こんな貧乏ったらしいブラック党は稀だとは思いますが、おかげでコーヒー本来の香りやコクを楽しめることができて結果オーライと言ったところでしょうか。で、例外なくエスプレッソも好んでブラックで飲んでいるのですが、いつも行くお店のマスターが「エスプレッソはたっぷり砂糖を入れて飲むのが流儀だよ」と言うので一度砂糖を入れて飲んだ事があるのです。深みのあるエスプレッソに甘い香り・・・・ブラックに慣れた私にはちょっと辛かったです。ラテ系のマイルドなコーヒーだと少し甘みがあってもいいのですが、エスプレッソはちょっと・・・。コーヒー好きの間では砂糖を入れるのは邪道みたいな感覚もありますが、エスプレッソは逆でブラックが邪道のようです。最終的には好みと言ってしまうならば、本格焙煎コーヒーに砂糖を入れている人をブラック派も邪道と呼んでは失礼ですよね。つまり嗜好品に対して一方的に邪道と言ってしまうこと自体不毛なのかもしれません。

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2005/02/03

猫好きの犬写真

20050203

もともと私は犬自体への思い入れがないので写真もおのずと「犬の可愛らしさ」を撮ろうという視点はまったくありません。たまたま犬を撮る機会があってもまともに写っているものはほとんどなく「ブレ」「ボケ」「切り」ばかりです。とはいえモチーフとしては愛情まではないにしても親しみを感じながらの撮ることは多いのですけどね。逆に対象が好きな猫になるとまったく変わってしまいます。撮ることより猫好きの思い入れが前面に出てしまい写真としてみると「只の猫写真」になってしまいます(親バカのお父さんによる「只の子供写真」の猫版。とほほ。)いずれ開き直った猫バカの写真もお見せしましょう。(えっ、見たくない?)

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2005/02/02

琵琶湖わんわん王国

20050202

琵琶湖わんわん王国でのドッグレースの一枚。昨年初めて訪れたのですがその直後に閉園を発表、つい先日の1月末に終幕となってしまいました。猫派の私でも結構楽しむことができたのは「犬」というキャラクターに頼りきらず、従業員の人が大好きな犬達と一緒にお客を楽しませようとしていたからだと思います。あの人達もずっと一緒にいた犬達と閉園といった別れ方は辛かっただろうな。聞き慣れてしまった「倒産」「閉鎖」とはまた違ったものを感じる「閉園」でした。

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2005/02/01

ブログ立ち上げの理由は?

20050201銀塩でのフィルムはもっぱらカラーリバーサルを使用しています。時には一本まるごとひどい出来のこともありますが、現像から上がってきたポジをルーペで覗くドキドキ感はデジタル撮影での液晶モニター確認では得られない格別なものがあります。知人曰くこの感動は大判になるとさらに増大するらしく盛んに誘われますが・・・・・その楽しみはもう少し先にとっておきます。(多分いずれ行ってしまうでしょう)。で、ポジをホームページにアップするにはフィルムスキャンでデジタル化ということになるのですが、実はこの作業が私は苦手なのです。中途半端に間のあくこの作業。さらにデジタル化時点でポジとニアな発色にするには若干の手直しも必要になってしまいます。ついついルーペで覗いて気に入った写真を見つけては「うむうむ」と自己完結し、どんどんファイルに入れてゆく・・・。これってちょっとねえ・・・・・。折角ギャラリーページもあげてるのにさ。と、いうことで実はこのブログにはフィルムスキャンの促進対策の側面もあるようです。

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